Movies

Alain Delon

1956-1960

1
恋ひとすじに
CHRISTINE
1958年 フランス・イタリア
カラー 97 min
★★★
監督:ピエール・ガスパール=ユイ
脚本:ピエール・ガスパール=ユイ/ハンス・ウイルヘルム/ジョルジュ・ヌヴェー
原作:アルドゥール・シュニッツラー
出演:ロミー・シュナイダー/アラン・ドロン/ミシュリーヌ・プレール/フェルナン・ルドゥー/ジャン=クロード・ブリアリ
 ロミー・シュナイダーさんって,見方によってはどちらかというと面白い顔で,あんまり美人って感じがしないと思っていたのですが,この映画観たらやっぱり魅力的な女優さんでした.原作は有名な戯曲『恋愛三昧』の2度目の映画化らしく,何の変哲もない正統派の悲恋物語なので,現代的な『意外な結末』を期待すると肩透かしをくらってしまうのですが,これはこれで良いのです.
2
学生たちの道
LE CHEMIN DES ECOLIERS
1960年 フランス・イタリア
モノクロ 82 min
★★★
監督:ミシェル・ポワロン
製作:ロベール・アモン
原作:マルセル・エーメ
脚本:ジャン・オーランジュ/ピエール・ポスト
出演:フランソワーズ・アルヌール/ブールヴィル/リノ・ヴァンチュラ/アラン・ドロン/ジャン=クロード・ブリアリ/サンドラ・ミーロ
 何とアイドル時代のドロンさんが出演する1950年代の青春映画(笑)ということで,監督のミシェル・ポワロンさんってこの時代の青春映画の名手と言われていた監督さんらしいいです.ドロンさんとこの映画では友人の父親役で共演しているリノ・ヴァンチュラさんは,後の『シシリアン』ではマフィアと刑事,『冒険者たち』では友人同士という,年齢差を感じさせない幅広い役柄で共演していて,すごいな〜って思いました.
3
太陽がいっぱい
PLEIN SOLEIL
1960年 フランス
カラー 118 min
★★★★
監督:ルネ・クレマン
製作:ロベール・アキム/レイモン・アキム
原作:パトリシア・ハイスミス
脚本:ポール・ジェゴーフ/ルネ・クレマン
出演:アラン・ドロン/マリー・ラフォレ/モーリス・ロネ/ロミー・シュナイダー(カメオ出演)
 40年ぶりに観ましたが,やはり名作だと思いました.物語の前半は本当に出来の良いミステリーで,中盤以降少しわかりにくい部分もあるのですが,ラストに至ってはそれこそ映画史に残る傑作サスペンスといううたい文句も大袈裟ではないと思われます.ところで,40年前に観た時は少し不自然な感じがしたサイン練習のシーンは今回はあまり気にならなかったのですが,今回初めて気になった点として,冒頭の盲人から杖を買い取って盲人の真似をして遊ぶエピソードは現代だったらボツになってただろうな〜って感じがしました.
4
若者のすべて
ROCCO E I SUOI FRATELL
1960年 イタリア・フランス
モノクロ 177 min
★★★★★
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
脚本:ルキノ・ヴィスコンティ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ/バスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ/マッシモ・フランチオーザ/エンリコ・メディオーリ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ニーノ・ロータ
製作:ゴッフレード・ロンバルド
出演:アラン・ドロン/レナート・サルヴァトーリ/アニー・ジラルド/カティナ・パクシヌー/クラウディア・カルディナーレ/シュジー・ドレール/ロジェ・アナン/パオロ・ストッパ/アレッサンドラ・パナーロ/スピロス・フォーカス/マックス・カルティエ/コラード・パーニ/ロッコ・ヴィドラッツィ/アドリアーナ・アスティ/ニーノ・カステルヌオーヴォ
 貧しいイタリア南部移民家族の悲劇を描いたヴィスコンティ監督の力作です.3時間にわたる長篇ですが,久しぶりに本当に見ごたえのある映画を息もつかせず見せていただいた感がしています.多分,ドロンさんの初期の作品の中では最高傑作だと思われますが,それ以上にこの作品での共演を機に結婚したレナート・サルヴァトーリさんとアニー・ジラルドさんの演技がしっかり脇を固めているのが印象的でした.