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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R008     2018/6/1  発行部数 1043
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。いつも熱心に読んでいただいて、ありがとうござい
   ます。

    今日は、質問メールをいただいたので、それにお応えします。
   
          (^o^)教材やさんがやってきた
   
   みなさんの声***********************************************
    こんにちは。初めてメールさせていただきます。
    うちの娘は今、幼稚園の年長なのですが、今年になってやたらと
   学習関係の業者の人から連絡がきます。内容は、ゆとり教育になっ
   て時間が少ないのに授業の進み方は早いから、何らかの塾なり教材
   をやらない子は確実に落ちこぼれる、内容も変わってきているから
   親は教えられないということでした。
   
    授業をどんなにまじめに聞いていても、それだけじゃ本当に落ち
   こぼれてしまうのでしょうか?それに、先生も落ちこぼれにかまっ
   ている余裕がないので、かまわずどんどん進んでしまうとのこと。
   信じられないですが、本当なのでしょうか?学校は塾で予習、復習
   をしていることを前提に進むのでしょうか?
    うちは、とても塾に通わせる余裕がないので、落ちこぼれるのを
   黙って見ているしかないのでしょうか?
    どうか、本当の所(建前でなく)の学校の様子を教えてください。
   ***********************************************みなさんの声   
   
    お問い合わせありがとうございます。メルマガを真剣に読んでい
   ただいてうれしいです。

    さて、さっそくお返事ですが、

    1 塾や教材をやらない子は落ちこぼれる
      (学校はそれを前提に授業をする、先生はわからない子にかま
       わない…)
    2 親は教えられない

   業者の言う、この二つのことは全くのでたらめです。
   
    まず1ですが、小学生にとって、こんなことは絶対ありえません。

    私の経験から言わせてもらえば、塾で予習をしてくる子のうち、
   4年生以下の子は、学校での学習意欲が落ちていくことも少なく
   ありません。(また、詳しく説明する機会があると思います)
   
    ただ、ある程度の復習は必要ですので、その点では家庭学習も大
   事になるので、学校から宿題が出ると思います。

    小学生特に4年生以下の子に効果的なのは、予習ではなく、復習
   です。(中学生は違います。) 
   
    ところが、復習というのは、大人でもつまらないものです。

    そこをお父さん、お母さんがフォローしてやると、子どもは落ち
   こぼれるどころか、勉強に自信を持つようになります。
   
    親が気をつけて見ていたほうがいいのは、
   
   算数では、
   ・1年生のくりあがりのある足し算と繰り下がりのある引き算を1
    秒以内で答える
   ・2年の九九を1秒以内で答える
   ・3年生の九九の割り算を1秒以内で答える
    この3つです。

    学校で使う計算カードというのを使って練習します。

    1問1秒というのは計れませんが、50枚で50秒なら時間を
   計れます。
   
   さらに
   ・本を開くのを面倒がらないように、小さい頃から絵本の読み聞か
    せをする
   ・言葉を増やすために、テレビやネット動画をやめてラジオにする
   ・教科書の朗読を毎日聞いてやる
   この3つを付け加えれば、ほぼ完璧です。
   
    次に、2の方ですが、一度、算数の教科書をご覧ください。

    お子さんと一緒に音読すると更に良いと思います。

    問題のとらえ方、解き方が懇切丁寧に書いてあります。

    子どもには、一目で理解できない部分も、大人が見ると、その
   わかりやすさに改めて驚かれると思います。

    もし、分かりにくい部分があったら、書店に行って、参考書や
   問題集を見てください。

    教科書を見ただけではわからない、問題の解き方や指導法が書
   いてあるものが、あります。

    昔と比べて、特別変わったことを教えているわけではありません。

    というより、20年前に比べて、内容が簡単になっている(学習
   進度もゆっくりになっている)ことにお気づきになるでしょう。

    20年前に、真面目に中学校まで卒業した日本人は、誰でも簡単
   に理解できることです。(本当に日本の教育システムは素晴らしい
   です。)
   
    よく、「今の教え方は、私たちが子供の頃と違うので、子どもに
   変なことを教えると困るから、家では教えられない。」としり込み
   するお父さんやお母さんがいますが、そんな心配はいりません。

    解き方とか、教え方はたくさんあればあるほど、子どもの脳は発
   達します。

    先生の解き方と親の解き方が違っていれば、2倍、頭はよくなる
   というわけです。
   
    心配されている塾ですが、良い塾(家庭教師等)の条件は、
   ・お子さんの個人の特性を見抜いてくれる先生がいること。
   ・お子さんの個人の特性に合ったプログラムを組んでくれること。
   ・考える部分を軽視しないプログラムを持っていること。
    です。
   
    親がしっかりとこれを見極めないで塾に行かせると、お金をどぶ
   に捨てることになります。

    お子さんの特性を一番よくわかっているのは、お父さん、お母さ
   んです。

    どんな風に話せば話が通じるかを、一番よく知っているのはお父
   さん、お母さんです。

    子どもが一緒に考えていて一番楽しい相手は、もちろんお父さん、
   お母さんです。

    4年生くらいまでは、世界中のどの塾の先生よりも、お父さん、
   お母さんが最高の塾の先生なのです。

    仕事で忙しいと思いますが、塾へ行かせる前に、まず、お父さん、
   お母さんが先生になって、勉強の相手をしてみてください。

    自分が教えることで子どもの力が伸びるのを目の当たりにするの
   は、なかなか楽しいものだと気づいてもらえると思います。

    そうしている中で、この部分は、どうしても専門家に力を借りた
   いという所が出てきたら、それに合った塾や家庭教師を探せばいい
   のです。
   
    市販されている学習教材は、そこにあるだけでは、勉強ができな
   くて困っている子には、何の役にも立ちません。

    勉強がわからなくて、やる気がなくなっている子が、一人でその
   教材をこつこつとやるでしょうか。

    できなくて嫌いになってしまったことを、一人でこつこつやるな
   んて大人でも不可能です。

    「独学」という言葉がありますが、これは、学習意欲に燃えている
   人に当てはまる言葉です。

    市販の学習教材が値段どおりに役立つのは、学習意欲が旺盛で、
   めちゃくちゃ勉強が好きな子の場合だけでしょう。

    教材を買う前に、親子で教科書を開いたり、音読ごっこをしてみま
   しょう。

    場所は、ダイニング、リビング、冬はこたつ(^o^)で充分です。
   
    私の娘と息子は、一度も学習塾へは行っていません。

    よく「親が学校の先生なら家で教われるから塾は必要ないのだ」
   と言われますが、なかなかそうもいきません。

    私も妻も小学校の教員ですから、6年生までの内容は何とか質問
   には答えましたが、数学は中学1年までで力尽きました。(二人とも
   国語の先生なので数学はまるっきりだめみたいです(^o^)) 

    それ以後、1度も子どもに勉強を教えていません。

    それでも、中学生時代も高校生時代も、親子いっしょのコタツで、
   それぞれの本を開いており、(家が狭くて子ども部屋がないだけです
   が(^o^))、学習塾には一度も行きませんでした。

    時々、質問をしてきましたが、私もさっぱりわからないので、
   二人とも「いいよ、学校で聞くから」と言っていました。
   
    学習塾へは行かない代わりに、二人ともお稽古事にはお金を使い
   ました。

    特にピアノは嫌がるのを無理に行かせました。

    手になじませた技術は「一生もの」だからです。
   
    話がまとまらなくなってきましたが、結論を言えば、幼稚園の年
   長さんの段階で、塾や、学校以外の教材については、まったく悩む
   必要はありません。安心してください。
   
    世界中で一番お子さんのことがわかるのは、お父さん、お母さん
   です。

    自信をもってください。

    子育ては、大変なことも多いのですが、「親と子ども」でいられる
   「家族の時代」が人生の中で、最も楽しく、しかも意外に短いこと
   に親が気づけば、小学生は必ず良い方向に向かいます。
   
    細かい部分についての解説は、以後少しずつしていきますが、ご
   質問くださると私もまとめやすいので、ご協力いただけるとうれし
   いです。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★