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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R020     2018/9/21  発行部数 1025
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    先週は、歌を聴きに来てくださったみなさん、ありがとうござい
   ます。

    その時に歌った「誰よりも」をボーカロイドで録音したものがあ
   ります。

    サンプルは無料ですので、ぜひ、サンプルをお聞きください。

    http://vocalotracks.ssw.co.jp/artist_item.asp?tno=1399

    では、今日はわいわい読書のまとめです。
   
          (^o^)  わいわい読書 3
   
    さて、読書といえば、「よい姿勢でじっと動かず静かに本に集中
   している」のが理想の姿のように思えます。

    1時間、2時間と、これを続けていたら「さすが、我が子、すば
   らしい」と思ってしまいます。
   
    たしかに、これは素晴らしい姿です。

    でも、30分この姿勢で充実した読書ができる小学生は稀だと、
   私は思っています。

    トレーニングすれば、30分でもこの姿勢をキープできるように
   はなります。

    しかし、頭や心が、その時間、本の内容に集中できているかは、
   わかりません。
   
    環境を整え、じっと動かず読書をする習慣を身につけさせること
   も無駄ではありませんが、読書を充実させるために本当に重要なの
   はそこではありません。

    読書で重要なのは、文章を映像化する力と、一人で心の中で対話
   を続ける力を子どもに身に付けさせることです。
   
    映像化は、文字通り、言葉を頭や心の中で映像に変えることです。
   
    文を映像化するためには、映像の素材が必要です。

    象やキリンを見たことのない子が、象の鼻やキリンの首の長さを
   想像することは難しいでしょう。

    SF小説など、この世にない物が出てくる本もありますが、それも、
   これまでに脳に集められた映像の素材がアレンジされて、心の中に
   映像化されるのです。

    世界中のあらゆる物を見ている必要はありませんが、ある程度、
   いろいろな物を見ておく必要はあります。
   
    小さな頃から家族でいろいろな所に出かけて、日常見られないも
   のをたくさん見ている子は、映像化が得意です。

    また、多くの人と接していことも重要です。

    多くの人に接していると、本の登場人物がバラエティに富んでく
   るので、読書がより楽しくなるからです。
   
    ここで気をつけなければならないのは、テレビです。

    映像化しながら読書をする時、その映像を第三者の立場で観るか、
   その映像の中に入り込むのかでは、本へののめり込み方、集中力が
   変わってきます。

    実際にその場に行って、それに触れたり、匂いをかいだり、その
   人に接すると、自分はその風景の中にいることになります。

    ところが、テレビばかり見て本物に接していない子は、読書で映
   像化ができても、自分はその映像の外にいるので、その世界に入り
   込めません。

    また、テレビは、触覚、臭覚、味覚を刺激しません。

    読書をしながら、映像と共に、触った感じ、匂い、味を想起でき
   たら、その読書は、どれほど豊かになるでしょう。
   
    映像化とともに大事な一人対話の力にも、テレビの悪影響は表れ
   ます。
   
    ひらめきは映像で脳に生まれますが、思考は対話で深まります。

    サザエさんのかつおくんの中に時々天使と悪魔が出てきて対話し
   ますね。

    人間は、あんなふうにして、深い思考ができるようになったよう
   です。
   
    この力を身に付けさせるには、小さな頃、まわりにたくさんの大
   人がいて、たくさん話をすることが重要です。

    そのやり取りの中でしか、この力はつきません。
   
    テレビに子守りをしてもらった子は、この力が著しく劣ります。

    だから読書も苦手です。

    会話力、コミュニケーション力は、読書でも重要なのです。

    ゲームも同様で、小さな頃から一人でテレビゲームをやってきた
   子と、家族でボードゲームをやってきた子とでは、会話力が大きく
   違っています。
   
    家族でいろいろな所に出かけ、これでもかというくらいおしゃべ
   りを続ける。

    一見、読書とは正反対の行為が、実は読書をする時に最も必要な
   力を身につけさせるのです。

    これにプラスして、親の読書習慣があれば、子どもは読書する力
   を確実に身につけることができます。
   
    テレビやゲームそのものが読書の邪魔をするのではなく、子ども
   が一人でやることが問題です。

    読書好きな子どもを育てるために、テレビを囲む時も、ボードゲ
   ームを楽しむ時も、必ず家族でわいわいおしゃべりしてください。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★