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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.702 2017/12/30 発行部数 1072
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ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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こんにちは。
毎週、励ましのコメント、ありがとうございます。
今年も、あと2日。
2017年は、素敵なことが沢山あった1年でしたか。
(^o^) 6年生は年寄り
6年生は、12歳、伸び盛りの子ども。
本人達を含めて、誰もが、そう思っているでしょう。
特に努力しなくても、50m走で1年生に負ける6年生はいない
のですから、まだまだ自分は努力しなくてもどんどん伸びる、とか、
「やればできる」などと考えていると思います。
しかし、12歳の子どもは、6歳の子どもと比べたら明らかに年
をとっているのです。
一輪車に乗れない6年生の自分と、6歳の時の自分、どちらの方
が早く一輪車をマスターするか、と質問をすると、「きっと6歳の
自分」と答えるのですが、この例を挙げて、「6年生は、年寄りな
んだから、今までのように、食べて寝るだけでは進歩しない、努力
しなさい」と子どもたちに言っても、なかなか通じません。
ところが、先日、彼ら6年生が納得せざるを得ない出来事が起き
ました。
毎年12月に行われる校内持久走記録会。
4年生以上は、5分間で走れる距離を測ります。
学級によっては、マラソンカードなどを作り、休み時間に自主的
に楽しく走れるように工夫してくれる先生もいますが、私のクラス
では、そんなことはしません(^o^)。
安全のために、1か月ほど前から、体育の時間に練習をしますが、
それだけです。
今年の記録会当日は、奇跡のように無風で、寒くもなく暑くもな
く、この日にベスト記録を出さなくて、いつ出すの、と思える日で
した。
走る前には、「幸運というのは、こんなふうに突然目の前にやっ
てくる。ここで成功できるように準備を怠らないようにしておくこ
とが大事だ」などと子どもたちに話をするくらい、絶好の持久走日
和(^o^)です。
しかし、結果は、クラスの半分の子が、5年生の時の記録を下回
りました。
5年生の昨年までは、前年の記録を下回る子はいませんでした。
1年下の子(自分)に負けるなんて有り得ない。誰もが、そう思っ
ていたでしょう。
しかし、よく思い出すと、5年生の時の担任の先生は、全員が進
んで練習するように上手にクラスの雰囲気を作ってくれていて、子
どもたちは自分で気づかぬうちに、記録会までに沢山の練習を休み
時間にしていたのです。
食べて寝ているだけでは、もう自然に力が伸びる年齢ではない。
今回は、実感してくれたと思います。
クラスの中には、この持久走記録会を目指して、家に帰ってから
自主的に練習してきた子もいます。
もちろん、その子たちは、奇跡のような1日に記録会が行われた
幸運を、たっぷりと享受し、6年間の自己最高記録を達成しました。
その子たちの喜ぶ顔も、努力をしなかった子にとっては苦い良薬
になったと思います。
年をとり、6歳の頃より「伸びる力」が劣ってしまった6年生で
すが、それでも、まだまだ12歳。
大人とは違います。
食べて寝るだけで身長は伸びるのですから、ほんの少しの努力さ
えすれば、ぐんぐん力が伸びるのです。
しかし、それも、18歳(身長の伸びが止まる年齢)まで。
その後は、「努力の費用対効果」(^o^)が、どんどん下がっていく
ことを自覚せざるを得なくなります。
努力のすべてが自分を伸ばす栄養になるのは、あと6年間だけ、
と子どもたちには話していますが、真剣に受け取っている子が何人
いるかは、わかりません。
さて、明後日からは、2018年。
みんなで一つずつ「年寄り」になりますが、その分、努力を忘れ
ずに、また、素敵な1年にしたいものです。
それでは、よいお年をお迎えください。
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