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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R003     2018/5/4  発行部数 1044
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。

    家の引っ越しに伴い、電話とネットが1か月ほど止まってしまいます。

    その間、「よい子」の配信ができません。いただいたコメントへの
   御返事は、ネット開通後(多分5月末)になりますので、ご了承ください。

    ブログ「大好きだよ」に、毎日「教室の言葉」の解説がアップされる
   ようにセットしたので、お時間のある方は、そちらをご覧いただけると
   嬉しいです。

           (^o^) 家庭訪問
   
    家庭訪問は、ありますか。

    学校によって全家庭行われたり、希望する家庭だけだったり、
   ない学校もあったりといろいろのようです。

    また、時期も学校によって様々でしょう。

    4月に家庭訪問のある学校も多いと思います。
   
    4月に家庭訪問をする学校の目的はただ一つ。

    家庭の様子を知って、子どもの成長を少しでもお手伝いしたい、
   です。
   
    どうして子どもの指導に家庭の様子を知ることが必要かというと、
   お父さん、お母さんと直接話すことで、子どもの本当の姿をはやく
   つかめるからです。

    例えば、A君は、人と話すのが苦手だと思っていたが、新しい
   環境に慣れるのに時間が少しかかるだけで、本当はとても明るい子だ。

    逆にB君は、やんちゃで落着きがないと思っていたが、これも緊張
   感から一時的にそうなっているだけなのだ、という具合です。
   
    さて、それでは、家庭訪問に関する「速効よい子」です。
   
    担任の先生が一番心配なのは、この子のお父さん、お母さんは話
   しやすい人かどうか、です。

    話しやすい人なら、これから1年間、子どもにいろいろなことが
   起こった時に、すぐに相談や助言ができます。

    ところが逆に、話しにくい人だと、子どものことをお知らせする
   時に、「こういう言い方でいいだろうか」などと、いろいろ考えて、
   連絡が遅くなったり、伝えたい本質を伝えられなかったりしてしま
   うこともあります。
   
    話しやすい人だと思ってもらうのに、そんなに難しい技は必要あ
   りません。
   
   1 笑顔で話す。

    家庭訪問も、たった10分程度。その日にどんな嫌なことがあっ
   ても、10分間は笑顔でいましょう。

    この10分間の印象は、1年間、担任の先生の心に残ります。
   
   2 悪口を言わない。

    他の先生、他の子ども、それから自分の家族の悪口は、どれを聞
   いても、良い感じはしません。

    「今年は先生で本当によかった。昨年の○○先生といったら…」
   なんてことを聞かされたら、「きっと来年は次の担任に、自分のこ
   とをこんなふうに言うんだろうな」などと思えてきます。
   
   3 学校での様子はどうですか、としつこく聞かない

    1ヶ月もたたないうちに、子どもの様子はわかりません。

    こういう質問をこの時期にして、すらすら担任が答えるようなら、
   お子さんは(よくも悪くも…特に悪い方で)よほど目立った子だとい
   うことです。

    「友達と仲良くしていますか」という質問もよくされるのですが、
   はっきり言ってわかりません。

    授業の様子なら少しはお話できますが、この忙しい時期に、休み
   時間の子どもの様子まで把握できるのは、神様レベルの先生です。

    学校の様子をしつこく聞くよりも、担任の質問に答えて、家の様
   子を伝える方が、子どものためになります。

    1学期が終わったくらいの時期なら、どんどん学校での様子を尋
   ねてください。
   
   4 使い慣れない言葉を使わない

    普段の言葉で話さないと言い方がぎくしゃくします。

    すると、嘘を言っているように聞こえます。

    嘘をつかれているのではないか、と思うと、担任もも正直に言って
   はまずいのか、などと考えます。

    家であったこと、学校であったことを正直に話せる関係が、子ども
   の問題を早く解決する一番大事なものなのです。

    使い慣れない言葉をつかって、嘘をついているのではないかと受け
   取られるのはとても損です。
   
    家庭訪問の前には、学級便りを出すことにしています。

    貴重な10分を充実させたいからです。

    これは、以前書いた学級便りです。

    参考になればうれしいです。

        ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
   家庭訪問のお願い
   
    来週から家庭訪問が始まります。お忙しいところ、時間を取って
   いただき、本当にありがとうございます。たった10分間で、お子
   さんのすべてをお話しいただくことはできないとは思いますが、よ
   ろしくお願いいたします。
   
    お子さんと出会ってから1カ月と少し。少しずつお子さんの様子
   も見えてきましたが、まだまだわからないことがたくさんです。今
   回の家庭訪問では、お父さん、お母さんから、お子さんの良いとこ
   ろや、心配なことをお聞きすることが中心になると思います。
   
   ・お子さんは家で元気ですか。どんなことをはりきってやっていま
   すか。自分の身内をほめるのは、日本人の美意識に反するような気
   がして、普通はなかなか言えないものですが、今回は特別。お子さ
   んのことで最近感激したことなど思い切り話してください。
   
   ・学校と家とでは、様子が違う等と、お子さんの友達から聞いたこ
   とはありませんか。どんな場所にいても、同じ態度で生きていける
   という人間はいないでしょう。どこかでプレッシャーに耐えてくれ
   ば、別の場所での息抜きが必要です。学校で勉強をがんばってくれ
   ば、家でさらに良い子になって勉強しろと言うのも無理な話です。
   家と学校で違って当たり前です。
   
   ・4月になってから、変わった様子はありますか。良くなったこと、
   心配していること、少しでも気づいたことがあったら教えてくださ
   い。
   
   ・お子さんは勉強で苦しんでいますか。いませんか。一番いいのは、
   苦しんでいる様子が見えない子です。勉強に余裕があれば、生活も
   楽しいでしょう。次にいいのは、苦しんでいる子です。勉強を真剣
   にやる気になっている証拠です。最悪なのは苦しんでいる様子が見
   えない子です。勉強をやる気が全然ないからです。一番よい子と一
   番まずい子の表れは同じです。
   
   ・お子さんの1日は忙しいですか。おけいこ、塾など喜んでいって
   いますか。それとも苦しそうですか。
   
   ・できれば、お父さん、お母さん両方とお話したいのですが、ほ
   とんど無理なことだと思います。お母さんとお話することがほとん
   どだと思いますが、その場合はぜひ、お父さんからのメッセージも
   もらっておいてください。
   
   ・10分たったら失礼します。ご理解ください。
   
    こちらからお話できることがほとんどないので、本当に申し訳
   ないのですが、今回伺った話は、これからの指導の大変重要な参考
   事項となります。よろしくお願いします。
        ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 
   
    こんな学級便りに応えて、当日までにたくさんのメモをしてくれ
   ている家があります。

    短い時間にたくさんのことが聞けて、とてもうれしく思います。
   
    たった10分間の親の姿勢が、お子さんをよい方向に向かわせま
   す。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★