浜 辺 の 歌
1番
   あした浜辺を さまよえば
   昔のことぞ しのばるる
   風の音よ 雲のさまよ
   寄する波も かいの色も
2番
   ゆうべ浜辺を もとおれば
   昔の人ぞ しのばるる
   寄する波よ かえす波よ
   月の色も 星のかげも
曲の由来
作詞 林 古渓(1875〜1947)
作曲 成田為三(1893〜1945)
文部省唱歌

明治45年3月「尋常小学唱歌」
 この歌は、美しい浜辺を歩き、空や波の様子を見つめながら、過ぎ去った昔をなつかしく想う様子を描いている。旋律の流れや、波のようにうねる伴奏の動きも、詩の世界を効果的に描いている。