高橋 留美子

Part 2




[るーみっくわーるど]
高橋留美子短編集 1 or W

1995年10月15日 初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★

 『スリム観音』(プチコミック1991年9月号掲載) ・ 『犬で悪いか !! 』(週刊少年サンデー1985年第47号掲載) ・ 『お婆さんといっしょ』(ビッグコミックスピリッツ1985年8月増刊号掲載) ・ 『がんばり末世』(週刊少年サンデー1978年8月増刊号掲載) ・ 『グランド・ファザー』(ビッグコミックスピリッツ1981年1・2合併号掲載) ・ 『宝塚への招待〜INVITATION TO TAKARAZUKA〜』(ビッグコミックスピリッツ1993年34号掲載) ・ 『1 or W』(週刊少年サンデー1994年36号掲載) ・ 『ハッピー・トーク』(ビッグコミックスピリッツ1984年8月増刊号掲載)・ 『うちが女神じゃ !! 』(週刊少年サンデー1989年4月増刊号掲載)の9作品を収録.

各コミック誌に単発で掲載された短編9作を収録した作品集.古いものはデビュー年の1978年から,新しいものは1994年まで,かなりの年代差がありますが,この作者の持つ独特のセンスは変わることなく,むしろ洗練に洗練を重ねて見事な『る〜みっくわ〜るど』を構築しているのが伺えます.異色なのは,珍しく女性誌に掲載された『スリム観音』,こ〜ゆ〜のはやはり男性作家には書けないよね? あと,『犬で悪いか !! 』をはじめとする少年誌掲載作と,『お婆さんといっしょ』をはじめとする青年誌掲載作とでは,と〜ぜんの事ではありますが,読者層を意識した作品作りがなされています.個人的には,上記3編のほか,『宝塚への招待〜INVITATION TO TAKARAZUKA〜』・『うちが女神じゃ !! 』の2編がお気に入りです.

BIG COMICS SPECIAL
高橋留美子傑作集 Pの悲劇


BIG COMICS 高橋留美子劇場1

1994年3月1日 初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★★

1999年7月1日 初版第1刷発行

 『Pの悲劇』(ビッグコミックオリジナル1991年2月20日号掲載) ・ 『浪漫の商人』(同1987年7月20日号掲載) ・ 『ポイの家』(同1992年2月20日号掲載) ・ 『鉢の中』(同1988年5月20日号掲載) ・ 『百年の恋』(同1993年2月20日号掲載) ・ 『Lサイズの幸福』(同1990年1月20日号掲載)の6作品を収録.

BIG COMICS SPECIAL
高橋留美子傑作集 専務の犬


BIG COMICS 高橋留美子劇場2

1999年7月1日 初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★★

2003年8月1日 初版第1刷発行

 『専務の犬』(ビッグコミックオリジナル1994年1月20日号掲載) ・ 『迷走家族F』(同1995年2月20日号掲載) ・ 『君がいるだけで』(同1999年2月20日号掲載) ・ 『茶の間のラブソング』(同1996年2月20日号掲載) ・ 『おやじローティーン』(同1997年5月20日号掲載) ・ 『お礼にかえて』(同1998年2月20日号掲載)の6作品を収録.

BIG COMICS SPECIAL
高橋留美子傑作集 赤い花束


BIG COMICS 高橋留美子劇場3

2005年8月1日 初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★★

2009年11月4日 初版第1刷発行

 『日帰りの夢』(ビッグコミックオリジナル2000年3月5日号掲載) ・ 『おやじグラフィティ』(同2001年2月20日号掲載) ・ 『義理のバカンス』(同2004年3月20日号掲載) ・ 『ヘルプ』(同2003年5月5日号掲載) ・ 『赤い花束』(同2002年6月20日号掲載) ・ 『パーマネント・ラブ』(同2005年2月20日号掲載)の6作品を収録.

上記3册は,『ビッグコミックオリジナル』に掲載された読みきり短編を収録した単行本ですが,大人向けに描かれたものだけあって,作者の他の作品群とは趣を異にしております.といっても,作者ならではの妖怪趣味やギャグは健在で,そ〜ゆ〜意味では従来の『る〜みっくわ〜るど』が展開されているわけですが,視点の違い,すなわち大人の女性(一部例外もありますが)から見た団地生活とかサラリーマン社会のような一種社会の病理的現象(これってかなり妖怪的ですよね?)に対して,シニカルな一瞥を投じているといった印象が,この作品群からは感じられるような気がいたします.個人的には,『Pの悲劇』『ポイの家』・『Lサイズの幸福』・『専務の犬』・『君がいるだけで』・『おやじローティーン』・『義理のバカンス』・『赤い花束』といった作品が好みです.

BIG COMICS SPECIAL
高橋留美子劇場副読本
Oの悲劇 Oの喜劇

2005年8月1日 初版第1刷発行
小学館 オススメ度:???
企画・構成:キャラメル・ママ

BIG COMICS SPECIAL
高橋留美子傑作集 運命の鳥

BIG COMICS 高橋留美子劇場4

2011年7月20日 初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★★

 『ポジティブ・クッキング』(ビッグコミックオリジナル2006年3月5日号掲載) ・ 『年甲斐もなく』(同2010年3月5日号掲載) ・ 『運命の鳥』(同2009年3月20日号掲載) ・ 『しあわせリスト』(同2008年3月5日号掲載) ・ 『隣家の悩み』(同2011年3月20日号掲載) ・ 『事件の現場』(同2007年3月5日号掲載)の6作品を収録.

BIG COMICS SPECIAL
高橋留美子短編集 鏡が来た

2015年7月22日 初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★★★

 『鏡が来た』(ビッグコミックスペリオール2014年7月25日号掲載) ・ 『リベンジドール』(ビッグコミック2013年10月25日号掲載) ・ 『星は千の顔』(ビッグコミックスピリッツ2010年10月18日号掲載) ・ 『かわいい花』(ビッグコミック2003年11月10日号掲載) ・ 『with CAT』(週刊少年サンデー1999年10月27日号掲載) ・ 『MY SWEET SUNDAY』(あだち充×高橋留美子 週刊少年サンデー2009年4月1日号掲載)の6作品を収録.

一連の『高橋留美子劇場』収録作とは微妙に違った作風を持つ短編が収録されていますが,『犬夜叉』以降の作者の作品群にちょっと物足りなさを感じつつあったでらちゃんにとっては,久しぶりに読み応えの感じられた作品集でした.初期の作品群が持っていたちょっと悪趣味なテイストがそこはかとなく感じられていてなかなか良いのです.




うる星やつら 全34巻

1980年4月15日 第1巻初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★★★

 週刊少年サンデー1978〜87年連載作品.
作者の名を一躍メジャーにした出世作であり,少年誌に新しい風を吹き込んだ問題作でもあります.女性マンガ家独特のセンスの良さが,洗練されたギャグやストーリー展開に感じられます.一途で健気なラムちゃんと浮気男あたるのコントラストも良いのですが,それ以上に周囲を固めるキャラクターが強力で,個人的には,サクラ・お雪・ラン・弁天・面堂・コタツ猫・プールの妖怪といったところが気にいってます.また,ギャグ中心で騒がしいストーリー展開だけでなく,特に連載中期以降,印象深いエピソードが多数見られますが,これは連載を重ねるにつれて,作者のストーリー・テラーとしての才能が,如実に花開いていった事を示していると思います.個人的には,『青白き炎の怒り(前・中・後編)』・『月夜のキツネたち』(以上第21巻), 『最後のデート』・`コタツにかけた愛』(以上第24巻),『オデンに秘めた恋』(第25巻),『あやかしの面堂』・『愛の死者どすぇ』(以上第26巻),『キツネの嫁取り』(第27巻),『写真の中の女』(第28巻),『プリマの星をつかめ』(第29巻),『霊魂とデート』(第30巻),『失われた記憶』(第31巻),『渚のフィアンセ(前・後編)』(第32巻),『秘湯を求めて』(第33巻)といったところが好みです.そして,映画化もされたキャラ総出演の最終話『ボーイ・ミーツ・ガール』(第34巻)は,ヒット作の終わりにふさわしく,最高にテンション高く,かつ言い様のない余韻を残してくれる作品だと思います.

めぞん一刻 全15巻

1982年5月1日 第1巻初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★★★

 ビッグコミックスピリッツ連載作品.
『うる星やつら』とほぼ同時期の作品ですが,こちらは『一刻館』を舞台にしたごく平凡な(でもないか?)ラヴ・ストーリー.『うる星やつら』のイメージが強烈だったため,最初は「ふ〜ん,こんな作品も描くのか?」って思っていましたが,作者のストーリー・テラーとしての才能を最も示している作品だと思います.ギャグやキャラ設定も冴えわたっている感じですし.蛇足ですが,『うる星やつら』とこの作品の連載時に画調がかなり変わっており,この2作の連載が作者を大きく成長させたことを物語っています.キャラの中では,やはり四谷さんと朱美さん,圧倒的な存在感でした.

らんま1/2 全38巻

1988年4月15日 第1巻初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★★

 週刊少年サンデー1987〜96年連載作品.
『うる星やつら』の時にも感じたんですが,この人ホントにキャラ作りが上手だと思います.妖怪・異星人が多かった『うる星』にも増して奇想天外なキャラが多数登場するこの作品,ギャグという点から見れば,作者の最高傑作かもしれません.ただ,あまりに連載が長過ぎたせいか,疲れか,ストーリー展開に少々難のあるエピソードも含まれているような気がします.お気に入りのキャラは,シャンプーでした.

1ポンドの福音 全4巻

1989年8月5日 第1巻初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★★★

 ヤングサンデー連載作品.
1980年代から21世紀にかけて何と20年の歳月を経てやっと完結を迎えた作品.20代にこの作品を読み始めた読者もいつの間にか50代になろうとしていたりして,これってもうひとつの『Oの悲劇』?

犬夜叉 全56巻

1997年5月15日 第1巻初版第1刷発行
小学館 オススメ度:★★

 週刊少年サンデー1996〜2008年連載作品.
12年間にわたって連載された『大長篇戦国お伽草子』だそ〜ですが,はっきり言って長過ぎ.最初は面白かったのですが,すぐに長〜い中だるみ状態に入ってしまった感じで,正直なところ途中から読み続けるのがちょっと苦痛になってきたりして.もう少しコンパクトにまとめれば佳作になっていたかも....

境界のRINNE 既刊37巻

2009年10月21日 第1巻初版第1刷発行
小学館 オススメ度:

 週刊少年サンデー2009年〜連載中.
 未完結の作品ですので,評価・コメントは控えさせていただきます...