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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R034     2019/1/11  発行部数 1014
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    今週から6週間だけ学校で働きます。

    「走りながら」考えるのは大変なことだと、改めて感じます。

             (^o^) 言葉化粧 1
   
    先日、朝起きてテレビのスイッチを入れると、幼稚園でお母さん
   が困っている、という絵が出てきました。

    そして、その絵の下に「先生、お手数をおかけして、申し訳あり
   ません」と書いてあります。
   
    寝ぼけ眼で、なんだろうと見ていると、その絵の解説が始まりま
   した。
   
    「こうして、幼稚園から娘さんの具合が悪いという連絡があって、
   幼稚園に行った時には、先生には、こう言ってあいさつをするとよ
   いでしょう。お手数をかけた、というのは、先生が娘さんの様子を
   よく見ていて具合の悪いのを発見してくれた、熱を計って休ませて
   くれた、お母さんの所に連絡をしてくれた、など、幼稚園の先生方
   が娘さんのために、いろいろなことをしてくれたということです。
   丁寧にあいさつをしましょう。」
   
    「とうとう、こういう番組が始まったか。最近のお母さんには、
   こういうことを教える人が、やはり、誰もいないんだ。こうして教
   える必要があるよね。」

    私は本気でそう思ってしまいました。
   
    でもしばらく見ていると、それが、日本で暮らす外国の人のため
   の日本語講座であることがわかりました。

    とんだ勘違いでした。

    でも、もしかしたら、日本中の教員がこの番組をこのタイミング
   で見たら、かなり多くの確率で、同じ勘違いをするかもしれない、
   とも思いました。

    その理由、想像していただけるでしょうか。
   
    バブルを経過してから、日本人全体が、サービスはお金で買う、
   という意識が根付いてしまったのではないかと、心配です。
   
    金をはらっているんだから、客だから、威張って当然と思ってい
   る人は周りにいませんか。
   
    払ったお金に見合ったサービスが受けられないことにクレームを
   つけるのは当然です。

    代価に見合わないひどい扱いをされて泣き寝入りをする必要はあ
   りません。

    しかし、サービスを仕事とする人は、お金を払った人の奴隷では
   ありません。
   
    教育における教員と親の関係だけでなく、物の売り買いにおける、
   作り手・売り手と買い手の関係も同じでしょう。

    互いのことを尊重しあうことで、サービスする側もされる側も、
   よりレベルの高いものを得られるということを、忘れている日本人が
   最近多すぎます。
   
    以上のことは、本当に大きな問題ですが、ここに、もう一つの問
   題があります。

    たとえ心の中では、威張っているつもりがなくても、それを上手に
   言葉で表現できない人に、最近出会ったことはありませんか。
   
    実は、子供の中に、これで大きく損をしている子がたくさん出て
   きています。
   
    人に対して酷い言葉を投げつける子どもがいます。

    これは指導が必要だと思い、その子に注意します。

    しかし、よくよく聞いてみると、こちらが受け取る意味と全然違う
   意味やニュアンスで、その言葉を使っているのです。
   
    「先生のいる教室」だからよかったものの、もし他の所で、おな
   じように言っていたら無事に終わらないだろうというような言葉遣
   い、言い方をしています。

    年々、こんな子が増えつづけているように思えます。
   
    これは、周りの大人の真似です。

    親の話し方の影響が一番大きいのは当然ですが、最近は、親と話す
   時間よりも動画、テレビの時間が長くて、その影響を受けている子も
   います。
   
    人は言葉によって思考するので、前述のような子どもたちも、発
   している言葉に沿って心が育っていくのは当然です。

    周りの大人は、自分の発する言葉の一つ一つが、子どもの脳を形成
   することを忘れてはいけないのです。
   
    では、お父さんとお母さんはどうすればいいでしょう。(次号に続
   きます)

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