Alice Cooper

Discography part 3(Solo 1989 - 2001)

 低迷のあまり一時は引退を囁かれた Alice でしたが,86年に MCA に移籍,映画「13日の金曜日 Part 6」の主題歌 "He's Back" を引っさげてジェイソンと共に復活. '89年には EPIC から大傑作アルバム "Trash" で完全復活を果たしました. '90年代後半にはおとなしくなってしまったので,また低迷しなければいいけど...と思ってましたが,21世紀に入っても健在です.



25

 *The Beast of Alice Cooper

1989

★★★

 こちらはワ−ナ−時代のベスト CD ですが,何と全14曲中バンド時代の曲が12曲を占めており,やはり1973年までが彼の黄金時代であったことを立証してしまっております.

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Trash

1989

★★★★★

 なが〜い低迷期を MCA への移籍・"Constricter" の発表で脱した Alice は,今度は Epic に移籍. ゲストに Aerosmith や Bon Jovi のメンバーを迎えたこのアルバムの発表によって完全復活を果たし,シングル・カットされた "Poison" などのビッグ・ヒット及びアルバム自体のビッグ・セールスを記録しました.よかったね Alice ちゃん.作品としては最高の出来で,このアルバムによって,やっとバンド時代の Alice 自身を超えることができた...と私は思ってます.このアルバム発表後ワールド・ツアーを開始,翌'90年には初の日本公演も実現しました(バンド時代に単独来日した事がありますが,その時は公演は実現しなかったのです).

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Hey Stoopid

1991

★★★★

 前作のセールスとツアーの大成功に気を良くした Alice が,またも豪華ゲストを迎えて発表した作品です.はっきり言って2番煎じの感は否めませんが,作品としての出来はいいと思います.しかしながら,このアルバム発表直後におこなったパッケージ・ツアー "Operation Rock'N'Roll" は不評だった模様です.

28

The Last Temptation

1994

★★★★

 前2作とは方針を転換して制作された "Welcome To My Nightmare" 以来のコンセプト・アルバムで,何と "Welcome..." に登場していたキャラクター・ Steven を再登場させております.私こういうやり方あんまり好きじゃないんですが(David Bowie が "Space Oddity" のキャラクター・トム少佐を "Scary Monsters" の中の "Ashes to Ashes" で復活させた後,急速に堕落していったのを思い出してしまう),アルバム自体は標準以上の出来だと思います.

29

Live at Electric Lady

1994

★★★

 '91年におこなわれたライブで,何故か日本でのみ CD 化され, "The Last Temptation" のボーナス CD としてカップリングされてリリースされました.

30

 *Classicks

1995

★★★

 Epic との契約消化のために制作されたベスト・アルバムで,3作品からのセレクトと過去の曲のライブ・バージョンで構成されています.



31

A Fistful of Alice

1997

★★★★

 またまた沈黙を始めてしまった...と思っていた Alice が'突然発表してくれた最強のライブ・アルバムです.Warner 時代から Epic 時代までの代表作が網羅されています.個人的には,選曲にもうひとつ納得いかない点もありますが,バンド時代の曲が多いのは嬉しかったです.

32

 *Freedom for Frankenstein

1998

★★★

 MCA ・ Epic 時代のコンピレーションで,サブ・タイトルは "Hits & Pieces 1984 - 91" となっていますが,実際には '94 年の "The Last Temptation" 及び "Live At Electric Lady" からのトラックや,日本盤CDのみに収録されていたボーナス・トラックなども収録されており,16ページ・カラー・ブックレットもついているなど,かなりマニア向けの仕様になってますです.

33

 *The Life and Crime of Alice Cooper

1999

★★★★

 「ついに出た...」という感じの CD 4枚組 Box Set .今まで聴くことのできなかった The Nazz ・ The Spiders 時代のものをはじめ,未発表音源やシングル・バージョンが多数収録されているのが嬉しいです.でも, Glen Buxton さんが1997 年に亡くなっていたのは知りませんでした.ご冥福をお祈りいたします...

34

Brutal Planet

2000

★★★★

 何とスタジオ録音としては "The Last Temptation" 以来6年ぶりの Alice 大先生の新譜です.以前低迷していたときもアルバムだけはコンスタントにリリースし続けていた Alice 大先生としてはヒジョーに珍しいことだったのですが,大先生何を充電していたのかナ? はっきり言って, Alice 大先生のヴォイスには往年のハリは感じられないものの,サウンドは文句なしにカッコいいです.9曲目の "It's the Little Things" に "No More Mr. Nice Guy" とゆ〜フレーズが出て来たのには笑ってしまいましたが,この人古いファンを大事にしてくれてますねぇ,久々の感動です.日本版ブックレットに「俺は自分をあらゆる角度から見つめた上で常に変化を試みている」とかっていう大先生のポリシーが載っていますが,これについては一言いいたい! 最も変化を試みたのは '80年の "Flush the Fassion" だったと思うのですが,あんたあのとき見事に失敗してるじゃないですか(笑).しかも大傑作 "Trash" の後しばらくしてから "The Last Temptation" では,また "Welcome to My Nightmare" の世界に戻ろうとしたりして.... ま,これもこの方の魅力なんですけどネ....  Alice 大先生は Alice 大先生のままであるからこそ良いのです.大好きだよ!

35

 *The Definitive Alice Cooper

2001

★★★

 また....?という感じのベスト・アルバム.でも日本では "The Beast of Alice Cooper" と "Freedom for Frankenstein" はリリースされなかったので, Box Set の "The Life and Crime of Alice Cooper" を除くと,バンド時代の "Alice Cooper's Greatest Hits" ,MCA 時代の "Prince of Darkness" に続く3枚目のコンピレーションということになりますよね? で....内訳ですが, "Love It to Death" から1曲, "Killer" から3曲, "School's Out" から1曲, "Billion Dollar Babies" から5曲,"Muscle of Love" から2曲, "Welcome to My Nightmare" から3曲, "Alice Cooper Goes to Hell" から1曲, "Lace and Whiskey" から1曲, "From the Inside" から2曲, "Trash" から1曲, "Hey Stoopid" から1曲と,全21曲中12曲がバンド時代,19曲が '70年代の作品とゆ〜,モノすごい偏り方を見せてます.やっぱり '70年代のこの人は凄かった!....と再認識させられる反面,折角新しいベスト・アルバム出すんなら,も〜少し選曲考えてくれても良かったのではないですか?....とゆ〜素朴な疑問も残るのです.

36

 *Mascara & Monsters - The Best of Alice Cooper

2001

★★★

 同じくベスト・アルバムですが,こちらに至っては全22曲中13曲がバンド時代,20曲が '70年代の作品,しかも残り2曲のうち1曲は '80年の作品 "Flash the Fashion" からのセレクトです(笑).