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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R032     2018/12/28  発行部数 1017
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    2018年も、あと少し。素敵な1年でしたか。

    さて、今日は、先日、宿題をやってこないことの多い6年生A君への
   お説教です。
   
           (^o^) 幸せのカード
   
    実力はあるのに、宿題などを全然やってこないA君に、こんな話
   をしました。
   
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    人間は、みんな幸せのカードを持っているんだけど、残念なこと
   にその枚数は決まっているんだ。

    それをいつ使うかが、とっても大切だよ。
   
    昨日、宿題をやらなければいけないのがわかっていながら、サボ
   ってしまっただろう。

    宿題をやらなくちゃ、でも遊びたいな、なんて、少しは悩んだかな。
   
    宿題は大変で面倒くさいけど、遊びなら楽しくて幸せな気持ちに
   なれる。

    それで、君は1枚幸せのカードを昨日使っちゃったんだね。
   
    宿題をちゃんとやってきた子も、きっと君のように、遊びたいな
   と思ったんだよ。

    でも、そこで幸せのカードを使わずに、宿題をやったんだと思う。

    なぜ、みんなは、昨日使わなかったか、わかるかな。
   
    みんなには、それぞれ、夢があるんだよ。

    その夢がかなった時に、幸せのカードを使って幸せな気持ちを味
   わいたいから、カードは残してあるんだよ。
   
    毎日、だらだらとカードを切っていってしまうと、その幸せはあ
   んまり大きくならないで、どんどんなくなっていってしまう。

    でも、でっかい夢をかなえた時に幸せのカードを使うと、そのう
   れしさは、いつもの何倍にもなって感じるらしいよ。

    かなえた夢が大きければ大きいほど、幸せ気持ちは、たくさんの
   人に広がっていくんだって。
   
    毎日、カードをだらだらと使いたいと思ったら、使えばいい。

    夢のためにとっておこうと思えば、とっておけばいい。

    それは、君が決めることだからね。
   
    君は、大人になったらやりたいこととか、なりたいものがありま
   すか。
   
   「…ボランティアをやりたいです」
   
    ボランティアってなあに。
   
   「…被災地の人を助けるようなことです」
   
    君はどんなことをして、困っている人を助けたいの。
   
   「…わかりません」
   
    それは困ったね。

    自分がこれをやりたいって、はっきりしたビジョンがないうちは、
   夢のためにカードをとっておこうとは思えないんだよ。

    今日、家に帰ったら、自分がどんなことをしたいかをもう一度
   考えてごらん。
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    A君は、「はい」と言って帰っていきました。

    この話、通じたかどうかは、これから1ヶ月くらい、A君の生活を
   見ていかなければいけません。
   
    本当の幸せとは何かということは、難しい問題ですが、遠くに夢
   を持っていない人が、目の前の二つの道のうち、楽な方の道を選ん
   でしまうというのは、 確かなことのようです。
   
    夢を抱いている人は、目の前の二つの道を、「今、楽かどうか」
   では選びません。

    その夢をかなえるために重要かどうかで選びます。

    少しずつ夢に近付くために、楽ではないけれど大切なことを選べ
   るようになってきます。

    さらに言えば、本当の幸せは、夢に向かってがんばっている瞬間
   なのかもしれません。

    そう考えると、幸せのカードは、生き方次第で、生まれた時に持っ
   ていた数より、どんどん増えていきそうです。

    「楽」という文字は、「大変ではない」と「嬉しい」という意味
   を併せ持っていますが、希望を持って頑張っている時は、「大変な
   こと」も幸せに感じられます。

    未来に希望を持っているだけで、宿題をやることの大変さは変わ
   らなくても、「楽しくない」は、「楽しい」に変換されるのです。

    これは、話が複雑になるので、今回は省いてA君に話しました。
   
    子どもに夢を持たせるには、まず、「人生というのは今だけでは
   ない」ということを認識させることが第一に必要なことです。

    人生は、目の前の一瞬より、うんと長いものなのです。

    そんなふうに思わせるためにはどうすればいいでしょう。
   
    お父さん、お母さんが自分の人生を子どもに語ることが大切です。

    語るといっても、おおげさに考える必要はありません。

    自分が持っている夢だとか、仕事での楽しい出来事を、食事時な
   どにのんびり話せばいいのです。

    それだけで、子どもは、大人になることに希望を持てます。

    仕事や生活の愚痴を言いたいのは、子どもの前だけは我慢して(^o^)、
   大人になるって楽しいと思わせてください。
   
    お子さんは、お父さん、お母さんの話を聞きながら、その内容は
   覚えていないでしょうが、人生は長い、夢を持っているほうが楽し
   そうだ、大人になるのは楽しそうだという感覚を、体に染み込ませ
   ていきます。
   
    夢を持った子は、目の前のことをいい加減にしません。

    しっかりやることが夢の実現につながっていると感じるからです。

    一度その感覚が身についた人の人生は、好循環を始めます。

    夢を持つことを知らない子は、毎日小さな幸せのカードを切りつづ
   け、次第にしぼんでいくのです。
   
    お父さん、お母さん。今日はどんな話を、お子さんにしてあげま
   しょうか。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★