内田 春菊

 すみません.... この人の作品を集めている途中でトランスを始めたら,コミックス全般に対する関心がだんだんなくなってしまったため,集めるのを挫折してしまいました(哀).






1  ユー・ガッタ春菊 YOU GOTTA SHUNGIKU
 1987年3月24日 第1刷発行 双葉社 オススメ度:★★★★★
  ネット・オークションで最初に手に入れた作品集.短編コミック26編収録.以前からこの人の名前と絵が気に入っていたのですが,これを読んで,最初に読んだ作品が『ミュージック・マガジン』に掲載されていた『PUNK の人』だったことがわかりました.どの作品もこの人ならではの感性が感じられて,好きです.
2  一身上の都合
 1988年6月28日 第1刷発行 集英社 オススメ度:★★★★
  連作短編『一身上の都合』ACT. 1〜7,『水物語』シリーズ3編と,『しゅふとせいかつのようなもの』,『社員旅行は二泊三日』,『めぐみの友だち』,『一身上の都合くん』収録.女性の眼から見た男性像って,本当に愚かで哀しいです.
3  クマグス 1
 1991年5月25日 第1刷発行 潮出版社 オススメ度:★★
  原作・山村基毅,画・内田春菊による,南方熊楠の,というより明治の自由民権運動の台頭と終焉を描いた物語.この人(内田春菊)の作品を集め始めてわりと早い時期にアークション・サイトで見つけて購入しました.どういった経緯でこの作品が創られたのかよくわからんのですが,正直なところこの作者の場合,こういった形態の作品は,あまりピンとこない感じがしました.
4  クマグス 2
 1991年7月30日 第1刷発行 潮出版社 オススメ度:
  というわけで,当然のことながら他の作品と同列で評価すべきではないのは当然であるのですが,1册目は何とか読めたものの,2册目に至っては,残念ながら途中で飽きて読むのをやめてしまいました.
5  けだるい夜に
 1992年7月28日 第1刷発行 集英社 オススメ度:★★★★★
  1992年の作品ですが,ここに描かれているのはニューハーフではなく,まさに性同一性障害者.パートナーとのセックスよりも自身のアイデンティティを重要視する『ヒデアキくん』の姿は,いま読んでみると昔のでらちゃんの姿そのものだったように思えます.というわけで思い入れすごく深い作品でした.
6  吸血少女対少女フランケン VAMPIRE GIRL VS. FRANKENSTEIN GIRL
 1993年9月25日 第1刷発行 朝日ソノラマ オススメ度:★★★
  タイトルを見ると誤解してしまうおそれがあるのですが,『吸血少女』と『少女フランケン』が対決する話ではなく,1991〜93年に『ハロウィン』誌に掲載された,『吸血少女』第1〜3話,『少女フランケン』,『負けたくない』の3作5編を収録,どの作品もこの作者にしては凡庸な出来だったと思います.




7  仔猫のスープ
 1993年10月27日 第1刷発行 集英社 オススメ度:★★★★★
  『盗聴』,『あなたは特別』,『妊娠の意味』,『After You've Gone』.『仔猫のスープ』,『真昼の幽霊』,『生まれた子ども』の7編収録.この手の女性心理を描かせたら,この人の右に出るものないと思います.
 8   あなたの世間体
 1996年2月28日 第1刷発行 集英社 オススメ度:★★★★
  連作短編『あなたの世間体』第1〜11話,『私が何をしたっていうの』,『神さま嘘だと言って』,『愛を知る日まで』,『愛を知る日まで2』を収録.『愛を知る日まで』2作の園村さんがかわいいです♪
9  若奥様玉地獄
 1996年3月15日 初版第1刷発行 祥伝社 オススメ度:★★★★★
  『ケーキと鎖』,『若奥様玉地獄』,『3 in BED』,『駒子の手帳』.『彼の耳はッパンの耳』,『置き手紙』,『Dくん死なないで』の異色短編7編収録.『彼の耳はッパンの耳』のラスト,「男のほとんどはね女の話なんか聞いちゃいないのよ」って台詞,究極の真理だと思います.
10  HOME
 1997年2月15日 初版第1刷発行 ぶんか社 オススメ度:★★★
  『最初で最後の家庭まんが』だそ〜ですが,正直言って,他の作品群と比較すると,やはり見劣りしてしまいます.
11  ノートブック
 1997年7月25日 第1刷発行 朝日ソノラマ オススメ度:★★★★
  『ノートブック』,『ノートブック II』,『ノートブックIII』,『明日から私は』.『今日まで私に』,『きっと何でもしてみせる』第1〜3話を収録.この中では『ノートブック』連作が印象的でした.
12  内田春菊編集長 内田金玉 Kingyoku
 2001年12月24日 初版第1刷発行 イースト・プレス オススメ度:
  各方面のいろんな方々が参加,執筆されていますが,でらちゃんにとっては,岸田秀 X 斎藤学 X 内田春菊による特別座談会『性と家族――抑圧からの脱出』が,日本の婚姻制度,戸籍制度の欠点を知るという点においてとても参考になりました.