1番 さ霧消ゆる みなと江の 舟に白し 朝の霜 ただ水鳥の 声はして いまださめず 岸の家 |
2番 からす啼きて 木に高く 人は畑に 麦をふむ げに小春日の のどけしや かえり咲きの 花も見ゆ |
曲の由来 文部省唱歌 「冬景色」というと「早春賦」にうたわれているように、まだ寒さが続く厳しい冬のことかと思うが、2番の歌詞にあるように、「げに小春日の のどけしや」といった のどかな春の様子も描かれており、古風な文語体の表現とあいまって冬から春に向かう景色を描いた一枚の日本画を見ているような気にさせられる。これは大人の感傷であろうか。 |