| 1978 |
DVD-BOX VAP VPBX-12991/12992
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第284話 正月の家 |
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脚 本：小川 英／田波 靖男／安斉 あゆ子 |
| 珍しいアッコ主演，ロッキー助演エピソード．ゲストの柴田恭兵さん，スコッチ不在の七曲署が残念でしたが，この後この年『大追跡』，翌年『俺たちは天使だ！』で沖雅也さんと共演，ブレイクを果たしました．でもこのエピソード，柴田さんもよろしいのですが，それ以上に施設職員役の山本紀彦さんの熱演が印象に残りました． |
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第285話 母の香り |
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脚 本：桃井 章 |
| ロッキー刑事主演．結婚する娘の過去を隠すために興信所調査員の殺害を計画するが空振りに終わってしまう気の毒な母親のエピソードで，ロッキー刑事がその風貌に似合わないマザコンぶりを熱演しています．でも，ラストの娘の過去を既に婚約者は承知していたというオチはこの母親の行為が無意味となり，ちょっと気の毒な感じがするのでなくても良かったのではないか？と．左門豊作の兼本新吾さん，このシリーズでは度々事件のカギを握る役柄での出演が多いです． |
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第286話 悪意 |
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脚 本：小川 英／杉村 のぼる |
| ボン＆ロッキー主演エピソード．「階段だ！』，後輩のロッキーを走らせ自分はちゃっかりエレベーターに乗るボン先輩．車のフロントガラスを割られ，ひとしきり喋った後で犯人を追跡しようとするお２人さん，遅いっちゅーの．無抵抗の真犯人を袋叩きにするボンとロッキー，完全に職権乱用の違法行為です．ラスト，毎朝５時に掛かってきた電話の種明かしはつまらなくて残念でした． |
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第287話 ある娘 |
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脚 本：小川 英／柏原 寛司 |
| 当時若手スター女優だった原田美枝子さんをゲストに迎えてわざわざ作られたボス主演エピソードですが，今観るとこの人この頃はあまり綺麗だったように思えないのですが？ごめんなさい． |
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第288話 射殺 |
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脚 本：長野 洋 |
| ゴリさん主演の拳銃エピソード．ボスを中心に一課の刑事たちの仲間に対する無条件の信頼が描かれています．銃弾の数にまつわるミステリー，プロットはよくできているのですが，犯人たちが立て込んだ場所に突然現れる暴走族の一団，あの人たちあんなところで何やってたんでしょう？ 本庁査問委員長役の稲葉義男さんは警察幹部役で度々出演されていますが，その都度所属や地位や名前まで違っていて，謎の人物です． |
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第289話 殿下と少年 |
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脚 本：小川 英／大山 のぶ代 |
| 殿下主演エピソード．ドラえもん大山のぶ代さんが執筆した脚本の３作目で，さりげなく国家権力としての警察に対する批判が含まれています．検問でトイレに行きたがった少年，どこで用をたしたのかな？ 寺田三郎さん，ヤクザさんとの交渉で本名を名乗るのはあまり馬鹿正直すぎて不自然では？ 片岡五郎さんはシリーズ当初，山東昭子さんと新聞記者役でセミレギュラー出演していましたが，山東さんの政界進出でセミレギュラーの役柄を失った気の毒な俳優さんでした． |
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第290話 執念 |
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脚 本：桃井 章／小川 英 |
| 山さん主演エピソード．鬼虎と呼ばれる刑事（垂水悟郎さん）の息子で殺人犯（大野木克彦さん）の少年時代を演じている松田洋治さんは，スコッチ刑事のトラウマとなった殉職先輩刑事の息子役を演じた第225話『疑惑』に続いて２度目の刑事の息子役で物語のキーパーソンとなる役柄ですが，それ以前にも第64話『子供の宝・大人の夢』にも出演しています．また，殺し屋役ではこの方の右に出る者はいない山本昌平さんもこのシリーズには計３回ゲスト出演されています．既に亡くなった設定の山さんの妻・高子役の町田祥子さんは，この回が最後の出演となりました． |
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第291話 トラック刑事 |
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脚 本：小川 英／柏倉 敏之 |
| ロッキー刑事と大型トラックの組合せって，何となくすごくハマっていた感じで印象に残っていたエピソードでした．疑惑の晴れた運転手（川地民夫さん）をパトカーに乗せた後，代わりにトラックを運転する岩城刑事，その大切な手編みの帽子を勝手にかぶってますが，そういうことしちゃ怒られるよ． |
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第292話 一流大学 |
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脚 本：小川 英／田波 靖男／安斉 あゆ子 |
| 長さん主演エピソード．受験した大学の合格を確認後，すぐにその足で銀行に行ってお金をおろして準備した入学金・授業料を一旦宿泊しているホテルに持ち帰る受験生の親っているのかしらね？ いたとしても眼をつけた標的がその通りの行動を取るとは限らないので，この犯罪自体すごく難しいと思うのですが．でも，度々成功しているのよね？ |
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第293話 汚れなき殺人者 |
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脚 本：中村 勝行 |
| ボス主演エピソード．実際に起きたのかどうかもわからない殺人事件のしかも生死がわからず行方不明になっている被害者と同一人物と思われるだけの人物の棲んでいた部屋を勝手に家宅捜査してますけど，こんなんで捜査令状っておりるのかな？ ところで，ボスの住んでいるマンションの一階の喫茶店って，昔第９話『鬼刑事の子守唄』で出てきたのと同じお店なのかしら？ |
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第294話 逮捕 |
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脚 本：杉村 のぼる／小川 英 |
| ロッキー主演エピソード．誤認逮捕の話ですが，会社をクビになり妻子が実家に帰ってしまうという大きな被害を受けたにも関わらず，簡単に相手（ロッキー）を許してしまう被疑者の姿にすご〜く割り切れないモノを感じました．ちょっと甘すぎる結末に，消化不良起こしそうになりました． |
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第295話 二つの顔の男 |
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脚 本：塩田 千種／小川 英 |
| ボン主演エピソード．初回放映時リアルタイムで観て，すご〜く印象に残っているエピソードです．二重生活者で被害者を演じた梅野泰靖さんは後にドック刑事の父親役でセミレギュラー入り，浮浪者役の今福将雄さんはこれが初のゲスト出演，またこのときの共演がきっかけとなって，宮内淳さんはボン殉職エピソードでの相手役に根岸とし江さんを指名したらしいです． |
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第296話 ミスプリント |
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脚 本：中村 勝行／小川 英 |
| 山さん主演エピソード．雑誌の懸賞ミステリー通りの誘拐事件が勃発するというありがちなストーリーですが，ミスプリントとゴーストライターという２つのファクターを見事に使いまわした脚本が秀逸だと思います．ラストのボスに対する山さんの表情，露口茂さんの演技が神の領域です． |
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第297話 ゴリ，爆走！ |
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脚 本：小川 英／柏原 寛司 |
| ゴリさん主演エピソード．ゲストの佐藤慶さんはマカロニ刑事時代の第32話『ボスを殺しに来た女』以来久々２度目の出演ですが，本庁から出向してきた警部という全く似たような設定で，七曲署捜査一課の指揮を執って刑事たちに嫌われるものの，事件の解決には全く役に立たない気の毒な役柄です．ゲスト常連の山西道広さんは今回は犯人役ですが，ゴリさんに逮捕されて泣き崩れる，危険な凶悪犯でありながら実は情ないエリート・サラリーマンの姿を見事に演じていました． |
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第298話 われら七曲署 |
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脚 本：小川 英／四十物 光男 |
| ボン＆ロッキー主演エピソード．マスコミの横暴にメスを入れた作品ですが，第294話『逮捕』同様ストーリーが消化不良のまま結末を迎えてしまい，せっかく良いテーマが生かしきれていない残念な脚本だったと思います．西山署長のおバカさんぶりは，平田昭彦さんの名演だと思います．殉職したマカロニ，ジーパン，テキサスの３名の刑事が，署長室の遺影で特別出演しています． |
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第299話 ある出逢い |
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脚 本：畑 嶺明／小川 英 |
| 殿下主演エピソード．小野寺昭さんはこの頃すでにシリーズ降板を申し入れており，岡田プロデューサーに保留されておりましたが，殿下の３人目の恋人を演じた香野百合子さんがセミレギュラー入りした，この『ある〜』シリーズの開始によって２年後の殉職が準備されていた感じです． |
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第300話 男たちの詩 |
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脚 本：小川 英／四十物 光男 |
| 300回記念作品．山田署に転勤したスコッチや，殉職したジーパンのお母さん，警察ジュンまでゲストに迎えて，ボスを中心とした七曲署捜査一課チームの結束を描きたかったのはわかるのですが，自らの生命の危険を顧みず手術を延期させて山さんに直接命令を伝えようとしたり，負傷していて足手まといになるおそれが十分あるにも関わらずゴリさんの現金輸送車に同乗したり，まあ気持ちはわかるけどそれってやっぱりワガママでしょ？ ってツッコみたくなるボスの言動． |
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第301話 銀河鉄道 |
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脚 本：小川 英／塩田 千種 |
| 山さん主演エピソード．一貫して生命の尊さを訴え続けてきたシリーズの，死に急ぐ若者たちへのメッセージ色の強いエピソード．個人的にこどもがらみのストーリーってあまり好きではないのですが，このエピソードにおける露口茂さんの演技には素直に感動させていただきました． |
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第302話 殺意の証明 |
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脚 本：小川 英／四十物 光男 |
| ボン＆ロッキー主演エピソード．『交換殺人』というプロットは非常にスリリングでよろしいのですが，ストーリー後半で地下鉄構内を含む延々と続く追跡劇はちょっと退屈．せっかくの名古屋ロケだったのにね． |
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第303話 お人好し |
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脚 本：小川 英／四十物 光男 |
| ボン主演エピソード．ゲスト常連の峰竜太さんはこのシリーズ７回出演していますが，これが３回目．石原プロの『大都会』，『西部警察』では刑事役でしたが，このシリーズではこういう『巻き込まれ型』の役柄が多く，どちらかというとこちらの方がキャラクター的に似合っていたと思います．宮内淳さんが挿入歌『夕焼けの街』を歌っています． |
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第304話 バスジャックの日 |
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脚 本：小川 英／柏倉 敏之 |
| 一応ボス主演の七曲署捜査一課チームの活躍を描いたエピソードですが，それ以上にゲストでバスジャック犯の川谷拓三さんがフィ―チュアされています．しかしながら，でらちゃんはそれ以上に『キイハンター』では悪役ゲスト常連だった団巌さんの，心臓病持ちなのに身体が大きいというだけで犯人に一方的に恐れられて苦しむ可哀そうな被害者役の好演が印象に残りました． |
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第305話 勲章 |
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脚 本：小川 英／高階 秋成 |
| ゴリさん主演ですが，こちらもどちらかというと名優高品格さんの定年間際の老巡査が実質的な主演のエピソード．そして，でらちゃんとしてはこの回もいつもは悪役の浜田寅彦さんと中井啓輔さんが善悪どちらともいえない微妙な役柄を好演しているのがそれ以上に印象に残りました． |
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第306話 ある決意 |
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脚 本：畑 嶺明 |
| 殿下主演，『ある〜』シリーズ第２弾．早くも求婚の決意をしてしまう，手の早い殿下．おかげで香野百合子さんはたくさんの脅迫電話や手紙を受け取る羽目になりました． |
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第307話 反転 |
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脚 本：中村 勝行／小川 英 |
| ロッキー主演エピソード．刑事が飲酒運転してはいけません．現像されて鑑識からロッキーに届けられた写真についてのボスと山さんのやり取りがいいです． |
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第308話 新しき家族 |
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脚 本：杉村 のぼる／小川 英 |
| 山さん主演エピソード．隆を再び引き取ることになったため，その世話を依頼する受刑囚の娘・高田加代子役の千野弘美さんがセミレギュラー入り．回想シーンでセーラー服着ているので調べてみたら，この方当時22歳くらいだったみたい．ゴリさんが独断でロッキーを巻き添えにして彼女の張り込みを行いますが，他のボスや他の刑事たちに内緒でこ〜ゆ〜ことできるのかしらね？ |
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第309話 危険な時期 |
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脚 本：小川 英／柏原 寛司 |
| ボン主演エピソード．ジーパンの母親で看護師役の菅井きんさんが第300話に続いて顔を見せていますが，この後は７年後の第665話『殉職刑事たちよ，やすらかに』に出演されています． |
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第310話 再会 |
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脚 本：長野 洋 |
| ゴリさん主演エピソード．かつてゴリさんの恋人だったセミレギュラー小林道代役の武原英子さんが最後の出演．この方，スコッチ刑事沖雅也さんの出世作のひとつ『クラスメート〜高校生ブルース』でヒロインの女教師を演じていました．またプライベートでは1980年ににしきのあきらさんと結婚，1996年に50歳で早逝してしまいました．事件をきっかけにゴリさんと再会しますが，それにしても逮捕の決め手となった競馬新聞に遺された犯人のイニシャル，その理由がせこすぎます． |
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第311話 ある運命 |
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脚 本：小川 英／畑 嶺明 |
| 殿下主演，『ある〜』シリーズ第３弾．殿下の恋人役はファンの嫉妬を買ったため，１代目の有吉ひとみさんは劇中で殺されてしまい，２代目の真野響子さんは人を死なせてしまったため自ら殿下のもとを去るという設定でしたが，今回３代目の香野百合子さんは殿下の巻き添えをくって下半身不随になってしまうという悲劇的な展開を迎えました．これで，ファンの怒りは少しはやわらいだのでしょうか？ それにしてもボス，いくら前回では犯人隠匿の罪を犯したとはいえ，今回部下の身代わりで重傷を負ったその婚約者を呼び捨てにしちゃダメでしょ？ 気の毒すぎます． |
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第312話 凶器 |
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脚 本：長野 洋 |
| ボス主演エピソード．今回は『人間凶器』江島真二に扮する矢吹二朗さんと長時間にわたって迫力のあるアクション・シーンを魅せてくれています．以前は鹿児島県警捜査部長だったり，本庁左門委員長だったりした稲葉義男さんは，今回は本庁特捜部部長役で出演しています． |
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第313話 真夏の悪夢 |
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脚 本：桃井 章／小川 英 |
| 長さん主演エピソード．撮影中ケガをして降板した沖雅也さんの代わりに映画『八月の濡れた砂』の主演を果たした広瀬昌助さんが初のゲスト出演．この後も何度か出演されています．すでにゲスト常連の久富惟晴さんは長さんの元上司役で出演されていますが，やはり…でした． |
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第314話 拝啓 ロッキー刑事様 |
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脚 本：小川 英／柏倉 敏之 |
| ロッキー主演，現在ではほとんど死滅したペンフレンドにまつわるエピソード．昔，雑誌なんかに『文通コーナー』なんてのがあって，各自個人情報を垂れ流しているという現在で考えると危険極まりない状況だったのですが，逆に言えば平和な時代だったのね，ゲスト常連の立枝歩さんは第247話『家出』での殿下をはじめ，各エピソードでいろんな七曲署メンバーとからんでいます． |
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第315話 ライバル |
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脚 本：中村 勝行 |
| ゴリさん主演エピソード．ゲストの綿引洪さんは1975年の第139話『墓穴を掘る』以来３年ぶりの出演ですが，次作はさらに６年後の『戦士よ翔べ』で今度はボギーとからんでいます．常連の阪脩さんは警察関係の役柄が多いのですが，ここではかなり怪しげな人物を好演していました． |
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第316話 ある人生 |
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脚 本：畑 嶺明／小川 英 |
| 殿下主演，『ある〜』シリーズ第４弾．といっても今回は三好恵子メインのストーリーではありません．ゲスト初出演の三浦真弓さんは，このあと２回，第355話『ボス』と第509話『列車の中の女』に出演されています．今回，ラストで殿下に対する気持ちの変化と共に表情がそれまでと全く変わってしまう演技が印象的でした． |
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第317話 殺人者に時効はない |
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脚 本：小川 英／杉山 のぼる |
| 山さん主演エピソード．ゲストの井上孝雄さんはこのシリーズに３回出演していますが，今回はメガネをかけて普段と全く違った感じの会社社長役を演じていて，最初ちょっとわかりませんでした．早川保さんは７回の出演のほとんどが警察幹部もしくは検事の役なので，またかという感じ．常連の井上博一さんはいつもの見事な小悪党ぶりを発揮しています．第146話『親と子のきずな』でゴリさんの母親役を演じていた野村昭子さんが，今回は山さんの先輩刑事の未亡人役で出演していますが，このあと第446話『光る紙幣』にも別役で出ていて，それぞれ強烈な印象を残しています． |
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第316話 カレーライス |
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脚 本：小川 英／四十物 光男／櫻井 一孝 |
| 初期には多かったゴリさん久々の大食漢エピソードで，かなり強く印象に残ってました． |
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第319話 年上の女 |
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脚 本：小川 英／大山 のぶ代 |
| ボン主演エピソード．ゲストの中尾彬さんがボンの先輩で事件の被害者と思われる会社社長ですが，この人が単なる被害者であるとは思えず，これほとんどネタバレのミスキャストじゃん，と思ていたらラストにちょっと驚くネタが仕掛けられていました．中尾さん，丘みつ子さん共にこのシリーズでは唯一のゲスト出演でした． |
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第320話 飛べないカナリア |
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脚 本：小川 英／塩田 千種 |
| ロッキー主演エピソード．初ゲストの米倉斉加年さんは天使か悪魔か実は廃人という気の毒な役でしたが，難しい役を見事に演じてられてました．この後，第358話『事件の背景』と Part 2 第12話『さらば七曲署』に出演されています．ヒロインの土部歩さんはどっかで見た方だと思っていたら，この年フジテレビで放映されたエラリー・クイーン原作『Yの悲劇』で重要な役を演じていた方でした．他にも，宮口精二さん，今福将雄さん，橋爪功さん等，ゲストが豪華な回でした． |
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第321話 朝顔 |
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脚 本：長野 洋 |
| 山さん主演エピソード．今回山村家の隣人役で出演している町田博子さんは，後に千野弘美さん扮する高田加代子の後任の山村家家政婦としてセミレギュラー入りしました． |
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第322話 誤射 |
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脚 本：小川 英／うど・ふみこ |
| 長さん主演エピソード．この回で降板するアッコ役の木村理恵さんが事件に関わる設定で助演しています．ところでこの方，いつの間にか現れて捜査一課メンバーとなじんでいた感じで，この退職エピソードは記憶にあるのですが，初登場エピソードの記憶が全くないのです．もう一人のヒロインを演じた結城しのぶさんはこれが３度目で，最後のゲスト出演となりました． |
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第323話 愛は何処へ |
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脚 本：小川 英／四十物 光男 |
| ボン＆ロッキー主演，日本テレビ開局25周年記念作品として製作された，北海道ロケ前・後編の前編．清水健太郎さんの俳優デビュー作ですが，この方後に『Gメン82』で刑事役を演じている最中に逮捕されるというシャレにならない不祥事を起こしています．また，ボンのガールフレンドでヒロインの純アリスさんは後に三浦浩一さんと結婚後，女優としての活動はあまりしなかったみたいで，ドラマの出演が意外と少ない方でしたが，2019年に早逝されてしまい，ボン役の宮内淳さんも翌2020年に亡くなっていて，なんとなく呪われた感じ？ ストーリーは北海道の児童福祉施設出身で，自分たちの牧場を作るためにマルチ商法会社に強盗に入り，盗んだ金を持って故郷に向かう２人を，ボンとロッキーが追跡するのですが，この２人の行動がイミフ．犯行バレてるんだから，もう牧場どころの騒ぎではないわけだから，普通そんなところに逃げちゃダメでしょ． |
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第324話 愛よさらば |
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脚 本：小川 英／四十物 光男 |
| 同後編．前回ラストで心臓が停止したロッキーがボスが見守る中蘇生．本来はこの作品でボンの殉職が予定されていたらしいのですが立ち消えになったらしいです．今度は海外に逃亡を図る犯人カップルですが，最初からそうしてればよかったのにね？ 犯人を撃てなかったボンとかけつけて犯人をヘリから射殺するボス．それはともかく，犯人を撃てなかったのは仕方なかったとしても，それ以前に一般市民に暴行を働いている時点で免職モノだと思うのですが，その点に関してはお咎めなかったのかしらね？ ゴリさんも見て見ないふりしてたのかしら？ いろんなところで脚本のアラが目立った作品でした．後のスニーカー刑事山下真司さんがテスト出演されていますが，犯人カップルの逃走を幇助するというとんでもない役でした，これ刑事にしちゃダメでしょ． |
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第325話 波止場 |
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脚 本：中村 勝行／小川 英 |
| 殿下主演エピソード．でらちゃんお気に入りの女優さん，田中真理さんが以前は浜美枝さんがセミレギュラーとして４回，マカロニ・ジーパン・テキサス・ボンの４名の新人刑事の教育係的な役割だった密輸Gメンというポジションでゲスト出演されていますが，既に３人目の恋人と『ある〜』シリーズを展開中の殿下の相手役になることもできず，残念ながらセミレギュラーにはなりませんでした．この方，初期は『サインはV』，『キイハンター』等のテレビ・ドラマに出演していたのですが，1971〜73年に日活ロマン・ポルノの星としてブレイク，1977年には映画『−北村透谷− わが冬の歌』で主人公の妻で実質的な主役を演じて本格的女優に転身を図りましたが，1980年代に入って姿を消してしまいました．ちなみにこの映画ではスコッチ刑事沖雅也さんのお姉さん役で，お二人のファンとしてはとても嬉しかったです．田中さんも沖さんも姿を消してしまったときは残念に思いましたが，現在では残酷なようですが正解だったと思います．老醜のスター見たくないです． |
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第326話 捜査 |
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脚 本：長野 洋／小川 英 |
| 長さん主演エピソード．今回の早川保さんは本庁の警視．ほぼ常連のマスオさん増岡弘さんは今回もわりと重要な役やっています．長さんが息子・俊一と口論するシーンでラジオから流れるのがツイストの『銃爪』ですが，この頃はまだボギー刑事・世良公則さんのレギュラー入りは予定されていなかったと思われます． |
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第327話 爆弾 |
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脚 本：畑 嶺明 |
| ゴリさん主演エピソード．２話連続の爆弾モノ．２話連続で流れる『銃爪』．でも脚本は別の方なので，単なる偶然？ 山さんがゴリさんに「犯人は必ず爆弾を仕掛けた所に行く」というアドバイスをするのはは，第２話『時限爆弾街へ』を思い起こさせましたが，ストーリーは焼き直しというわけではなく，今回ラストがちょっと違います． |
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第326話 待ち合わせ |
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脚 本：塩田 千種 |
| ボン主演エピソード．『ザ・ガードマン』や『キイハンター』なんかでも度々あった『籠城モノ』なんですが，竜神会と響組のヤクザの抗争がらみだったり，鉄砲玉の母親が巻き込まれたり，ちょっと目新しい要素を含んだエピソードで印象に残ります．志賀勝さん，迫力はありますが，時々何を言ってるのかわかりませんでした． |
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第329話 タイムリミット |
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脚 本：長野 洋 |
| ロッキー主演，ボス助演？エピソード．前回に続いて籠城モノ，前回に続いてヤクザの抗争がらみ，しかもまたも竜神会と響組．但し今回はコレラという，また強烈な別要素が加味されています．ところでこのところ２話連続で同じような設定のストーリーを別の脚本家が書いていますが，これもしかしたら番組の実験だったのかしら？ 寺田農さんはじめ，阿部徹さん，田島令子さん，蟹江敬三さん，中田博久さんとゲスト陣が多彩で豪華でした． |
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第330話 天使の微笑み |
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脚 本：塩田 千種／小川 英 |
| ロッキー主演エピソード．藤巻潤さんは第165話『回転木馬の女』に続く２度目で最後のゲスト出演．ここまで観てきて気づいたのですが，『ザ・ガードマン』メンバーでこのシリーズにゲスト出演していないのは，キャップの宇津井健さんと『Gメン75』レギュラーだった川津祐介さんだけでした． |
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第331話 新曲 |
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脚 本：小川 英／四十物 光男 |
| 殿下主演エピソード．最初から犯人が明らかで，殿下が推理で追い詰めていく倒叙物のストーリーは後の『古畑任三郎』を思い起こさせましたが，時期的に言って『刑事コロンボ』の影響だったと思います．そういえば山さんの露口さんもピーター・フォークさん意識して役作りしていたし．それにしても偶然による展開が多すぎる，ちょっとご都合主義的なシナリオは感心しませんでした． |
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第332話 冬の訪問者 |
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脚 本：杉村のぼる／小川英 |
| ゴリさん主演エピソード．今回ゴリさんの父親役の下条正巳さんはこれまで別役で第29話『奪われたマイホーム』，第277話『身代り』に出演していましたが，この後はもう一度第665話『殉職刑事たちよ永遠に』で同役で出演しています．田島義文さんはこれが最初のゲスト出演ですが，このあと２回別役で出演されています．この人『ウルトラQ』の関デスクのイメージが強すぎて，今回のヤクザの組長役ははっきり言ってしっくりこないというか，違和感大でした． |
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第333話 刑事の約束 |
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脚 本：長野 洋 |
| 山さん主演エピソード．悪役常連の椎谷建治さんですが，数ある出演作の中でもこのエピソードはこの方の魅力が大きく引き出されている作品だと思います．この方，1997年に50歳で早逝されていたの知りませんでした．ロッキー刑事と山村家お手伝いさんがこの事件を通していい雰囲気になっていますが，まだロッキーと早瀬婦警が結びつくプランは浮上してなかったのかしらね？ |
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第334話 窓 |
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脚 本：桃井 章 |
| ゴリさん主演エピソード．ゲストの野瀬哲男さんは第493話『スコッチよ静かに眠れ』でスコッチ刑事をつけ狙う役を好演していましたが，他にも殿下エピソードの『家出』等，印象に残る役を多く演じていました．割と気になっていた俳優さんだったのですが，早々と引退してしまって残念でした． |
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第335話 ある結末 |
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脚 本：畑 嶺明／小川 英 |
| 殿下主演，『ある〜』シリーズ第５弾．ですが今回も三好恵子に関連した事件ではなく，あくまでサブストーリーとしての位置づけですが，殿下と恵子のラブストーリーが一旦結末を迎えます．本筋の自滅していく専務役の田中明夫さんと秘書課長の山本耕一さんは，これ以上の配役は考えられない以上のハマり役ですが，それ以上に凄かったのがやはり常連の倉野章子さん．こういう陰のある女性を演じさせたら最高の演技を見せてくださる女優さんでした． |
