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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.693     2017/10/28  発行部数 1074
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。台風は大丈夫でしたか。
   
    修学旅行の準備が進んでいます。
   
    今年の修学旅行のテーマは、仕事をしている人を見る、です。
   
    くわしくは、修学旅行が終わってから、お知らせします。
   
        (^o^) 統合する力
   
    6年生の算数「速さ」の勉強が終わりました。
   
    「速さ」の勉強がよくわからない、という声を聞くことがありま
   す。
   
    公式を覚えられない、とか、「み、は、じ」で覚えれば大丈夫、
   だとか、変な苦労をする子も少なくありません。
   
    でも、「速さ」は、とても簡単な勉強です。
   
   1 「速さ」を比べるには、道のりを同じにして時間を比べる方法
   (100m競争…)と、時間を同じにして進む距離を比べる方法(時速
   …)との2つの方法があり、6年生の算数では、後者を主に使う。
   
   2 時間を決めて道のりを比べる方法は、パンを人に分けるのと同
   じ。
   
    この2つがわかれば、教科書レベルの問題は簡単に解けます。(計
   算の練習をしていない子は、時間がかかりますが(^o^))
   
    「6kmを3時間で進む速さは時速2km」は、「6このパンを3人
   で分けると一人分は2こ」と同じです。
   
    パンの分け方は、2年生か3年生で勉強しています。
   
    「速さ」がなかなか理解できない子は、時速2kmと、一人分のパ
   ンが2ことが、結びつかないのです。
   
    勉強のポイントの一つが、ここにあります。
   
    一見、ばらばらに勉強しているように思えることでも、よく考え
   ると、シンプルな一つの事に統合されていく。
   
    この感覚がつかめれば、理解は、どんどん進んで行きます。
   
    算数では6年間で多くのことを学び、覚えなければならないこと
   が沢山ある…一見、こんなふうに思えますが、実は、ほとんどのこ
   とが同じ理論に統合されます。
   
    たとえば、4年生で学習する分数は、3年生のわり算と同じ理論
   の学習です。
   
    また、これは、5年生の単位量当たりの大きさにつながり、さら
   に、6年生の速さや比、比例も「同じ話」だとわかります。
   
    これらがすべて同じ理論の話であると、頭の中で統合されれば、
   算数の学習はすっきりと頭に入り、突然、算数が楽になります。
   
    ところが、それができずに、それぞれが違うものだと感じたまま
   で学習が進むと、「算数って、なんて沢山のことをしなければいけ
   ないのだ」と感じて、「大変な教科」になってしまうのです。
   
    図形の面積・体積も、多くの公式が出てきますが、元の理論は一
   つ「単位量にあたる正方形や立方体が、その図形の中にいくつ含ま
   れるか」です。
   
    そういう見方ができれば、どの問題もすっきりと解けてしまいま
   す。
   
    10歳までは、なかなか難しいことですが、11歳を越えたら、
   このことを意識させることで、勉強は、ますます楽しくなって、力
   もどんどん伸びていくはずです。
   
    出された課題、宿題を機械的に解いていては、こんなふうに頭の
   中は整理されません。
   
    宿題のドリルを、どうすれば「速く、楽に、正確に」解けるのか
   を工夫しながらやる子は、早く理論が統合されます。

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