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第14話 オヤスミナサイ 監 督:飯島 敏宏 |
| 大好きな作品です.山奥のヒュッテを舞台に話がすすめられていきますが,かなり上質のミステリーを感じさせてくれます.話が進むに従って,『不測の事態に対する犯人の対応があまりにも見事すぎるのではないか』との感じを受けますが,物語のラスト,牧の解説によってその疑問も氷解します.藤川桂介氏の脚本が冴え渡っていると思います.アニメの声優・主題歌で有名な佐々木功氏が犯人と被害者の二役を,北島マヤ氏がかわいそ〜なヒロインをそれぞれうまく演じています.冒頭のシーンでヒロインが口ずさむのが黛ジュンの『天使の誘惑』...時代を感じさせられます. | |
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第15話 24年目の復讐 監 督:鈴木 俊継 |
| この作品も好きです.基地の街・横須賀を舞台に繰り広げられる『怪奇』の中でも当時の日本の『戦争の傷跡』を最も強く感じさせる作品です.あたしの現在住んでいる御殿場も海はありませんが,以前はわけのわからん外人が大勢歩いていたりして,あんな感じだった記憶があります.この作品でも「狂ってる」というセリフがでてきます.以前の話で戦争の頃牧は5歳だったというエピソードがありましたが,この話では昭和16年12月8日生まれとなっており,矛盾が見られます. | |
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第16話 かまいたち 監 督:長野 卓 |
| 現代に通じる『不条理な犯罪』を描いた佳作.ひょっとしたらシリーズ中この犯人が一番コワイかもしれません.何度か出てくる「イタチのような眼をして...」という表現,いくらタイトルが『かまいたち』だからって安易すぎないかぁ? 「貴様がおでんを食ってる間に...」何となくマヌケな牧の台詞.的矢所長「まあまあ...せめて犬ころだったのが不幸中の幸いだ...」よくない! | |
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第17話 幻の死神 監 督:仲木 繁夫 |
| 円谷プロ恒例の下田ロケ.またしても冒頭で歌われる『天使の誘惑』,よっぽどはやっていたんですね.三沢「白い手や女の亡霊が出ましてね」「そうか? それは大変だな...」脳天気な牧.さてこの話,密輸団が亡霊伝説を利用して人ばらいをするだけの話なんですが,だとすると最初の方で出てくるバーバラさんの首にかかった宝石泥棒のシーンは何だったのか? 余分なことするなよ.ウルトラセブン・上西弘次氏が素顔で出演しています. | |
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第18話 死者がささやく 監 督:仲木 繁夫 |
| 前回に続いて下田ロケ,動き回るのは的矢所長と三沢,牧とさおりはお留守番,今回は野村の出番はありません(前回は東京から下田までおつかい).この作品,結構ミステリーとしては見られるのですが,ラストのトリックの発覚が偶然すぎていただけません.この下田ロケの2作品,シリーズの中だるみか,脚本がよくないのか,はっきり言って駄作だと思います. | |
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第19話 こうもり男 監 督:安藤 達己 |
| 第2話の『蛾』と同じく『こうもり』があまりに作り物じみている...と思ってたら本当に作り物なので良かったのでした.あいかわらず額に絆創膏の三沢...今回はX印じゃないけどやはりマヌケです.町田警部の台詞「いきがりすぎたな!こうもり男!」で爆笑.所長が仮死剤を飲まされたというくだりで,「ジュリエットが飲んだやつね?」とのたまうさおり.一度捕らえた的矢所長をかえしておきながら,妻の命日に合わせて再度拉致するヘンな犯人.仕掛けらしい仕掛け・凶器はでてきませんが,けっこうシュールで笑える作品でした.ラスト,簡単に犯人を殺してしまう的矢所長...どうも SRI って簡単に犯人を殺してしまう傾向があるようです.しかも今回は『燐光人間』や『冷凍人間』とは違うふつ〜の人間で,しかも殺人は未遂に終っているのだから,逮捕しようともせずに殺してはまずいのでは...? 家族や自分が襲われたことへの『私怨』と思われても仕方がないような気がしますが... | |
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第20話 殺人回路 監 督:福田 純 |
| コンピューターを扱った犯罪の話にしてはあまりに荒唐無稽な話ですが,『絵から抜け出すダイアナの幽霊』のイメージと共にわりと好きな作品です.SRI の夜食にさりげなく出てくる『タケダのプラッシー』.『マン』の岩本博士・『セブン』のヤナガワ参謀でおなじみの平田昭彦が珍しく悪役を演じていますが,弓をつがえるダイアナの映像に向って「何だ貴様?」で爆笑.ビルの屋上のシーンでピンキーとキラーズの『恋の季節』が流れます. | |
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第21話 美女と花粉 監 督:福田 純 |
| シリーズも終盤に入りこの第21話以降,傑作・佳作が続きます.この話も好きな作品のひとつです.女性の犯罪者ってコワくて好きです(ヘン?).今回流れてくるのは水前寺清子の『365歩のマーチ』どうも番組のイメージに合わんな... さてこの回で印象に残っているのは... 調査をしぶる野村に「とにかくやってみるというのが SRI の精神」と諭す的矢所長...それって非科学的な精神論だと思うけど... 各国大使館のお偉方が常連の会員制クラブに集まるマニキュア男たち...どーゆー会員制クラブなんだろうか? そのひとりが言う台詞「今は男も化粧する時代ですよ.マニキュアくらい常識でしょ?」...それらしい人が言うと説得力あるんだろうけど,言ってる本人はっきり言って醜男(笑).容疑者を尾行中,逆に警官に通報されて逃げ出す野村...逃げる必要ないじゃん? 同じくまっ赤っ赤の目立つ服装で尾行するさおり...気付かれない方がおかしい.犯人は『トルコ風呂経営者のお嬢さん』とのことですが,ここで言うトルコ風呂とはサウナの事で,現在のソープランドのことではないようでふ. | |
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第22話 果てしなき暴走 監 督:鈴木 俊継 |
| 「かーッこいい!」と SRI 専用車トータスをかっぱらうバカとしか思えんフーテンのアベック...あの車,かっこいいかぁ? あとキーをつけっぱなしで電話しに行く三沢もバカだが,GSの店員は何をしていたのか? そのトータスが女子大生をはね殺してしまうのですが,よく見るとこの女子大生はねられる前から道路にしゃがみこんでいます(笑).かけつけた三沢「人の命を何だと思ってやがる! かっこばっかりつけやがって!」...格好つけてるとは思えんが... 『安い』という理由だけで1万円の事故車を買っておきながら,他人の車の整備にケチをつけるバカな野村.その車が流す排気ガスが実は凶器なのですが,それだったらもっと多くの車が事故起こしそうな気がするのですが? 怪しい車を追跡調査し,間一髪脱出する三沢...ちょっと待て,もし脱出後の車が人命を奪ったらどう申し開きするつもりだったのか? 子供というよりバカとしか思えん車の持主の少女歌手.バカばっかり出てくる騒々しい話のようですが,ラスト「車に頼まれた」と言葉を残して絶命する犯人...無気味でやりきれない余韻を残す作品です. | |
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第23話 呪いの壷 監 督:実相寺 昭雄 |
| 実相寺監督作品.京都ロケ.代々贋物作りをやらされてきた家の犯人がつぶやく台詞「これじゃ一生親父の名は出ずじまいや」...ちょっと待て,贋物作りの名前が出ちゃったらかえってまずかろーが? リュート物質の名を聞いて「何だね?その笛みたいな名前の物質は?」と的矢所長...あんた仮にも SRI(科学捜査研究所)の所長だろーが.リュート物質で爆発炎上する寺が,短時間ですが久々にモノすごくて良かったです.この作品にはさおり役の小橋氏は出てきません. | |
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第24話 狂鬼人間 監 督:満田 かずほ |
| 問題の第24話.LD BOX が発売後すぐに店頭から回収された(あたし予約注文してあったので手に入れることができました)のも,BS でのシリーズ再放送が中断されたのもこの作品のせいらしいです.なんせ何回台詞の中に『きXがX』が出てきたことか? 他にも『精神異常者』『精神病者』『狂わせ屋』等ヤバそうな言葉がどんどん出て来ます.金をもらって機械で依頼人を一時的に狂わせて殺人を行わせる女(かつて家族を狂人に殺された―狂人の犯罪を容認する社会への復讐が動機)の話ですが,物語りの中で出てくるように「『きXがX』による犯罪が野放しになっているこの国」において,また『きXがX』ではありませんが,クスリやアルコールによる犯罪が年々増えている状況下においても,ひとりでも多くの人に見てもらいたい作品だと思います.そういう意味であたしはこの作品をシリーズのベスト1にあげたいと思うよ.だいたいすぐに差別だの蔑視だのって騒ぎ立てるけど,人間社会って差別と不公平の上になりたっている部分があるのがあたりまえだと思うのですが...これ以上書くと怒られそうだからやめます.「あの人は狂わせ屋です」「わかった,気を狂わせる商売のことだね?」...なんとなくおマヌケな枚の返答.父親の形見の軍用ピストル...そんなもん持ってた人って結構いたのかしらん? 最後にやはり狂人をやらせたら最高の大村千吉氏. | |
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第25話 京都買います 監 督:実相寺 昭雄 |
| 実相寺監督作品,京都ロケ第2作.甘く切ないストーリーと冬の京都をバックにしたその映像美でシリーズの最高傑作として人気の高い作品ですが,個人的には「何か違うな?」って感じのする作品です.実際にストーリーも良く出来ているし,演像も素晴らしいとは思いますが,シリーズの1話として見た場合,この第25話と最終話,他の作品とかけ離れた感がするのは否めません.つまりはきれいすぎて,拍子抜けがしてしまうのです.少なくとも私が『怪奇大作戦』に求めたのは,こういう作品ではなかったのは事実です.この話における最大の疑問点は,何故実行犯である美弥子が逮捕はおろか連行もされないのか? この回だけエンディングの主題歌のバックにS.E.(街の喧噪)が流れているあたり,実相寺監督の芸の細かさを感じさせられました. | |
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第26話 ゆきおんな 監 督:飯島 敏宏 |
| ...というわけで,この最後の2作品についてはシリーズと別モノ作品として鑑賞した方が正解だと思います.『怪奇大作戦』なんだから,もっとおどろおどろしく汚い映像を期待してしまうのです(ヘン?).以上の点を抜きにして見るならば,この作品もわりと良くできてるしそれなりに楽しめます.SRI メンバーの変装が結構笑えます.変装した三沢と間違えて赤の他人に蹴りを入れて謝りもしないさおり...非常識な女だ.今回1シーンで聴けるのはいしだあゆみの『ブルーライトヨコハマ』.ウルトラセブン・上西弘次氏が再度登場.『ゆきおんな』は妖怪でも超常現象でもありません.ラストの牧と三沢のやりとりがいいです. | |