Movies

Alain Delon

1961-1970


11
生きる歓び
CHE GIOIA VIVERE
1961年 イタリア・フランス
モノクロ 116 min
★★
監督:ルネ・クレマン
脚本:ルネ・クレマン/レオナルド・ベンヴェヌーティ/ピエロ・デ・ベルナルディ
出演:アラン・ドロン/バルバラ・ラス/ジーノ・チェルヴィ/リーナ・モレッリ/パオロ・ストッパ/ウーゴ・トニャッツィ/アロルド・ティエリ/カルロ・ビサカーネ
 『太陽がいっぱい』のルネ・クレマンとアラン・ドロンによる傑作政治コメディということですが,テンポは良いものの,1920年代のローマについて良く知らない者にとっては,はっきり言ってよく分かりにくいストーリー展開で,理解できないままあれよあれよという間に終わってしまいました.
12
太陽はひとりぼっち
L`ECLIPSE
1962年 イタリア・フランス
モノクロ 124 min
★★★
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ/トニーノ・グエッラ/エリオ・バルトリーニ
出演:アラン・ドロン/モニカ・ヴィッティ/フランシスコ・ラバル
 『情事』,『夜』に続くアントニオーニ監督の『愛の不毛三部作』の第3作.『情事』に続いてカンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞.登場人物の心理や行動を一切説明せず,提示された問題や鍵を何ら解決せずに終わるのがこの監督の手法で,男女間の愛の不毛,社会に生きる人間の不安や孤独を描いた作品が多いということらしいのですが,こういった不条理モノって難しくてでらちゃんにはよくわからなかったのです.
13
フランス式十戒
LE DIABLE
et les Dix Commandements
1962年 フランス・イタリア
モノクロ 121 min
★★★★
監督・脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ
音楽:ジョルジュ・ガルヴァランツ/ギ・マジェンタ/ミシェル・マーニュ
撮影:ロジェ・フェル―
美術:フランソワ・ド・ラモット
録音:ギ・シンニュー
編集:ポール・カイヤット
出演:フランソワーズ・アルヌール/シャルル・アズナブール/ジャン=クロード・ブリアリ/ダニエル・ダリュー/アラン・ドロン/フェルナンデル/メル・ファラー/ミシュリーヌ・プレール/マドレーヌ・ロバンソン/ミシェル・シモン/リノ・ヴァンチュラ/ジョルジュ・ウィルソン
 『十戒』をモチーフにした全7話のオムニバス映画で,ドロンさんは第5話(十戒の戒律5と9)「なんじ父母を敬え」・「なんじ偽証するなかれ」で主人公の医学生を演じています.映画全体に関して言えば、どのエピソードもよくできていて,見ごたえのある作品だと思います.
14
地下室のメロディー
MELODIE EN SOUS-SOL
1963年 フランス
モノクロ 121 min
★★★★
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
脚本:アンリ・ヴェルヌイユ/アルベール・シモナン/ミシェル・オーディアール
原作:ジョン・トリニアン
撮影:ルイ・パージュ
音楽:ミシェル・マーニュ
出演:ジャン・ギャバン/アラン・ドロン/ヴィヴィアーヌ・ロマンス/モーリス・ビロー/カルラ・マルリエ
 ドロンさんが師と仰ぐジャン・ギャバン氏との初共演作で,フィルム・ノワールの傑作と称されてますが,この映画のラストって犯罪映画史上もっともおマヌケなラスト・シーンかもしれませんよね?
15 山猫
IL GATTOPARDO
1963年 イタリア・フランス
カラー 187min
★★★
監督:ルキーノ・ヴィスコンティ
脚本:ルキーノ・ヴィスコンティ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ/エンリコ・メディオーリ/パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ/マッシモ・フランチオーザ
製作:ゴッフレード・ロンバルト
音楽:ニーノ・ロータ/ジュゼッペ・ヴェルディ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
編集:マリオ・セランドレイ
出演:バート・ランカスター/クラウディア・カルディナーレ/アラン・ドロン/パオロ・ストッパ/リーナ・モレッリ/ロモーロ・ヴァッリ/セルジュ・レジアニ/イーヴォ・ガッラーニ/レスリー・フレンチ/マリオ・ジロッティ/ピエール・クレマンティ/ルチッラ・モルラッキ/ジュリアーノ・ジェンマ/イーダ・ガッリ/オッタヴィア・ピッコロ/カルロ・ヴァレンツィーノ
 『若者のすべて』に続くヴィスコンティ監督作第2弾ですが,この作品のギャラをめぐって大ゲンカしたドロンさんは,以後ヴィスコンティ監督と絶縁状態になったらしいです.作品そのものは『ヴィスコンティ藝術の最高峰』とのことですが,いかんせん長すぎ.さらに所詮バート・ランカスターさんの主演作なので,ドロンさんのファンとしてはちょっと退屈してしまいました.
16
黒いチューリップ
LA TURIP NOIRE
1964年 アメリカ・イタリア・スペイン
カラー 110 min
★★
監督:クリスチャン・ジャック
脚本:アンリ・ジャクソン/クリスチャン・ジャック
原作:アレクサンドラ・デュマ
出演:アラン・ドロン/ヴィルナ・リージ/ドーン・アダムス
 ドロンさんが一人二役を演じた大冒険活劇ロマン.後の『アラン・ドロンのゾロ』に繋がる作品ですが,ちょっと冗長かも.ヒロインのヴィルナ・リージさんがいいです.
17
危険がいっぱい
LES FELINS
1964年 フランス
モノクロ 93 min
★★★★
監督:ルネ・クレマン
製作:ジャック・バール
脚本:パスカル・ジャルダン/チャールズ・ウィリアムス
原作:デイ・キーン
出演:アラン・ドロン/ジェーン・フォンダ/ローラ・オルブライト/アンドレ・ウーマンスキー
 ドロン氏と巨匠ルネ・クエマン監督が『太陽にいっぱい』に続いて組んだサスペンスの傑作.流石に演出は時代の古さを感じさせますが,冗長な部分がなくストーリー展開がわかりやすいシナリオが出色の出来で,意外なラストにも感心させられました.若き日のジェーン・フォンダさんと猫もいいです.
18
黄色いロールスロイス
THE YELLOW ROLLS-ROYCE
1964年 イギリス
カラー 123 min
★★★
監督:アンソニー・アスクィス
製作:アナトール・デ・グランワルド
脚本:テレンス・ラティガン
出演:イングリッド・バーグマン/レックス・ハリソン/シャーリー・マクレーン/ジャンヌ・モロー/ジョージ・C・スコット/オマー・シャリフ/アラン・ドロン
 『黄色いロールスロイス』にまつわる3編のストーリーからなるオムニバス映画.この映画も40年くらい前に1度 TV で観たのですが,実はほとんど記憶に残っていませんでした.今回久しぶりに観た感想は,3つのストーリーが粒ぞろいで実に良くできたオムニバス映画だったことがわかりました.ドロンさんはチンピラ役が板についていていいです.最後のストーリーのイングリッド・バーグマンさんが犬を虐待しているのが気になりました(笑).

19
名誉と栄光のためでなく
LOST COMMAND
1966年 アメリカ
カラー 113 min
★★
監督:ロベール・アンリコ
製作:ポール・ラファーギュ/ソサエテーヌ・ヌーヴェル・デゥ・シネマトグラフィ
脚本:ロベール・アンリコ/ジョゼ・ジョヴァンニ/ピエール・ペルグリ
原作:ジョゼ・ジョヴァンニ
出演:アンソニー・クイン/アラン・ドロン/ジョージ・シーガル/ミシェル・モルガン/モーリス・ロネ/クラウディア・カルディナーレ/グレゴアール・アスラン
 でらちゃん戦争映画って苦手.... むつかしくってよくわかんない.... わかんないからつまんない....
20
パリは燃えているか
PARIS BRULE-T-IL?
1966年 アメリカ・フランス
カラー 173 min
★★
監督:ルネ・クレマン
製作:ホール・グレッツ
脚本:ゴア・ヴィダル/フランシス・フォード・コッポラ
出演:ジャン=ポール・ベルモンド/シャルル・ボワイエ/レスリー・キャロン/ジャン=ピエール・カッセル/ジョージ・チャキリス/アラン・ドロン/カーク・ダグラス/グレン・フォード/ゲルト・フレーベ/イブ・モンタン/アンソニー・パーキンス/シモーヌ・シニョレ/ロバート・スタック/オーソン・ウェルズ
 でらちゃん戦争映画って難しくてわかんない.しかも長すぎ.オール・スター・キャストはそれなりに楽しめました.一番印象に残ったのはチョイ役ですがシモーヌ・シニョレさんでした.
21
テキサス
TEXAS ACROSS THE RIVER
1966年 アメリカ
カラー 113 min
★★★
監督:マイケル・ゴードン
脚本:ウェルズ・ルート/ハロルド・グリーン/ベン・スター
製作:ハリー・ケラー
音楽:デ・ヴォール
撮影:ラッセル・メティ
出演:ディーン・マーチン/アラン・ドロン/ローズマリー・フォーサイス/ジョーイ・ビショップ/ティナ・マルカン(オーモン)/ピーター・グレイブス/マイケル・アンサラ/リンデン・チャイルズ/アンドリュー・ブライン/スチュアート・アンダーソン/リチャード・ファーンズワース
 ドロンさんが初の西部劇に挑戦,しかもコメディ.ディーン・マーチンさんとの共演はかなり息があっていた感じ,面白かったです.
22
冒険者たち
LES ADVENTURIERS
1967年 フランス
カラー 113 min
★★★★
監督:ロベール・アンリコ
製作:ポール・ラファーギュ/ソサエテーヌ・ヌーヴェル・デゥ・シネマトグラフィ
脚本:ロベール・アンリコ/ジョゼ・ジョヴァンニ/ピエール・ペルグリ
原作:ジョゼ・ジョヴァンニ
出演:アラン・ドロン/リノ・ヴァンチュラ/ジョアンナ・シムカス/セルジュ・レジエニ/ポール・クローシェ/ハンス・メイヤー/オディール・ポワゾン/ヴァレリー・インキジノフ/イレーヌ・チュンク
 この作品も40年ぶりくらいに観たのですが,こちらは結構細かいシーンを覚えているのに対して,全体のストーリーをよく覚えていなかった事が判明したしました(恥).前半は面白いのですが,後半はあんまり....というのが,今回観ての感想です.40年前に観たときは,すごくいい映画で,感動したような気がしていたのですが.... でらちゃんも齢とったのね?
23
サムライ
LE SAMOURAI
1967年 フランス・イタリア
カラー 113 min
★★★★★
監督・脚本:ジャン=ピエール・メルヴィル
撮影監督:アンリ・ドカエ
製作:ジョルジュ・カサティ
原作:アゴアン・マクレオ
美術:フランソワ・ド・ラモット
編集:モニーク・ボノ
音楽:フランソワ・ド・ルーペ
出演:アラン・ドロン/フランソワ・ペリエ/ナタリー・ドロン/カティ・ロシェ/ミシェル・ボワロン/ジャック・ルロワ
 ジャン=ピエール・メルヴィル監督,アラン・ドロン主演によるフランス・フィルム・ノワールを代表する傑作であるとともに,ドロンさんが単なる二枚目俳優を脱却した記念碑的な作品でもあると思います.いつの間にか見事なクールさを身に着けたドロンさんは見事でした.また『サムライ』のタイトルは尊敬する三船敏郎氏のイメージからとったらしいです.この監督とはこのあと『仁義』と『リスボン特急』を一緒に作っていますが,ど〜ゆ〜訳か後の2作は凡庸な出来になってしまっていたのが残念でした.
24 世にも怪奇な物語
HISTOIRES EXTRAORDINAIRES
1968年 フランス
カラー 116min
★★★
製作:アルベルト・グリマルディ/レイモンド・イーガー
原作:エドガー・アラン・ポー
第2話 影を殺した男 William Wilson
監督・脚本:ルイ・マル
共同脚本:クレメン・ビドル・ウッド/ダニエル・ブーランジェ
撮影:トニーノ・デリ・コリ
音楽:ディエゴ・マッソン
出演:アラン・ドロン/ブリジッド・バルドー
 エドガー・アラン・ポーってアルコホーリクだったのよね? 3つのエピソードから成るオムニバス映画ですが,この第2話が一番わかりやすく,ドロンさんもバルドーさんも妖しいほど綺麗でした.
25 あの胸にもういちど
THE GIRL ON A MOTORCYCLE
1968年 イギリス・フランス
カラー 87 min
★★★★
監督:ジャック・カーディフ
脚本:ジャック・カーディフ/ロナルド・ダンカン
原作:アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ
出演:アラン・ドロン/マリアンヌ・フェイスフル/ロジャー・マットン/マリウス・ゴーリング/カトリーヌ・ジュールダン
 男の子だったときにライダーだったでらちゃんにとっては,バイクが主役の大好きな映画であると同時に,ある意味どんなサスペンスやホラーよりもコワイ映画でもあるのでした.ただ惜しむらくは,この時代のこの手の映画にありがちな映像のいじりすぎ.それはそれでいいのですが,ちょっと多すぎ.あと,クレジットはトップですが,やはりドロンさんの主演映画とはちょっと言えないと思います.
26 さらば友よ
ADIEU L'AMI
1968年 フランス
カラー 111 min
★★★
監督:ジャン・エルマン
脚本:ジャン・エルマン/セバスチアン・ジャプリゾ
製作:セルジュ・シルベルマン
出演:アラン・ドロン/チャールズ・ブロンソン/オルガ・ジョルジュ・ピコ/ブリジット・フォッセー/ベルナール・フレッソン
 この作品については,40年前に観たとき非常に期待外れだった記憶だけが残っていたのですが,今回観直してみても,ほとんど評価は変わりませんでした.脚本は少し回りくどくてストーリーの展開が解りにくいし,演出も世間一般で評価されているほど優れているとはどうしても思えないのでした.

27 太陽が知っている
LA PISCINE
1968年 フランス・イタリア
カラー 123 min
★★★★
監督:ジャック・ドレー
脚本・原案:アラン・パージュ
脚本・脚色:ジャン=クロード・カリエール
撮影:ジャン=ジャック・タルベス
製作:ジェラール・ベトゥー
出演:アラン・ドロン/ロミー・シュナイダー/モーリス・ロネ/ジェーン・バーキン
 性懲りもなくモーリス・ロネさんに嫉妬して殺してしまうドロンさんですが,結末がはっきりしてしまう『太陽がいっぱい』より,はっきりしないこちらの方が好みだったりするのです.3本のロミー・シュナイダーさんとの共演作の中でも,この作品がやはり一番好きです.
28
シシリアン
THE SICILIAN CLAN
1969年 フランス
カラー 119 min
★★★★
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
脚本:アンリ・ヴェルヌイユ/ ジョゼ・ジョヴァンニ/ ピエール・ペルグリ
原作:オーギュスト・ル・ブルトン
出演:ジャン・ギャバン/アラン・ドロン/リノ・ヴァンチュラ/イリナ・デミック
 この時代のフランス,フィルム・ノワールならではの魅力にあふれた犯罪映画.やはりジャン・ギャバンさんの貫禄とそれに対するドロン氏の小悪党ぶりがいいです.ドロン氏扮するサルテがあまりに簡単にギャバン氏扮するマナレーゼに殺されてしまったり,イリナ・デミックさん扮するジャンヌの物語終盤における状況など.脚本にちょっと納得しがたい点があるのですが,全体としてはやはりよくできた作品だと思います.
29
ボルサリーノ
BORSALINO
1970年 フランス・イタリア
カラー 125 min
★★★
監督:ジャック・ドレー
製作:アラン・ドロン
脚本:ジャン・クロード・カリエール/ クロード・ソーテ/ ジャック・ドレー/ジャン・コー
原作:ユージューヌ・サコマノ
出演:ジャン・ポール・ベルモンド/アラン・ドロン/ミシェル・ブーケ/カトリーヌ・ルーヴェル/クリスチャン・ティリティレ/ダニエル・バネル/フエアンソワーズ・クリストフ/コリンヌ・マルシャン/ニコール・カルファン
 『映画史に残る伝説のギャング映画』だそ〜ですが,どうもでらちゃんにとっては印象の希薄な映画なのよね.ドロン&ベルモンドのフランス映画2大スターの共演に,ニコール・カルファン,ミシェル・ブーケ,カトリーヌ・ルーヴェルといった傍役陣,さらに監督のジャック・ドレーを始めとするスタッフも錚々たる面々であるにも関わらず,作品自体が凡庸に感じられてしまうのは,多分好みの問題だとは思うのですが....
30
仁義
LE CIRCLE ROUGE
1970年 フランス
カラー 140 min
★★★
監督・脚本:ジャン=ピエール・メルヴィル
出演:アラン・ドロン/ブールヴィル/ジャン=マリア・ヴォロンテ/イヴ・モンタン/フランソワ・ペリエ
 実はこの映画,昔 TV で見たことがあったのですが忘れていました.『失われた週末』以上のアル中幻覚シーンの強烈さだけ記憶に残っていて,それが何の映画だったか忘れていたのですが,今回この DVD を入手して観て,やっと判明いたしました.