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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.706     2018/1/28  発行部数 1067
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    私もインフルエンザにかかりました。A型です。学級閉鎖の子ど
   もたちと共に、家でじっとしていました。
   
    そちらは、いかがですか。
      
   みなさんの声***********************************************
   中2の娘が、苦手を直すより得意を磨くが先なんだと、不思議そうに
   していましたので、私なりの解釈を話しました。
   ***********************************************みなさんの声
   
    いつも、丁寧なコメントをありがとうございます。
   
         (^o^) 勉強(仕事)の順序
   
    このコメントは、704号「教室の言葉2017年度」の中の
   
   ・仕事(勉強)の順序は、1.本番の準備、2.得意を磨く、3.苦手を直す
   
   に関するお話です。
   
    やはり、受験を前にすると、苦手を直して平均点を上げる方法を
   選ぶように指導されるのがわかります。
   
    これは、当然の指導だと思います。
   
    得意な英語が90点、苦手な数学が30点という状況なら、得意
   な英語を磨いて95点にするよりも、苦手な数学にしがみついて5
   0点にした方が、全体の平均点は明らかによくなるからです。
   
    サッカーでも、試合前半の闘い方と、残り5分の闘い方では全く
   違うのが当然なのですから、受験という試合がある限り、勉強も、
   そうあって当然です。
   
    ただ、子どもたちに覚えておいてほしいのは、好きなことをやる
   時と、苦手なことをやる時では、集中力も、量も、成果も、段違い
   に違うということです。
   
    そもそも、仕事(勉強)に順序をつけたのは、十分な時間が足りな
   いからです。
   
    人生に十分な時間があれば、この3つのどれをどの順にやっても
   かまいません。
   
    しかし、実際には、すべてを十分にする時間はないのです。
   
    ですから、限りある時間に、最も効率の良い仕事(勉強)をすべき
   です。
   
    順序としては、とにかく目の前にある闘いへの準備です。
   
    「負けたら終わり」ではありませんが、「勝てば」思わぬ副賞(幸
   せな気持ちになる、自信が持てる、認められる) の恩恵にあずかれ
   るのです。
   
    これは、教室の言葉の中の「自分で自分を褒められる状況を作る」
   ということです。
   
    「自分を褒めよう」とよく言われるようになりましたが、リアル
   にそれができるためには、「実績」が必要です。
   
    その実績を自分で作れた時、心の底から「自分を褒める」ことが
   できます。
   
    残った時間を有効に使うには、得意を磨く方が遥かに有利です。
   
    「得意なことは好きなこと」です。
   
    好きなことは、
   ・夢中になれる
   ・脳が疲れない
   ・幸せな気持ちでやれる
   ので、苦手なことをやるのと比べ、同じ時間で、何倍もの量、何倍
   もの密度、何倍もの高い質で勉強できます。
   
    その結果、テストの点はたった5点(90点から95点)しか上が
   らなくても、身につけた能力はとても高く、次への意欲にもつなが
   ります。
   
    苦手なものに必死に取り組み、20点(30点から50点)上げる
   のも、とても大事です。
   
    それができたら、英語の5点よりも、自信とやる気がみなぎるか
   もしれません。
   
    ただ、覚えておいてほしいのは、それをやり遂げるのは、とても
   大変だということです。
   
    よほど根性(60〜70年代には必須の言葉でしたね(^o^))を入れて
   やらねば、時間の無駄になります。
   
    苦手な事って、なかなか、それができないのです。
   
    だから、まず、得意なことをやってしまいましょう。

    でも、本気で、やらなくては…と思う時が来ます。
   
    そうしたら、素直に「ヘルプ」と助けを求めましょう。
   
    怖いけれど先生に、恥ずかしいけれど友達に「教えて」と言えた
   ら、本気です。
   
    塾へ行っている人、家庭教師のいる人は、ここで初めて「お月謝」
   の元がとれます。
   
    超攻撃的なサッカーチームでも、90分攻撃しっぱなしというこ
   とはありません。
   
    90分の流れの中で臨機応変にリズムを変えられるチームが強い
   チームです。
   
    しかし、長いシーズンを闘う基本戦術は変わりません。
   
    試合ごとに基本戦術をころころと変える監督では、チームが崩れ
   ます。
   
    仕事(勉強)の基本戦術は、あくまでも、1.本番の準備、2.得意を
   磨く、3.苦手を直す、で、よいと思います。

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