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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R004     2018/5/12  発行部数 1043
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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           (^o^)家事は身を助ける 1

    お子さんが小学校でしているのは勉強だけではありません。

    食事をし、掃除をし、と生活のあらゆることをしています。

    担任は、もちろん学習について科目ごとに細かくお子さんを指導
   しますが、小学校では、それも含めて、トータルでお子さんを把握
   し指導することが求められます。

    そこが中学校や高校との違いです。
   
    以前にも書いたように小学生は変身します。

    算数の勉強をすればするだけ算数の力が伸びます。

    しかし、変身というのは、こんな小さな意味ではありません。

    人間の脳はまだまだわからないことだらけで、どこをどう刺激す
   れば能力が伸びるかわからないことが多いのです。

    それで小学校の先生は、子どもをトータルにとらえ、指導をしよ
   うとしているのです。
   
    中でも、手指の器用さは、脳に大きく影響すると考えられています。

    ホムンクルスの想像図というのを見たことありますか。

    (上野の国立科学博物館特別展「人体―神秘への挑戦―」に模型が展示
    されています。2018年3月13日(火)〜6月17日(日))

    手指がどれほど脳と繋がっているかが一目瞭然です。

    ボケ防止のために指体操が流行ったのも、同じ理由です。
   
    子どもに指体操が有効かどうかは、よく知りませんが、わざわざ
   そんなことをしなくても、普段の生活の中で指を動かす場面はたく
   さんあります。

    それをしっかり生かすかどうかは、とても重要です。

    といっても、特別難しいことをするわけではありません。
   
   1 お子さんは、服を上手にたためますか。
   
    体育の授業では着替えをします。

    てきぱきと上手に服をたたむ子。

    時間をかけても上手にしまえない子。

    最初からたたむ気がなく、まるめてしまう子。

    手指の器用さがはっきり出ます。

    お父さん、お母さんがお休みの日には、一緒に洗濯物を取り込み、

    楽しくおしゃべりをしながら、たたみ方を教えましょう。
   
   2 お子さんは、箸を上手に使えますか。
   
    私の勤める学校では、昔は先割れスプーンを使っていましたが、
   今は箸です。

    上手に箸を使って上品に食べる子。

    上手に使えず、口に掻き込む子。

    こぼしてばかりいる子。

    いつまでもスプーンに頼る子。

    箸の持ち方は鉛筆の持ち方に通ずるので、大変重要なのです。

    家での食事、親子でしていますか。

    うるさく思われるのが嫌だからと、箸の持ち方を躾ることから逃げ
   ていませんか。
   
   3 お子さんは雑巾を上手にしぼれますか。
   
    私の勤める学校では、毎日、箒と雑巾で昔ながらの掃除をします。

    家での掃除とは違うと思いますが、きちんと道具を使って掃除をす
   る練習は、心を綺麗にするばかりでなく、能力を高めるためにとて
   も重要です。

    中でも、雑巾を上手にしぼれるかどうかは、最近、子どもの間で大
   きく差が開いてきています。

    上手にしぼれる子ほど、学習も伸びる可能性が高いと、これまでの
   経験から私は感じています。

    お子さんが雑巾をしぼる場面を見たことがありますか。
   
    1は衣、2は食、3は住です。

    家事(お手伝い)は、しつけの面で注目されることが多いのですが、
   実は、基礎的な手指の器用さを育て、脳の能力を高めるためにとても
   重要な役割を果たしているのです。
   
    どこかへ出かけて家族の思い出を増やすことも大切ですが、一緒に
   家事をすることも大切な思い出になります。
   
    特別な時間を作ろうとするのではなく、生活の小さな場面をひと
   つひとつ大切にすることで、お子さんはよい方向に向かいます。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★