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清水港にぎわう
■清水港で「まちみがきトーク」
2012年9月、静岡市長、有識者、市民らが集まって、清水港のウオーターフロントエリアのにぎわい創出を話し合う「まちみがきトーク」が開かれた。



エリアの広さ、商業地域、観光施設の多様性それに回遊性などが議論された。

そして諸外国の例が報告された。


出席者らからエスパルスドリームプラザ、河岸の市、次郎長生家などの点在する「魅力」を生かし全体をテーマパークとする、地区ごとのテーマを明確にする、楽しい交通手段を構築する、などが提案された。

また、巴川をを生かし活用すべきとの意見も出された。

静岡市では、この日の出地区のにぎわいづくりのため静岡県と協議して、清水港の「ソーラーフェンス(岸壁の金網壁)」の開放や海釣り公園に代る施設の整備を検討したいとしている。

海の貴婦人に「海の女」

2004年11月13日、海の貴婦人「帆船・日本丸」(2,570トン)が我が愛する清水港に訓練航海の途中、4年ぶりに入港した。
この日岸壁では、歓迎式に続いて実習生による「セイルドリル」が披露された。
「セイルドリル」とは、日本丸のすべての帆合わせて36枚を張り広げる訓練である。

4年ぶりに入港の日本丸

大空に広がる白帆は、あたかも白鳥が羽を広げて舞い上がるようで、この雄大なイベントをひと目見ようと、岸壁には私を含め大勢のファンが詰めかけて訓練を見守った。

メインマスト上の実習生 縄梯子を昇る

77人の実習生は、きびきびと行動し甲板から43.5メートルのメインマストの頂上などにのぼり、畳120畳分の帆を広げた。

途中、マストの上から「黄色い甲高い掛け声」が聞こえてきた。?????


段々と帆は広がる





まさか・・・・


女性がいるのではと半信半疑だったが、訓練後上陸した実習生の中に女性の姿を発見した。





調べてみると、初代日本丸(1930年建造)が老朽化したため、二代目が1984年(昭和59年)につくられた。
この時女子実習生専用の衛生設備を設けたと記録されている。
時代認識の不足している筆者だった。


女子実習生

いまや、世界の海を「海の男」に混じって「日本の海の女たち」が活躍しているのだ。

話は変わって、独立行政法人航海訓練所に所属する仲間の帆船・海王丸は10月20日、台風23号の高波で富山港防波堤に座礁したが、その後引上げ作業が始まり修理の後、再び訓練船として復活する。


大海に舞う白鳥・日本丸

次代の海運王国日本を背負う「海の女たち」も、その日を待ち焦がれている。

練習船のページ
http://www.kohkun.go.jp/trainingships/ships.html


クリスタル セレニティ入港

2004年2月16日、巨大旅客船「クリスタル セレニティ」(68,870トン)が朝焼けの富士山を背に清水港に入港した。
清水港では、平成2年の「クイーンエリザベス2世」(67,140トン)以来十四年ぶりの巨大旅客船の寄港。


クリスタル セレニティ(美しい 和らぎ)

うわ〜でかい、10階建てのビルが動いている!!!
午前7時30分、定刻どおり「クリスタル セレニティ(美しい 和らぎ)」は日の出埠頭に、巨体を横付けた。外国女性は美しいが・・・でも大き過ぎる・・・

やがてタラップがおり、船客が姿をあらわす。

船外では記念写真 タラップを下りる世界漫遊の人々


「どちらから、おいでですか?」「カリフォルニア!アラバマ!テキサス!」

フロリダからやってきた退役軍人デービス夫妻は「念願の雪のフジヤマを見て感激。
でも、「ベリーコゥルド!!」と港風に震えている。 

船客の多くは年配のご夫婦でパッピーリタイア組が多く「夢の世界一周船旅」を満喫している。

歓迎セレモニーで、小島静岡市長の挨拶を受けたレイドルフ モーレン船長は


「2度目の清水港ですが、いつも市民の皆さんの暖かい歓迎には感謝します」と返礼した。






人気者は、やはり海の男・・・・・・

美女群に、囲まれて
チョッピリ、面映いんでしょうか。

レイドルフ モーレン船長は市民の記念写真にも気軽に応ずるなどやさしさを発揮していた。


さて「クリスタル セレニティ」は、バハマ船籍であるが、船は米国ロサンジェルスのクリスタル クルーズ社所属で、同社は日本郵船の関連会社である。

従って同船の船首には「赤い二本の横波線 郵船マーク」が堂々と付けられていて、海運王国日本の健在ぶりを世界に示している。

二本マストの帆船オーシャン プリンセス




とはいっても、我々一般市民には、船内見学は許可されない。



そこで、清水港の「小さな貴婦人 二本マストの帆船オーシャン プリンセス」で港内遊覧を楽しみながら、海からの「クリスタル セレニティ」カメラ取材をつづけた。




ところで、庶民派の私にとって最大の関心事は、なんといっても、旅行代金。

クリスタル セレニティ(68,870トン)


船舶代理店に聞いたところ、日本で売り出した「ワールド デビュークルーズ」は
・・・・・・2月15日横浜出発〜5月7日 南アフリカまわりでニューヨークまで83日間の船旅。
お値段は最低価格で、346万円、最高価格で1、714万円・・・・・

ちなみに最高級の客室は「クリスタル ペントハウス(バスタブ ベランダ付)」だそうで一度でいいから、一夜を過ごしたいものである。

さてさて、一夜の旅をお付き合いいただける方は、おいででしょうか。(メールをどうぞ!!!)
                ・・・・それもまた、夢の夢かも・・・・・・・

開港100周年、帆船ファアー

1999年10月29日、今年開港100周年を迎えた静岡県清水港に、日本丸、海王丸など日本の代表的帆船8隻が集結した。

日本丸

入港したのは、日本丸(2、570トン)、海王丸(2、556トン)、威臨丸(539トン)、あこがれ(362トン)、海星(180トン)、シナーラ(82トン)、オーシャンプリンセス(232トン)、ドーントレッダー(131.9トン)、特別参加の八丁櫓たける。

海王丸

この「帆船フェアー」は10/29〜11/03まで開かれ、体験乗船会、夜間のライトアップなどが行われた。

威臨丸


清水港は、江戸時代から江戸と大阪を結ぶ拠点港として栄えた。
明治になると、波止場を築造し、お茶の輸出を中心に外国貿易がはじまり、1899年(明治32年)に開港場に指定された。

今は貿易額で全国7位の国際貿易港で発展をとげている。

関連リンク: 歴史とロマンを探る夢出あい旅 サイバー五十三次しずおか創造ネット
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