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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.R078 2019/11/1 発行部数 986
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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10月もあっという間に終わってしまいました。急に冷え込んで
きましたが、体の調子は崩していませんか。
「食育」について、静岡新聞で特集がありました。
食事について教えるのか、食事を使って育てるのか、私にはまだ
よく理解できません。
でも家族の食事が子育ての中心にある重要な項目であることは確
かなので、少し「食」について考えてみましょう。
以下は、静岡新聞2005年10月23日に掲載された私の文で
す。
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小学生の私は酢豚の肉が嫌いで、その日、時間内に給食を食べ終
わることができませんでした。
先生は食べ残すことを許してくれず、その後、一人で食べ続けま
した。
多くの水といっしょに最後の肉を飲み込んだのは、午後4時。
食器を持って給食室に行くと、「全部食べてくれたんだね。あり
がとう。うれしいよ。」と調理員さんがにこにこして待っていてく
れました。
自校給食のため、調理員である友達のお母さんが、この給食を作
っているところを、私たち子供は毎日見ていました。
大変だったけど全部食べてよかったと思ったことを、40年経っ
た今でも思い出します。
日本で暮らす外国人の家族が鶏料理をするところをテレビで見ま
した。
子供を含む家族全員で神様と鶏に感謝の祈りをし、お父さんが鶏
をしめ、家族みんなで解体し、調理しました。
幸せそうな食事風景でした。
子供の食事は誰かが作ったものです。
その材料は私たちが地球よりも重いと思っている「命」です。
食育というのは、いろいろな内容を含むものでしょうが、何より
もまず、その食事を作った人、そして食料となった命への感謝がで
きる人に育てたいと思っています。
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好き嫌いの多い子供は、毎年クラスにたくさんいます。
どんな指導をするか、お父さんお母さんと話し合います。
家庭によって考え方がいろいろで、私も自分の考えを伝え、折り
合いのつく部分で指導します。
ある時、デザートのプリンか何かを先に食べてしまい、嫌いなお
かずを残した子を叱ったら、お母さんからクレームが来ました。
「学校は食べるものの順序にまで口を出すのか。デザートを最後
に食べなければいけないきまりでもあるのか」
私は以下のように説明しました。
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食べ物の順序は決まっていません。
食べてほしい順番を作った人がこだわる時は、懐石料理やフラン
ス料理のように、順番に出てきます。
いっしょにお盆の中に載せられている食事は、どこから食べよう
と食べる人の自由です。
デザートは最後でなければならない、などという法律はどこにも
ありません。
でも、今回の息子さんは、デザートを最後に食べるべきです。
デザートに使用されている砂糖と果糖は、吸収が早く、血糖とし
てすぐに体を駆け巡るので、満腹信号がいち早く脳に届きます。
満腹感は脳に届いた血糖値が決定します。
そんなものを先に食べてしまっては、嫌いなものを食べ始める前
に満腹感を感じ、ただでさえ食が進まないものを、余計にたくさん
残すことになります。
ですから、今回の息子さんに限っては、デザートを先に食べては
絶対いけません。
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食育、給食等で困っていたり、疑問に思っていることはありませ
んか。
この紙面でみんなでアドバイスし合って解決できるといいなと思
います。
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