(5)73(販売期間:’72〜?)
’72年10月に次世代の”F4”(型式:A103)へバトンタッチするが、水冷モデルのみDX,STDに縮小されながらも、暫くの間兼売される(空冷シリーズは生産中止)。
この時点では、安全対策として車幅灯が方向指示器と独立する様になった。スキッパーもエンジンを換装(F4と同一の物。型式A102)し、再デビューする事になる。
エンジン型式は2G21で、GTの最高出力は36PS、その他のモデル-LL,FLなど-は32PSと、多少ディチューンされた。73年10月には安全対策を充実させて内外装をリデザインしたマイナーチェンジが行われた。
F4―2サイクルから4サイクルへ
厳しい排ガス規制が実施されるようになって、ミニカは従来の2サイクルではそれに適合させることが困難であることと、また70年をピークとして軽乗用車の販売に陰りが出てきたために商品力を高める必要性から、新開発の4サイクル・エンジンを載せた”F4”を72年10月に発売した。
ネーミングのF4とは、Fresh,Familyなどの頭文字を取ったもので、4サイクル・エンジンのまったく新しいファミリーカーという意味を持つ。ボディのアウターパネルはこの時手直しをされ、サイドのキャラクターラインは中央部=ホイールアーチの上にあり、フロントではホイールアーチの上部に跳ね上がるデザインとなった。
3.まとめ
以上、簡単に振りかえってみましたが、ご承知の通り現存率が非常に低い車の為、解体車や実働および、パーツ類等、些細な情報でも結構なので、何かあれば連絡をお願いします。また、興味のある方も歓迎します。
今回は、2代目の特集でしたが、初代LA〜6代目のamiLのFRモデル全般においてもオーナの方の情報等を、お待ちしています。