2009 年 10 月 4 日(大安)、ゴン太くん◎ディアスがやってきた。
スバルが軽自動車の生産から撤退することになり、最後のサンバー・シリーズが 2009 年 9 月 3 日に発表されました。
そのフロントマスクのデザインには皆がびっくりし、2ちゃんでは「ゴン太くんみたいだ」との発言に皆が同調して定着しました。
我が家にキタのは、後部シートが豪華な「ディアス」の NA 2WD 3AT です。
サンバーは SC 4WD 5MT のほうが面白いことは承知しているのですが、マニュアルがキツいトシになってしまったので、ハンドル操作に集中できるオートマにしました。
ゴン太くん◎ディアスには旧式な CD プレーヤが標準装備されていますが、USB メモリ・スティックに大量の楽曲を収録してジュークボックス化するために Pioneer DEH-P540 と入れ換えました。
インパネのはずしかたを説明したサイトもありますが、ゴン太くん◎ディアスではインパネが変更されています。
写真のように、エアコンの吹き出し口からシフトレバー周りまでが一体になっているので、「内装はずし」のヘラを使ってツメをはずしていきます。
ツメの位置は、写真のボディ側をご覧ください。
標準の CD プレーヤはアンテナ・ケーブルが直出しになっているので、50 cm ぐらいの「ラジオアンテナ延長ケーブル」が必要です。
コネクタの形状が異なるため、「配線キット(スバル車用 14 ピン)」を使って変換します。
Pioneer の純正品(KF-14P)は入手できずに量販店ブランドのものを使いましたが、コードの配色には規格があるので同じ色同士をつなげば OK です。
ただ、取り付けスペースの奥行きが少ないためデッキをコードに押しつけるようになってしまい、放熱の面ではやや不利です。
標準のコネクタがキツくてはずすのに苦労したり、アンテナ・ケーブルを交換するのに苦労したりしたので、この種の作業が好きではないかたにはお勧めできないなぁと思いました。
参考: komocik space “その4 2DINデッキの取付”
Pioneer DEH-P540 では、CD-R や USB メモリ・スティックの MP3 音声ファイルを再生することができます。
音質が悪いと運転時のストレスになるため、エンコーダに評判のよい LAME を使って最高の音質を目指してみました。
LAME は本体のソースが公表されているだけで、バイナリやフロントエンドはサードパーティが提供しています。
Exact Audio Copy などのいくつかのフロントエンドを試してみましたが、結局はオプションのコマンドを追加したくなってしまうため、コマンド・プロンプトから直接 lame.exe(Ver. 3.98.2)を実行することにしました。
lame.exe を置いたディレクトリに移動するか PATH を通して lame --help を実行すると基本的な操作方法が、lame --longhelp では詳細が表示されます。
LAME には insane な高音質のオプションがあるので、まずはこれを試します。
ファイル名がスペースを含むときには " で囲んでおきます。
lame --preset insane "入力.wav" "出力.mp3"
出力されたものは、「ジョイント・ステレオ」「320 kbps」「qval=3」となっていました。
「qval」は「Quality Value(品質値)」です。
また、「ReplayGain: -5.2dB」のようにノーマライズのための計算値がタグに書き込まれています。
このうち、「ジョイント・ステレオ」を「ステレオ」に、「qval=3」を「qval=0」に、「ReplayGain: あり」を「ReplayGain: なし」に変更します。
lame --preset insane -m s -q 0 --noreplaygain "入力.wav" "出力.mp3"
これに ID3 タグのオプションを追加することもできます。
詳細は --longhelp に記されていますが、一般的には次のものを指定すればよいでしょう。
スペースを含むものは " で囲んでおきます。
--tt "title" = 曲名
--ta "artist" = アーチスト名
--tl "album" = アルバム名
--ty "year" = 発表年
--tn "track" = トラック番号
--tg "genre" = ジャンル(リスト番号も可: 8=Jazz 17=Rock 28=Vocal など)
--add-id3v2 = 30 文字以内では ID3v1 だけ書き込まれますが、ID3v2 も追加しておきます。
例えば、Joni Mitchell のアルバム Court and Spark の 2 曲目の Help Me なら次のようになるでしょう。
lame --preset insane -m s -q 0 --noreplaygain "[02] Track02.wav" "02_Help_Me.mp3" --tt "Help Me" --ta "Joni Mitchell" --tl "Court and Spark" --ty "1974" --tn "2" --tg "28" --add-id3v2
実のところ、--preset insane は --preset cbr 320 と同じであり、でき上がる MP3 ファイルのサイズも音質も同じです。
なお、DEH-P540 ではディレクトリ名が半角 32 文字まで、ファイル名が拡張子を含めて 32 文字までに制限されているので注意しましょう。
lame.exe はサードパーティが提供しているため、「これが本命」といえるものはありません。
インターネット検索で上位にヒットする RareWares と Codecs.com からダウンロードしてテストしましたが、問題はなさそうでした。
RareWares の lame.exe は 566KB、Codecs.com は 546KB、自家コンパイルは 360KB と、環境によって仕上がりサイズが異なるようです。
Mozilla をビルドできる環境が整っていれば、MinGW を追加するだけで LAME もコンパイルできます。
LAME の最新安定板は 3.98.2 です。SourceSorge から lame-398-2.tar.gz(Mon Sep 22 2008)をダウンロードします。
MinGW の最新安定板は 5.1.6 です。SourceSorge から MinGW-5.1.6.exe(Fri Oct 02 2009)をダウンロードします。
MinGW-5.1.6.exe は、ファイルのダウンロード&インストールを行うためのプログラムです。
ダブルクリックで起動して、「◎ Download only」を選択 -> 使用許諾に同意 ->「◎ Current」を選択 ->「□ MinGW base tools」と「□ g++ compiler」だけを選択してダウンロードします。
それぞれを解凍して、\bin と \libexec を統合します。
Mozilla をビルドするための PATH にこのディレクトリを追加して、MSYS のコマンドシェル(bash)から以下を実行します。
./configure make make install
\msys\local\bin 内に lame.exe が生成されます。
Visual C++ Toolkit 2003 でコンパイルしたものを置いておきます。
この lame.exe をほかのプログラムと連携させるときには libmp3lame-0.dll が必要になることもありますが、今回のような用途では必要ありません。
lame_398_2.zip [2009-09-26 | 384KB | Md5=f92eac0f4082d85c385b3d4de46506dd | Sha1=b8552bac32617f852760a527d62577dc08478a22]
作成には MinGW-5.1.4.exe を使っていますが、ダウンロードされるファイルは MinGW-5.1.6.exe と同じです。