Lesbianism 3

雑 誌



1
えろちか 創刊号
1969年7月1日 発行 三崎書房
 特集 レズビアニズム - 艶冶な密室への招待 福田 和彦/奈良林 祥/清岡 純子/あきやま・まさみ/藤沢 一郎
 性行為を異性愛の関係においてのみ正常とするのは,キリスト教的な道徳の価値判断であって,人間の性行動の正当な評価とは言い難いのである.
[不妊の快楽/福田 和彦]
2
'70年の人性誌 月刊 愛苑 創刊号 
1969年11月1日 発行 外苑書房
 異色座談会『太陽のしたのレスビアン』収録.「レスは目付でわかる」そ〜です.
3 週刊○秘 3月23日増刊号 レズビアン映画 海外版 女と女の愛欲シーン特集
1970年3月23日 発行 辰巳出版社
 タイトルで購入してみましたが,内容的に特にレズビアン映画を取り上げたってほどのものじゃないです.この時代,レズビアンに対する一般的な認知度がどの程度のものだったかがよくわかります.
4

COOL GUY 10月増刊号 SAPPHO PICTORIAL レスビアン・ラブの世界

1981年10月15日 発行 青竜社

 でらちゃんがまだ自分が男の子だと思っていた子どもの頃,初めて手に入れたレズビアン関連の書籍です.ず〜っと自分には手に届かない世界だと思っていたので,対する憧れはひとしおでした.
 「人間の性が,動物たちのように生殖だけを目的としなくなったときから同性愛が生まれた」という考え方があるが,これは正しいとみていい.
[レズビアンの歴史 - 歴史の中のレズ]

5

マンスリー・バイブ2・20増刊 ザ・レズビアン 淫らな愛姉妹たち レズ・カップル7組の生態

1985年2月10日 発行 ミリオン出版

 風俗レポーター佐野雄一郎氏による記事が,いま(2016年)読むと時代を感じさせられて面白いのです.
 ヨーロッパでは早くからレズを愛の形として認めていたのに対して,わが国ではそうでなかったのだ.道徳,社会的通念に対する異常な行為であり,社会から厳しく糾弾されてしかるべき存在だったのである.(中略)そういう意味でいうと.女性の同性愛は,文明社会の副産物,女性の人権拡張と密接な相関関係があるといってもいいかも知れない.
[とっても不可思議 研究 ザ・レズビアン - 第1章 レズビアンの概略]

6

別冊宝島64 女を愛する女たちの物語 日本で初めて!234人の証言で綴るレズビアン・リポート

1987年5月25日 発行 JICC出版局

 『Part 1 - レズビアンを生きる』,『Part 2 - レズビアン・リポート』の2部構成.
 「……だからわたしもレズビアンと言えば,レズビアンなんだろうけど」
九十歳のおばあちゃん.顔も手も,すっかりしわがたたまれ,老木の洞のようなその人の口から,「レズビアン」という言葉が,いとも自然に発音された.
ダンディなロシア文学者 湯浅芳子訪問記 - 広沢有美]

7

SALE2 Vol.11 No.39 レズビアニズム LESBIANISM

1990年4月23日 発行 河出書房新社

 レズビアン関連の各種文献・文章が広く紹介されています.
 事実として,同性愛の女は《なりそこねの女》でもなければ,《進歩派の女》でもない.個人の歴史は宿命的な発展ではない.一瞬一瞬に過去が新しい選択によって再把握されるのだ.選択の仕方の《通常》ということにどんな特権的な価値も付与されていない.選択の真性(authenticite)によって判断しなければならない.女にとって同性愛はあたえられた立場を逃避する一方法,またはその立場を受諾する方法でありうる.精神分析学者の大きな誤りは,道徳を着にする妥協主義によって,この現象を頭から正しからざる態度としてしか考えなかったことにある.
[同性愛の女 - ボーヴォワール]

8

imago 1991年8月号 特集=レズビアン

1991年8月1日 発行 青土社

 M・ウィティッグ/S・グーバー/D・ハマー/G・アーレンズ/A・ファルークィ/A・ペイテル/水川 羊子/本田 和子/森下 みさ子/川崎 賢子/有満 麻美子/佐々木 孝次/藤田 博史/香山 リカ/東 玲子/藤本 由香里/渡辺 和子/鈴木 晶
 女の人生がもっと自由でなかった頃,理解ある男との「近代恋愛」が,一筋の希望であった時代があった.しかし今,それしか道がないと思うことはかえって女を不安におとしいれる.
 女たちが女という性を,もっというなら女という存在を,自分たちで肯定することができた時,そこにはまったく新しい地平が開けるだろう.それはまだだれも見たことがない社会のイメージである.(中略).
 ウーマンラヴィング=女が自分で自分の性を肯定すること.女どうしの愛の可能性は,ファンタジーの中にではなく,現実を共有すること,そしてその結びあいの中で現実を変えていくことの中にあるのである.
[女であることを愛せるか〜レズビアンコミックとシスターフッドをめぐって/藤本由香里]




9

フリーネ
Pheryne

1995年6月15日 創刊号発行 三和出版

 日本初のレズビアン商業雑誌らしいです.

10

アニース
ANISE

1996年6月1日 1996年夏(創刊)号発行 テラ出版

 フリーネ(9)の後継誌.1996年創刊,1997年一旦休刊.2001年復刊,2003年再度休刊.

11

現代思想 1997-5 臨時増刊 vol.25-6
総特集 レズビアン/ゲイ・スタディーズ

1997年5月10日 発行 青土社

 討議:レズビアン/ゲイ・スタディーズ(浅田彰/クレア・マリィ/チョン・ヨンヘ/川口和也),日本のレズビアン・ムーヴメント(出雲まろう/原美奈子/つづらよしこ/落合くみ子),他.

12

アニース
ANISE

2001年67月18日 2001年夏(復刊)号発行 テラ出版

 フリーネ(9)の後継誌.1996年創刊,1997年一旦休刊.2001年復刊,2003年再度休刊.

13

カーミラ
Carmilla

2002年7月9日 創刊号初版第1刷発行 ポット出版

 2002年創刊,2005年休刊.

14

anise別冊 リカって感じ !? Bilingual (English & Japanese)

高嶋 りか 著 2003年7月17日 印刷発行 テラ出版

 1996年創刊,1997年一旦休刊,2001年復刊,2003年再度休刊した商業誌『アニース』(10・12)に掲載されていたコミックスの総集編+新作.

15

まんが カーミラ GIRLS ONLY

伊藤 チカ+音咲 椿+川西 由樹子+Sister Midnight+目黒+もっち 著
2007年10月20日 第1版第1刷発行 ポット出版

 2002年に創刊,2005年に休刊した商業紙『カーミラ』(13)に掲載されたコミックスを収録.

16

Novia Novia Magazine

2012年2月4日 Vol.1 第1刷発行 Novia Novia

 これまでの『フリーネ』(9),『アニース』(10・12),『カーミラ』(13)等に比べて,ちょっとスクエアな感じのするレズビアン専門誌です.