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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R026     2018/11/16  発行部数 1022
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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        (^o^) 紙飛行機を飛ばしましょう
   
    6年生の算数、速さの学習で、紙飛行機を作って、距離や時間を
   計りました。

    よく飛ぶ飛行機を作ってくるように宿題を出したところ、「作った
   事がない」と言う子が、予想外に多いのに驚きました。
   
    次の時間に持ってきた飛行機は、なかなか飛びません。

    いくら何でも、飛行時間1秒では、速さの学習ができません。

    中には得意な子もいて、友達同士で教えあったり、お父さん、お
   母さんに相談して改良してきたりと、1週間後には、体育館の2階
   から飛ばして、5秒、6秒と飛びつづける飛行機も出てきました。
   
    お子さんと、折り紙で遊んだことはありますか。

    お子さんは、折鶴を折れますか。

    これはとても大切なことだと私は考えています。

    低学年のクラスを担任する時は、必ず毎日、折り紙の時間を作り
   ます。
   
    伝統的な遊びの重要性は、2点あります。
   
    1点目は、シンプルな道具を使うので、体でそれを補う遊びだと
   いうことです。
   
    折り紙遊びの道具、材料は紙1枚。

    ただの紙に命を与えるのは、指先の細かい技術です。

    指の動きが脳の働きに大きく関係していることは、最近の研究で
   明らかです。

    ボケ防止の指回し運動が一時流行りましたね。
   
    テレビゲームは、道具ではなく、機械です。

    電気というエネルギーが、人間の動きを補完します。

    テレビゲームは指先を使うので、指回し体操の例から、頭がよく
   なると思っているお母さんがいました。

    テレビゲームで必要な指の動きは、折り紙をしたり、道具を扱っ
   たりすることに比べてとても単純です。

    方向も力の加減も、折り紙に比べたら、何万分の一の動きしかし
   ないのです。
   
    指の動きは、脳の発達について大きく取り上げられ有名になりま
   したが、力の加減を身につければ、さらに脳に良い影響があるでし
   ょう。

    ロボットに生卵を割らせることがとても大変なことを思うと、そ
   れができる人間の脳は、本当にすごいと思います。

    でも、この素晴らしい脳の働きも、小さな頃からの経験が作り上
   げるのです。
   
    折り紙をはじめ、シンプルな道具と材料で何かを作ろうとすると、
   力の加減はとても重要になります。

    ということは、こういう遊びは、遊びながら、脳の素晴らしい部
   分を磨いているということです。

    テレビゲームのコントローラーでは、この力は磨かれません。
   
    2点目の重要性は、想像力がなければできない、ということです。   
   
    1回折る度に、どんな形になっていくかを想像できない子は、何
   度教えても折鶴の折り方を覚えません。

    逆に言えば、いろいろな折り紙の折り方を覚えるうちに、次の形
   への想像力は伸びていく、ということです。
   
    できあがった折り紙が何に見えるかという想像力がない子も出て
   きたようです。

    出来上がった折り紙を見て、みんなが声を揃えて「パンダだ」と言
   っているのに、一人だけそれがわからない。

    折り紙がピンクだから、でした。
   
    具体物と抽象物を繋げて考える力は、とても重要です。

    それができないと、小学生のうちに算数がわからなくなります。

    算数の問題を解く鍵は、計算力ではなく、図式化できる力にある
   からです。
   
    雨の日、そして寒い冬の夜、テレビを消して、みんなで折り紙で
   遊びましょう。

    お母さんってすごいねって言われるかもしれません。

    晴れた日には、紙飛行機を飛ばしてみましょう。

    お父さん、すごいなあ、と言われてみませんか。
   
    お父さん、お母さんから何かを伝承された子は、きっとよい方向
   に進みます。

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     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
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