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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.717     2018/4/20  発行部数 1043
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    今日は、いただいたお便りを読んでいて思ったことがあったので、
   それを書きたいと思います。
   
    書くのをやめると言っておきながら、イレギュラーの方が多くて
   済みません(^o^)。
      
   みなさんの声***********************************************
   ほめること、が苦手です。私自身父に叱咤されて育ちました。けれ
   どもほめられた思い出ほど強く残っているものですね。他愛ない事
   なのに、今でも思い出します。父は私の味方なんだと強く思わせて
   くれます。
   出来たらほめる、出来なければ叱る、これを押し通してしまえば、
   娘はつぶれてしまいそうで心配です。けれど叱らない子育て、は私
   には理解ができないのです。
   このままで良いのか、手探りではありますが、今回のお話のように
   子供の変身につながるよう、考えることを止めずに、頑張りたいと
   思います。これからも参考にさせていただきます。
   ありがとうございます(^-^)
   ***********************************************みなさんの声
   
         (^o^) 褒める方法
   
    褒めるだけで叱らない子育て(学級経営)がしたい。
   
    お父さん、お母さん(先生)方は、みんな同様に思っているでしょ
   う。
   
    私は子どもが誰も近寄ってこないくらいの「怖い先生」でしたが、
   こんな私でも、叱るのは、とても嫌でエネルギーが必要な、やりた
   くない行為でした。
   
    ですから、いつも、どうすれば叱らなくてすむかを考えていまし
   た。
   
    最後まで怖い先生でしたので全く参考にならないかもしれません
   が(^o^)、御興味があったら、お読みください。
   
    子どもを叱りたくなる時というのは、大人が「こうしてほしいと
   思っていること(大人が正しいと信じていること)」を子どもがしな
   い時、もしくは逆に、してほしくないことを子どもがしている時で
   す。
   
    これは、
   ・子どももそれがわかっていて、それでも駄目なことをしてしまう
   ・(子どもはわかっているはずだと大人が思っているが)実は、子ど
   もはそのことをよく知らない
   という2つの場合があります。
   
    例えば、学校の例で言うと、前者は「廊下歩行」。
   
    廊下を走るといかに危険か、ということを、教室では、低学年の
   時から手を変え品を変え、何度も繰り返して教えていきます。
   
    それでも、エネルギーを持て余している子どもは廊下を走ります。
   
    この場合は、叱ります。
   
    叱られるのは嫌でしょうが、子供は、なぜ叱られたのかがわかり
   ます。
   
    理解したからといって、素直に聞くとは限りませんが(^o^)、それ
   でも叱られた子供の方は、理不尽な扱いを受けたとは思いません。
   
    後者は、学校の礼でいうと「あいさつ」が、それに当たる場合が
   多いと思います。
   
    挨拶は「常識」です。
   
    だから、挨拶のできない子を、大人は叱ります。
   
    でも、叱る「ずっと以前」から、挨拶の大切さ、挨拶をするとど
   んなに沢山良いことが起こるか、などを大人は繰り返し子どもに伝
   えているでしょうか。
   
    これができていない理由は、挨拶が余りにも「常識」であるため
   で、子どもも自然にわかっていると思い込みやすいからです。
   
    しかし、子どもは真っ白な状態で生まれてきたのですから、常識
   は一つも知らないと考えるべきです。
   
    また、正しい廊下歩行は、きちんと守らないと危険を伴いますが、
   挨拶はできなくても危険を伴わないので、教えるのが後回しになっ
   てしまうことも、子どもにきちんと説明せずに終わってしまう理由
   の一つです。
   
    このように、子どもにきちんと説明していないのに、いきなり叱
   っていることは、意外に多いのではないでしょうか。
   
    今から叱ろうとしていることは、「理由」や「良さ」を予め子ど
   もにきちんと伝えてあるだろうか、と一度考えてから叱ってみませ
   んか。
   
   ・常識だから、と思っていないか、また、その常識が何故存在する
   のか自分で説明できるか
   ・これは「危険」と関わっていないから説明が後回しや簡単になっ
   ているのではないか
   
    この2つの物差しに当てはめてみると、判断しやすいと思います。
   
    さらに、これを進め、大事なことは先に確実に伝えておくと、叱る
   場面は、もっと少なくなります。
   
    これだけは、させたい(やめさせたい)ことを、お父さん、お母さ
   んで話し合って、紙に書き出します。
   
    次に、重要な順にランク付けします。(以前紹介したトップ50の
   紙をお使いください)
   
    まず、第1位の事を、お子さんに、どう伝えればいいか、お父さ
   んとお母さんで作戦会議をしてください。
   
    例え話、お父さん、お母さんの思い出話、絵本を買ってきて…、
   何でもよいので、楽しいお話ができるよう工夫してください。
   
    叱られている時、子どもは話を(聞いているふりはしても)聞いて
   いません。
   
    でも、叱られる前なら話を聞きます。
   
    廊下歩行の例のように、きちんと予め話したからといって、
   100パーセントできるとは限りません。
   
    また、躾けたいことは沢山あるので、きちんと説明できていない
   ことについて叱るのを我慢するのは大変です。
   
    しかし、そこを少し我慢すれば、良い波が起こります。
   
    1日8時間しか子どもと一緒にいない教師と、24時間一緒にい
   る親とでは、少し違うのかもしれませんが、叱らずにすむ方法を他
   に思いつかなかったら、一度試してみてください。

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