Lesbianism 1

一 般



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レズビアン・ラブ
奈良林 祥 著 1967年1月30日 発行 コダマプレス
 1967年,まだ LGBT のようなセクシュアル・マイノリティが社会通念上,『異常』,『病気』,『変態』と見られていた頃の文献で,この著者も当時,性科学の第一人者を自称し,レズビアンを「病気ではなく,症状である」としながらも,結局のところ以下のように決めつけているという点で,現在では全く見当違いとしか評価できませんが,半世紀前のレズビアンに対する一般的・社会的な理解がこの程度のものであったということは,忘れてはならないことでもあるのです.
 いうならば,レズビアンとは,知らず知らずのうちに,自分で自分を困らせるということに一生懸命になってしまっている人間である,ということになるだろうか.
[本文 VI “病める個”とは何か]
 申しわけないけれど,精神衛生の上からすれば,レズビアンとは,要するに,“病める個”に他ならないのだ.
[本文 VII あなたにも《壁》が発見できる]

2
レスビアン テクニック 女と女の性生活
秋山 正美 著 1968年5月31日 第1刷発行 第二書房
 レズビアンについて,その歴史と文学作品を紹介,心理学からのアプローチを行っていますが,やはり同性愛に対する偏見・無理解を感じさせる記述がところどころに見られ,内容的に時代の古さを感じさせられます.
 こんにちの心理学界のほぼ一致した学説によれば,同性だけにしか愛情を感じない人間は,知恵や体格は人並みでも,こと性についてだけは,未発達で未成熟であるとされている.
[本書を読んでくださる孤独なふたりの恋人のために]
3
女と女のブルース 苦悩する青春の手記シリーズ II
杉原 恵美子 著 1970年10月30日 第1刷発行 第二書房
 『正しい奥深いレズの道』っていったいなんだろね?(笑)
 自然,膣を軸とする愛撫はさけられ,クリトリスを目的とする愛撫にのみ,技工が発展して行くのは仕方がありません.これが日本のレズの実情です.
 だが多くのレズ人口の中には,自然に,この擬似の段階から抜け出て,正しい奥深いレズの道に入ろうとする者も出てきます.
 ここに紹介する何人かの女たちは,それらレズビアンのさまざまのタイプです.
[世の中の人々に]
4
写真 レスビアンラブ入門 心に愛を 唇に乳房を
清岡 純子 著 1971年6月15日 発行 池田書店
 カメラマンで日本におけるレズビアン活動の先駆者であった著者は,1921年生まれで1991年に70歳で亡くなっているので,この本が発行されたときはちょうど50歳だったということになります.内容的に上記の2册(1・2)を完全に凌駕しており,性の解放が叫ばれ始めたこの時代に,これだけ進歩的な考え方を持っていた人が存在していたというのは注目すべき事だとでらちゃんは思うのでした.
 とにかくレスビアン・ラブというのは,非常に純粋な精神的なつながり,なかんずく愛情が中心にあることは,男女のそれ以上だといってよいでしょう.その意味では,あらゆる愛情関係の中でもっとも純粋だと,私はいい切る自信があります.
[れすびあんのせかい - レスビアンについて]
5

レスビアンの躰
Le Corps Lesbien

モニック・ヴィティッグ著 中安 ちか子 訳 1980年10月28日 第1刷発行 講談社

 フランスで1973年に刊行されたものの完訳.昔れすびあんと呼ばれていたのが現在はれずびあんと呼ばれているのは,どうも英語ではレズビアン,フランス語ではレスビアンと発音するらしいです.
 ひとを愛する自己であるわたしの身体を,女性は,どの言葉でとらえればよいのでしょうか.<女体>とか<女の身体>とかいう,物理的にはその至近距離にあるはずの言葉が,セックス肥大の白痴,せいぜいよく言って魔性,のイメージしかあたえないことのむごたらしさ.これこそが,すべての女性のおかれている状況であり,モニック・ヴィティッグの出発点でもあるわけです.
[あとがき/訳者]

6

「レズビアン」である,ということ

掛札 悠子 著 1992年5月6日 初版発行 河出書房新社

 性同一性障害者であったでらちゃんが男性社会の中で「男性として」生きて行かなくてはならなかった事が,でらちゃんにとってはアルコール依存症に陥るほどの生き辛さを感じさせるものだったわけですが,この本の中には,レズビアンをはじめとするあらゆるセクシュアル・マイノリティの人たちが抱えている問題の本質が明らかにされているような気がしています.
 この社会はレズビアンに対して寛容なふうを装っているけれども,その裏側にはレズビアンへの嫌悪があることをレズビアン自身は知っている.だから,その嫌悪に直面することを避けるように行動せざるをえない.
[「レズビアン」差別が見えない理由]
 まず,日常生活の側面から見ると,「女と女」であることは「女と男」であつこととはかなり違う,と私は思っている.ひとつには,これも結局は社会的な要素の反映なのだけれども,「女」としてこの社会で育てられた者と「男」としてこの社会で育てられた者との間でよりは,「女」として育てられた者二人の間でのほうがより違いが少ないからである.より似ているのではない.より違いが少ないのである.それほど,「女」として育てられることと「男」として育てられることは,この社会において違い過ぎている
[「女と女」の可能性]
 日常生活の面でも,「障害者」は人の迷惑にならないようにおとなしくされていることを共生されている.だれもが「いかにみんなと同じか」ということに心を砕き,自分(=みんな)と違う人間は徹底的にいじめ,排除するこの国では,「障害者」は社会的に殺されたも同前である.(中略)こうした「異常」の線引きと「異常なもの」に対する嫌悪感を根底でささえる「みんなと違う」という意識は,他人の目をもっとも気にする年代である思春期に日本人の心に根をおろす.[教室の中の同性愛者]
 ことに同質性を当然として生きている日本人の感性は,なんとかして「自分と違うもの」を自分の土俵にひきずりこもうとする.自分の知らないこと,自分に理解できないことが存在するという事実を認めず,それを受け入れようとせず,自分がもっているきわめて小さなものさしですべてを理解しようとするのである.
[カムアウト,そして,共生へ]
 自分以外の人のあらゆる自由,自分以外の人のあらゆる権利,自分以外の人のあらゆる“生”の形を(tsとえどれに対する異論や反感はあろうとも,最終的に)認めることは,自分自身の自由と権利,“生”の形の選択権をこの社会で十全に確保するということである.
[いま,「レズビアン」であるということ]

7

ラヴェンダー
薄紫色のカウチ レスビアンとゲイのための心理療法利用案内
The Lovendeer Couch by Dr. Manny Hall

マーニー・ホール 著 木下 卓 訳 1992年12月1日 初版発行 太陽社

 同性愛が精神的な『病気』と看做されていた時代におけるサイコセラピストによる療法案内書ですが,同性愛は決して『治療』されるべきものではありません....
 存在価値を貶められた少数者であるレズビアンとゲイは,優秀な文化からの軽蔑や敵意,そして,これらはたぶんはるかにひどいものだが,私たちの存在を否定する姿勢と戦わなければならない.
[第12章 レズビアンとゲイのための精神衛生]

8

耽美小説・ゲイ文学ブック・ガイド

柿沼 瑛子/栗原 知代 編著 1993年4月20日 初版第1刷発行 白夜書房

 書籍購入のガイド・ブックとして重宝してます.
 最近,巷では,従来の男と女の関係からはみだしてしまうセックスのありかたが,やたら目につくようになっている.もちろんゲイもレズビアンも太古の昔からいた.同性愛者ほどわかりやすい存在ではないが,自発的にセックスをしない人も,昔からいた.でもこれほど顕在化してきたのは,ここ数年のことだ.そういったセクシャリティの辺境にいる人たちを,ひとくくりで変態として拒絶してしまうのは,よくない.とはいえ,革新的な存在として,盲目的にひれふしてしまうのも,これまた馬鹿な態度である.
[序文 セクシャリティの新しい見取り図を作るために]




9

まな板のうえの恋

出雲 まろう 著 1993年6月25日 発行 宝島社

 レズビアンの作者が様々な体験を通して感じた社会におけるマイノリティに対する差別を訴えておりますが,でらちゃんの体験では,真性のビアンの女性の中にはでらちゃんのような MtF ビアンを女性として認めない人もいましたし,また,マッチョなゲイの男性の中にはでらちゃんのような MtF を激しく憎んでいる人もいました.セクシュアル・マイノリティの中にも差別意識を持っている人は,悲しいことですが存在しているのです.
 (前略)わたしはこのときあらためて,すべての人間に等しく認められているはずの基本的人権に関わることがらさえ,同性愛者にとってはまだ認められていないのと同じ状況にあるということを痛感しました.
[あとがき]

10

サフィストリー レスビアン・セクシャリティの手びき
SAPPHISTORY

パット・カリフィア 著 原 美奈子 訳 1993年7月1日 初版発行 太陽社

 レズビアンである作者が,レズビアンである読者に向けて執筆したセクシュアリティ・マニュアル.内容的に少々古さを感じさせる点もありますが,セクシュアリティの自由をおおらかに肯定している点は高く評価できると思います.
 レスビアンのグループが性転換者を拒絶するのは,フツーの女のグループがレスビアンを拒否するのと,どこが違うのでしょう? SMポルノ禁止を訴えるフェミニスト・グループと,学校での性教育映画の上映中止を求める宗教グループとは,どう違うのでwしょう? 一度よく考えてみるべきです.
[第1章 エロティックなイメージ]

11

ラヴェンダー・スクリーン ゲイ&レスビアン・フィルム・ガイド
LAVENDER SCREEN

ボーゼ・ハドリー 著 奥田 祐士 訳 1993年9月30日 初版第1刷発行 白夜書房

 ビデオ・DVD 購入のガイド・ブックとして重宝してます.
 同性愛映画が描いているのは,大方の場合,ホモセクシュアルの世界やライフスタイルではなく,ストレートな社会の思惑である,
[まえがき]

12

レッド・アロー・ドキュメント レズビアン
RED ARROW DOCUMENT THE MAKING OF A RESBIAN

ハンス・エバーハート 著 阿部 孔子 訳 1994年3月30日 第1版第1刷発行 青弓社

 でらちゃんは GID MtF であると同時に性指向は女性指向,いわゆる MtF ビアンということになるわけですが,自分が女性であると言う認識がまだなかった頃,つまり自分が男性であると信じていた頃,アルコール依存と性依存のクロスアディクションを持っていました.アルコールの問題で底つきを覚えて,同時に自分のセクシュアリティの問題が明らかになってからは,どちらのアディクションも回復へと向かっています.というわけで,現在はどちらかというとレズビアンというよりノンセクシュアルなでらちゃんでした.
 周知のとおりアルコール類を摂りすぎると,性関係へとつながりやすいものだ.アルコールは心の奥までしみこんだ自制心をもゆるめる.しらふのときに心を縛っているものがなくなり,拘束されている面を一時的だが解き放つ,,たとえ自制心が強く,きちんとしている人でも,アルコールの影響下では本人が最も忌み嫌う人間になりことも多い.潜在的に同性愛傾向のある女性は,アルコールでいとも簡単に抑制がとれてしまい,浮かび上がってくる.
[第9章 同性愛とアルコール]

13

私の目を見て ---レズビアンが語るエイジズム---
LOOK ME IN THE EYE
-Old Woman, Aging and Ageism-

バーバラ・マクドナルド/シンシア・リッチ 著 寺澤 恵美子/山本 博子/久保 とし子/N・ミナイ 訳 1994年7月30日 第1刷発行 原柳舎

 でらちゃんの立場から言わせていただくと,高齢でレズビアンの女性が受けている差別と同様に強い差別を受けているのは MtF レズビアンの女性なのです.ですから,最も強い差別を受けているのは高齢で MtF のレズビアンの女性ということになるのです.
 男の世界では私が女だからやっかい者だった.だが今,女の世界では63歳だからやっかい者になっている.ここがだめなら,どこへ行ったらいいのだろうか.

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女(わたし)が愛した女たち 芸能界レスビアン事情
The Women I Loved

阿部 ひろみ 著 1995年3月5日 初版発行 KK ベストセラーズ

 でらちゃん,げ〜の〜かいにはあまり興味がないので…
 女は誰でもレズの要素を持っているのです.
[chapter 1 レズビアンは麻薬のような味がする]

15

Coming OUT !

笹野 みちる 著 1995年8月13日 第1刷発行 幻冬舎

 でらちゃんの場合,最初に性同一性障害者であることをカミングアウトした訳ですが,そしたらトランスが終わった後によく「彼氏できた?」などと訊かれるようになったので,再度レズビアンであることをカミングアウトしなくてはならなかったのでした.
カミングアウトするっていうことは,つまり,自分の好きなものや,自分にとって大切なものは絶対に守りたい,っていう気持ちの表現でしかない.
[10]

16

クィア・スタディーズ '96 クィア・ジェネレーションの誕生
Queer Studies '96

クィア・スタディーズ編集委員会 編 1996年7月1日 初版第1刷発行 七つ森書館

 クィア・アイ,クィア・ヒストリー,クィア・オピニオン,クィア・クルティーク,私の好きなクィア・カルチャー,クィア・インタビュー,クィア・ブックス評…,とても参考になりました.
 「性」について考察することは,自身の生き方や存在のありよう,他者との関係性について見直すことだと言えます.人は「性」を媒介にしてアイデンティティを獲得したり,他者と向かいあったり,社会の中での役割を演じたりするからです.「性」を考えることは,そのまま私たちの「生」を再考することにもつながるでしょう.
[はじめに]




17

レスビアンの歴史

リリアン・フェダマン 著 富岡 明美・原 美奈子 訳
1996年11月25日 初版第1刷発行 筑摩書房

 19世紀末から'90年代に至る,アメリカ100年の女性愛の歴史.400ページにわたる大著です.

18

彼女たちの愛し方
BYE BYE SEXUARITY

北尾 トロ 著 1997年6月12日 第1刷発行 ザ・マサダ

 著者とカメラマンの相方のインタビューと写真で各6組(人)のレズビアンおよびバイセクシュアルを紹介していますが,どうもステレオタイプ的なサンプル揃いに感じてしまったのは気のせいかしら?
 世の中には大多数の異性愛者と.少数の同性愛者(両性愛者も)がいる.社会は異性愛者を基準にできているから,ほとんどの人は彼らと無縁の生活をしている.なかでも,ホモに比べて同性愛者であることを公言する人が少ないレズビアンについては,謎めいた印象が強い.
[プロローグ]

19

ゲイ文化の主役たち ソクラテスからシニョルレまで
The GAY 100

ポール・ラッセル 著 米塚 真治 訳
1997年11月15日 第1刷発行 青土社

 現代のゲイ/レズビアン・アイデンティティの確立に貢献したという点で,いずれも最大級の影響力のあった人物100組のランキング.内訳は男性60組,女性38組,男女のペア2組.

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310人の性意識 異性愛者ではないたちのアンケート調査

性意識調査グループ 編 1998年9月5日 初版第1刷発行 七つ森書館

 トランスセクシュアル・トランスジェンダーの定義等,内容的に少し古い感じがします.また,性自認と性指向に関して,アンケートの対象をさまざまな『女性』としながらも,『女性』という言葉の持つ意味が曖昧で,性自認における FTMTS を女性扱いしている一方で MTFTS については全く触れられていなかったり, 性指向に関して A セクシュアルという選択肢がなかったり,差別意識はなかったのでしょうが,現在から見ると「?」を感じてしまう部分が多々あったりするのです.かつて,ゲイやレズビアンの中におけるトランス・バッシングのような,マイノリティ内におけるマイノリティ差別が多く,そしてそれは現在でも存在しているのですが,その事と無縁ではないような気がするのです.
 ノンヘテロセクシュアル―非異性愛―とは,ヘテロセクシュアル(異性愛)ではない女性,つまり「女性として,男性だけを性愛の対象とする女性」ではない女性たちという意味で,一般的にはレズビアンやバイセクシュアルの女性たち,そしてヘテロセクシュアルではないけれど,レズビアンやバイセクシュアルといった言葉では言い表せないさまざまな性の指向,自認をもった女性たちのことを言います.

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女性同性愛者のライフヒストリー

矢島正見 編著 1999年4月05日 第1版第1刷発行 学文社

 第1章:聞くlことと語ること―調査概要,第2〜15章:14名の女性のライフ・ヒストリー,第16章:見えてくること―考察,の3部構成.

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先生のレズビアン宣言 つながるためのカムアウト

池田 久美子 著 1999年5月20日 初版発行 かもがわ出版

 でらちゃんが,性同一障害者であること,すなわち本当は女の子だったことに気づくのが遅れたのは,ひとつにはセクシュアリティを考える三要素,すなわち,体の性別(sex),心の性・性自認(gender identity),性愛・性欲の対象(sexual orientation)のバランスの問題があります.つまり,体が男性,心が女性の状態でありながら,性対象が女性であったために,自分が本当は女性であるという意識がなかなか表面に出てこなかったというのがその原因でした.
 性自認や性的指向決定は遺伝子説,ホルモン説,脳の性分化説,環境説などさまざまで,はっきりわかっていないというのが現状ですが,当人の努力や意志とは無関係にそこかの段階で決定し,ほとんど変わることがないと言われています.セクシュアルマイノリティについて,この点での社会的理解が送れているため,当事者の苦痛は無視され,笑い者にされたり,道徳論で裁かれたり,ひどい場合は犯罪者扱いされてきました.
[第3章 セクシュアルマイノリティ]

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パレード 東京レズビアン&ゲイ パレード 2000の記録

砂川 秀樹 監修・編集 2001年6月15日 初版発行 ポット出版

 でらちゃんはトランスセクシュアルでレズビアンですが,パレードに参加したことはありません.
 レズビアンとかトランスセクシュアルはセクシュアルマイノリティの中でも少数派なんです.
[東京レズビアン&ゲイパレード2000 座談会/野宮 亜紀]

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スージー・ブライトのレズビアン作法
Susie Sexpert's Lesbian World

スージー・ブライト 著 吉池 祥子 訳 2004年10月10日 初版発行 第三書館

 最近自覚できたことですが,性同一性障害者だったでらちゃんがセックス依存症に陥っていたのは,女性の心が男性の身体とそこから生じる男性の性欲をもてあましていたのだった,ということでした.
心身共に女性となったでらちゃんが恐れていた事は,性指向が男性に変化することでしたが,それはありませんでした.が,それと同時に男性と女性の性欲の違いを身を持って体験させていただきました.
 自分の性的欲望を恥ずかしがったり,脅えたりする理由をわざわざ説明するのに大げさな声明書を手にする必要はない.女性は,子供時代から延々とセックスにたいする自己不信に毒されていて,女性の同性愛傾向には,旧態依然とした女性不信や性的優先権にたいする無知から脱出するこれといった切り札がない.
[スージー・セックスパートと出会って…あとがき 「セックスより愛」「オーガズムを期待するな」教育を越えて]




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虹の彼方に
レズビアン・ゲイ・クィア 映画を読む
 

出雲 まろう 編 2005年8月10日 第1版第1刷発行 パンドラ/現代書館

 現在でらちゃんはレズビアン・トランス関連のDVDを探して集めているのですが,この本のおかげで今後観たい作品がまたたくさん増えてしまいました.お金ないのにね(哀).

26

女同士のSEXマニュアル

三井 京子 著 2005年10月8日 初版第1刷発行 データハウス

 特にレズビアンに限定されることなく,女同志で性欲処理をするためのマニュアル本,だそ〜です.
 女同志は楽しくて気持ちいいことがいっぱいです.
[まえがき]

27

性の秘技★レズビアン編

天城 英生 著 2006年8月20日 初版発行 河出書房新社

 でらちゃんがトランスを体験して実際に自分自身の身をもって確認することができたのは,性欲は男性の身体の方が強く,性感は女性の身体の方が高い,ということでした.男ってつまらない生き物ね.
 (問い)女性と男性の“絶頂感”は,どちらが高いか?
 (答え)女性から男性へ,男性から女性へ,という“性転換者”が多数いる.
 幾人かに,ジャーナリストが質問した.「どっちでするセックスの方が,快感が高いか?」
 その全部の“性転換者”が,「女でする方が,快感が高い」と回答した.
[はじめに]

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「レズビアン」という生き方

堀江 有里 著 2006年9月20日 第1版第1刷発行 第三書館

 でらちゃんは GID(性同一性障害者)で MtF トランスセクシュアルですが,診断を受けるまでは自分が男の子だと思っていたので,自分のことをヘテロ・セクシュアルだと思って2度の結婚も経験しながら,アルコール依存,セックス依存のアディクションに陥っていました.診断を受けてからはまだ身体は男性のままレズビアンとして女性とつき合っていましたが,トランス完了後はほとんどノンセクシュアルとして女性の仲間たちの中で心穏やかに生活しています.これは,本当は女性であったでらちゃんはかつては男性の身体とそこから沸き上がる性欲をもてあましており,女性である自分を取り戻した現在はすべてのアディクションから自由になったこと,そしてその根源には自分が男性の身体に違和感を持つと同時に,周囲の男性に対する恐怖心・不信感・嫌悪感があったと現在では思っています.
 “女たち”のあいだの差異を描くことは,ともすると,せっかく育まれてきた「女たちの連体」の可能性を「分断」する行為であるという批判を受けることもある.そんな些細なことで“女たち”のあいだに亀裂を入れるよりも,「より大きな敵は誰か」を考えるべきである,と.そこで「より大きな敵」として,男性中心主義がターゲットとされる場合,“女たち”のあいだにある差異は「より小さな差異」として扱われる可能性はつねにある.
[第1部 「レズビアン」というポジション]

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レズビアンである〈わたしたち〉のストーリー

飯野 由里子 著 2008年4月30日 第1版第1刷発行 生活書院

 でらちゃんは GID MtF でありながら,セクシュアル・オリエンテーションは女性指向だったので,自分自身のジェンダー・アイデンティティが女性であることに気づくのが遅れたのですが,これは,ヘテロセクシズムの社会において「レズビアン」のジェンダーが間違っているとされており,その考え方にでらちゃん自身が囚われていたからであることに気づかせていただきました.
 〈ヘテロ〉セクシズムは「同性愛者」であることと「正しいジェンダー」を喪失する不安や恐怖とを混同させることで,セクシュアリティを規制している.つまり,レズビアン」というカテゴリーが「不適応者」「倒錯」「不自然なもの」として領域化されるのは,少なくとも部分的には,彼女のジェンダーが間違っているとされているからなのである.
[第2章 沈黙を破って―日本のレズビアン・フェミニストによるストーリー]

30

百合のリアル

牧村 朝子 著 2013年11月25日 第1刷発行 講談社

 でらちゃんは GID MtF でセクシュアル・オリエンテーションは女性指向だったのですが,トランス前は,女性の精神が男性の身体を持て余していたので,セックス依存症に陥ってしまっていました.トランスが完了して心身ともに女性になってからは,レズビアンとしての恋愛感情はあるのですが,性欲はほとんど感じないノンセクシュアル(非性愛)状態になっていて,これはこれで楽なのですが,また自分のセクシュアリティがいったい何なのかわからなくなっていました.この本を読んで,必要なのは自分のセクシュアリティをカテゴライズすることではなく,自分が自分だけの自分のセクシュアリティを生きていけば良いのだということに気づかせていただきました.スゴイ本だと思います.
 ピンとこないかもしれませんので,例をあげましょう.例えば,よくレズビアンは「女性同性愛者」と説明されますね,「女性」ってだれですか? 女性器がある人ですか? 子どもを産める人ですか? 女性っぽい声の人ですか? 戸籍に女性って書いてある人ですか? 女の格好をする人ですか? 自分を女性だと思っている人ですか? あなたにとって女性だと思える人ですか? 「女性同性愛者」が女性であると,あなたは何を基準に判断していますか? そして「女性同性愛者」本人は,愛する相手が同性であるとどうやって判断しているのですか?
 性に対するあり方の判断基準は,個人によって違います.そんな中で無理矢理,壁を作って区別しようとすれば,その壁の下で誰かを押しつぶしてしまうことにもなりかねないのです.
[まきむぅからの手紙3 「真性レズビアン」なんていないのよ]

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ふたりのママからきみたちへ

東 小雪・増原 裕子 著 2013年12月27日 初版第1刷発行 イースト・プレス

 『新しい時代の〈家族のかたち〉を模索する,静かな問題作』だそ〜ですが, MtF ビアンでほぼ A セクシュアルであるでらちゃんは,パートナーも子そももいまのところ必要としていないので.正直言ってあまりピンときません.でも,人がそれぞれ自分の望む生き方をすることは当然だと思います.
 みんなが異性を好きになる.結婚式も男女で挙げるもの,という考え方が今の日本の社会では大前提となっています.法律や制度も,テレビやドラマも,親や家族から言われることも,学校で教わることも,ほとんどすべてが,そんな異性愛中心の考え方に基づいています.
 でも,実際にはもっといろいろな生き方をしている人たちがいるのです.
[まえがき]

32

レズビアン的結婚生活

東 小雪・増原 裕子 著 2013年12月27日 初版第1刷発行 イースト・プレス

 マンガ:すぎやまえみこによるコミックエッセイ.




33

同居人の美少女がレズビアンだった件.

小池 みき 著 牧村 朝子 監修 2014年9月26日 初版第1刷発行 イースト・プレス

 ありのままの恋を応援するコミックエッセイ だそ〜です.
34

まんがで綴る百合な日々
女×女のバカップル同棲日記

ネギたぬ 著 2015年4月21日 第1刷発行 学研

 牧村朝子さんとの対談『まきむぅ×ネギたぬ 秘密の百合女子会』も収録されています.
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ゆりにん レズビアンカップル妊活奮闘記

作画:江川 広実 原作監修・文:藤間 紫苑 2015年8月1日 初版第1刷発行 ぶんか社

 同人誌『ゆりにん』に掲載された作品を一部加筆修正し,まとめたもの.こどもいらない.
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お母さん二人いてもいいかな !?
レズビアンのママ生活

中村 きよ(中村 珍) 著 2015年11月5日 初版第1刷発行 KKベストセラーズ

 MtF ビアンのでらちゃんにとっては,レズビアンの一番わかりにくい部分かもしれません.