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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R028     2018/11/30  発行部数 1043
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    【まぐまぐ大賞2018】への投票ありがとうございます。

   みなさんの声***********************************************
   チャーハンで思い出しました。チャーハンがとても美味しいと評判
   のお店がテレビで作り方を公開してたのを観ました。なんと材料は、
   油、白飯、玉子とネギと塩だけでした。火加減とか調理時間で旨味
   を最大限に引き出すのでしょうね。技ですね。
   ***********************************************みなさんの声

    コメント、ありがとうございます。

    親が子に与えるべきものは、こんなふうに、子どもが力を伸ばす
   余地を持てるものなんですね。

    今日は、もう一つの与えるべきものについてです。

            (^o^) 消えない名前
   
    台風の次の日の朝は、学校内を見回りです。

    被害はありませんでしたが、外に置いてあったいろいろな物が飛
   ばされています。

    1年生の朝顔、3年生のオクラ、5年生のバケツ稲など、あの強
   風の中がんばっていたのでしょうね。
   
    1年生が朝顔の世話をするために、ペットボトルをジョウロ代わ
   りに使っています。

    そのペットボトルが何本も、遠くまで飛ばされています。

    ジョウロなのか、飲み物を飲んで捨てたものなのかもわからない
   ほど、汚れています。
   
    朝顔育ても終わったことだし、もし必要でも、新しいペットボト
   ルを用意してもらえばよい、と、ごみ袋に集め始めました。

    集めながらふと見ると、1本だけ、泥汚れの下に名前が見えまし
   た。

    指でこすって泥を落とすと、名前がはっきりとわかりました。
   
    最近は、ジョウロらしく水が出るように、専用のキャップも売っ
   ており、そのキャップが外れて近くに落ちていたのですが、そのキャ
   ップにも、同じ丁寧な字で、しっかりと名前が書いてありました。
   
    朝顔の種を植える前に書いてもらったでしょうから、書いてから
   ずいぶん経っているのに、お父さんかお母さんが書いた名前は、は
   っきりと残っていました。

    それで、このペットボトルだけは、キャップを取り付け、汚れを
   落として、朝顔の鉢の横に戻しました。
   
    小学校に入学する時、また、上の学年に上がる春休み、子どもの
   持ち物に名前を書くのはとても大変ですね。

    静岡には「かずのおけいこ」という1年生用の個人持ち算数教材
   セット(おはじき、数え棒、計算カード…)があるのですが、細かい
   部品一つ一つに名前を書くのはとても大変です。
   
    今は、名前シールも売っているので、貼り付けるだけでいいので
   すが、それでもけっこうな時間と根気がいります。

    私も妻も、ぶーぶー文句を言いながら、書いたりはったりした時
   のことをよく覚えています。
   
    とても大変な持ち物への記名ですが、実はこれがとても子育てに
   重要だということが、わかっています。
   
    理由の一つ目は、名前を意識することが、子どもが一人の人間と
   して生きる最初の儀式だからです。

    人からきちんと名前を呼ばれたり、自分の持ち物に書いてある名
   前を見ることで、人はそれぞれ独立していることを学びます。
   
    自分も含めて、人は一人一人違うのだということがわかった時、
   人は他人にやさしくなれます。

    それがわからない子は、いつまでも人に甘え、人に迷惑をかけま
   す。

    また、学校で苗字も意識することで、家族というものへの認識も
   高まります。
   
    理由の二つ目は、記名が親の愛情のバロメーターになるからです。

    自分の持ち物、どれ一つとっても、お父さんやお母さんの丁寧な
   字で自分の名前が書いてある。

    これほどひたひたと知らず知らずのうちに心に染みる愛情は、な
   かなか他にはありません。
   
    子育てに限らず、愛情の深さは、その人を思う時間に比例するの
   だと思います。

    その人のことを考えている時間、その人のために何かをしている
   時間が、そのまま愛情の深さになります。(ただし、それを相手が
   喜ばない場合は、ただのストーカーですので、気をつけてください
   ね。)

    たくさんの時間をかけて、どんな小さな持ち物にまで書いてある
   自分の名前は、子どもにとって、自分が愛されて生きている証明で
   す。
   
    理由に挙げた2つのことは、もちろん、どちらも子どもたちには
   今はわかりません。

    でも、本人が気づかなくても、こうして少しずつ少しずつ、でも
   確実にふりかけた愛のシャワーは、お子さんを素敵な人にしていき
   ます。
   
    お父さん、お母さん。ご自身は、小さな頃、親からどんな愛情の
   シャワーをかけてもらっていましたか。

    そして、今、お子さんにどんな愛情のシャワーをかけてあげよう
   と思いますか。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★