濱松宿

冬枯れの野末に旅人や
子守り、農夫が集って焚き火。
遠くに見えるのは濱松城
もとは引馬城という。

弥次さん、あそこで
一服していこう。
一服したけりゃ、お前さんだけ
休んでいきな。
俺は、行くよ。

しかたがない、ついて行くか。
何か、あそこにいた奴らの
目つきがきにくわねぇ。
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