Al Kooper

Discography Part 2(Solo 1972 - 2008)



13

Easy Does It

1970

★★★

 映画 "The Landlord" のサントラとして用意された曲の他に,他のアーティストの曲等多彩な内容の,アナログ・ディスクでは2枚組の大作ですが,それが災いしてしまっていて,この人の作品群の中では,散漫で印象が希薄な感じです.正直言って,全部聴きとおすとちょっと退屈します.

14

New York City (You're a Woman)

1971

★★★★

 この頃の CBS SONY って誤訳・珍訳あるいはめちゃくちゃな邦題つけるのが得意で,このアルバムは『紐育市(お前は女さ)』で,比較的マトモなんですが. Fleetwood Mac の『英吉利の薔薇』と同じく,「何で漢字なの〜」って感じでした.それはともかくとして,このアルバム,冒頭の "New York City (You're a Woman)" 以降 Della 好みの聴きやすい曲が揃っていて,気にいってます. Elton John - Barnie Taupin の "Come Down in Time" なども収録されています.

15

A Possible Projection of the Future / Childhood's End

1972

★★★★

 邦題『早すぎた自叙伝』,ジャケットを見ればわかるように, "I Stand Alone" 以来のトータル・コンセプト・アルバムです.ここでも, Bob Dylan の "The Man in Me" などを取り上げておりますが,他人の曲をうまく配置してコンセプト・アルバムを作るのが本当に上手な人で,プロデューサーとしての実力が遺憾なく発揮されている作品だと思います.

16

Naked Songs

1972

★★★★★

 このアルバムにも『赤心の歌』な〜んていうちょっと凝った邦題がつけられておりましたが,現時点でのベストワークだと思います. "I Stand Alone" に見られたメッセージ性こそ影を潜めたものの,ヒットした "Jolie" をはじめとして,ある意味わかりやすい曲が揃っていますし,何だか解らないけどアルバム1枚ぼ〜っとして聴いていられる安心感があるのです.まとまってるという事でしょうか?

17

Reunion in Central Park
/ The Original Blues Project

1973

★★★

 1973年セントラル・パークで行われた The Blues Project 再結成コンサートの模様を収録した2枚組ライヴ・アルバム.関係ないけど,9年後の1982年,日本では The Tigers が同窓会を開きました.やはりこの当時としては,『伝説のグループ復活』みたいな感じだったんでしょうね,何となく興味があってレコード買いましたが,当時の Della は Blues に対する苦手意識強かったので,一聴しただけで,後はほとんど聴くことなかったです.今聴くと,やっぱりこの時代の音だな〜って感じで,ちょっと懐かしいですね.

18

 *Al's Big Deal

1975

★★★

 ベスト・アルバム.アナログでは2枚組でしたが,日本では発売されず, CD 化に際して曲目がかなり変更され, '82年リリースの "Championship Wrestling" からの選曲も含まれておりますです.ソロアルバムのみならず, BS&T や Session 関係のアルバム,果ては Bob Dylan のアルバムからもという幅広い選曲が特徴ですが,この人の場合それでいいのです.




19

Act Like Nothing's Wrong

1976

★★★★

 邦題『倒錯の世界』.この人に関しては Della は完全に後追いで,アルバムも "I Stand Alone" と "Naked Songs" しか持っていなかったのですが,このアルバムに関しては,ジャケットとタイトルが気にいって,リリース時に即買いしてしまいました(笑).もちろん,内容的にも好きなアルバムです.

20

Championship Wrestling

1982

★★★

 1982年って The Doobie Brothers が解散した年なんですが,その解散前後の Doobies の Jeff Buxter 氏をフィーチュアしたアルバムで,しっかりジャケットに写真入りで紹介されています.後期の Doobies って, Steely Dan からの移籍組の Mike McDonald さんや Jeff さんが幅をきかせて,やたら Funk っぽくなってしまって残念だったんですけど, Al Kooper さんのこのアルバムにも,ちょっとそ〜いった雰囲気引きずっていて,そこはかとなく違和感感じてしまいました.

21

Rekooperation

1994

★★★★

 「熟成」という言葉を感じさせられる,インストゥルメンタル主体のアルバム.これはこれで BGM として非常に良いのですが, '60〜 '70年代の斬新で攻撃的な音が懐かしくも感じられてしまいます.

22

Soul of a Man : Al Kooper Live

1996

★★★★

 1994年2月4・5・6日, The Bottom Line / NYC における, Child Is Father To The Man ・ Blues Project ・ Rekooperators の3バンドによるライヴを収録.内容濃いです.

23

 *Rare & Well Done

2001

★★★

 タイトル通り,レア・トラックとベスト・トラックを編集した CD 2枚組. CD に描かれたステーキのデザインがかわいいです.

24

 *Free Soul : The Classic of Al Kooper

2003

★★★

 橋本徹氏選曲による "Free Soul" シリーズの1枚としてリリースされたコンピレーション.こちらは1枚モノですが, "Rare & Well Done"(23) のレア・トラックの方からの選曲もあったりするのでした.