【カ行】


カットバック ガファー
ひとつのシーンが続いていくなかで、そこに突如、異なったシーンを挿入しリズムを変えること。回想シーンなど、現在の時間と異なった時制の映像を挿入することが多い。 撮影監督の下につき、照明などを監督する人。撮影監督の最大の協力者でもある。名撮影監督の下には腕のいいガファーが必ずいる。
カメオ出演 カルト・ムービー
正式な出演者ではなく、映画のワンシーンにチラリと顔を見せること。通常はそれと狙って監督の友人や関係者を出演させることが多い。 カルトとは、もともとは狂信的な信仰を意味することば。映画の世界では公開当時はヒットしなかったもののその後、熱狂的な支持者によって人気を得ていった映画のこと。近年では、ディレクターズ・カット版などもカルト映画の対象となっている。
ギミック 脚色
人目を引くためのトリック撮影のこと。そこにあるはずのないものを出現させたり、あるはずのものを消したりする。また、単なるコケおどし的な映像のことを指すこともある。 小説などの原作を、映画化するためにストーリーを刈り込んだり、セリフを整えたりすること。また、セリフ作家を脚色家とも呼ぶ。
脚本 キャスティング
映画や舞台用に書かれた台本のこと。小説などとは違って、シーンの説明や登場人物のセリフがト書きされている。シナリオ作家を脚本家と呼ぶ。 配役のことをいう。また人物設定にあわせ、役にふさわしい俳優を選ぶ人のことをキャスティング・ディレクターという。
共同製作 クランク・イン/アップ
2つ以上の製作会社や、国にまたがって映画を製作すること。ヨーロッパなどではこの傾向が強まっている。 クランク・インは撮影開始を、クランク・アップは撮影終了を意味する。無声時代の映画撮影用のカメラは手回し式で、そのハンドルのことをクランクと呼んでいたのが始まり。
クレイメーション クレジット
アニメーションの形式のひとつ。その名のごとくクレイ(粘土)の形を微妙に変え動画を生み出す。 俳優やスタッフなど、その映画に関わった人たちのリスト。主要なものは映画の冒頭に、全員のものは映画の最後に出されるのが一般的。
クロース・アップ 群像劇
観客の注意を喚起するため、その人物や物事を画面いっぱいに写すこと。サイレント時代の10年代から用いられるようになった。 あるコミュニティや集団などを背景に、そこに集う一群の人々を主人公にした作品。際だったヒーローやヒロインを描かず、ひとりひとりに焦点を当てることによって、深いドラマを紡き出す。
興行収入 コマ落とし
映画をロードショー公開したときに得られる劇場でのチケット売り上げ。興収とも呼ばれ、全米では1億ドル以上の興収をあげた作品は、メガヒット作と呼ばれる。 普通に撮影した1秒間はフィルム24コマで構成されるが、そのうちのいくつかのコマを意図的に抜き落ちすことで、動作を実際より速く感じさせたりする手法のこと。
コマ撮り コメディ・リリーフ
ストップモーションとも呼ぶ。1コマごとに静止画像を撮影していき、それをつなぎあわせて動画をつくりだす手法。 存在そのものがおかしく笑わせる俳優のこと。
コンゲーム コンティニュイティ
策略によりだましだまされて、ゲームのように二転三転するストーリーのこと。詐欺師のことをコンマンと呼ぶことから来ている。 シーンとシーンのつなぎ目のこと。シーンの連続性。これが悪いと観客の混乱を招くことになりかねない。
コンピュータ・グラフィックス
オプティカル合成と違い、映像をデジタルで処理する編集法。映像をコンピュータ内に取り込み(ないしはコンピュータ上で描き)、それを加工して、現実にない情景をつくり出す。


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