Jeff Beck

Discography Part 3

1976 - 1995
  '80年代に入って3枚のアルバムをリリース,1989年の "Jeff Beck's Guitar Shop" のリリース後は,唯一 '93年に "Crazy Legs" のような???なアルバムをリリースしただけで,ほとんど休眠状態に入っていたと思われていた Beck さんですが, '99年に "Who Else!" で突如復活,以後傑作アルバムを次々とリリースして現在に至ります.



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Jeff Beck with the Jan Hammer Group Live

1976

★★★

 "Blow by Blow" ・ "Wired" の2大作品によって,名実共にトップ・ギタリストとなった(実際にこの時期の Beck さん,本当に凄かったですよ〜 私, Cream 時代の Eric Clapton や Jimi Hendrix の全盛期っていうのはリアルタイムで体験してないんですけど,それでも絶対にこの時期の Beck さんの方が凄かったと思います) Beck さんが,前作にも参加していた Yan Hammer さんのグループと共演したライヴ・アルバムで,両者の曲がほぼ半々収録されています.というわけで,このアルバムを聴くときは Yan Hammer Group の曲はとばして Beck さんの曲だけを聴いていました(爆).内容的には,やはりスタジオ録音の方が良いです.ライヴで盛り上がるとかって次元のサウンドじゃないですもん.... ちなみに,このアルバムがリリースされた翌 '77年2月に Beck さんと Yan Hammer さんはケンカ別れしてしまい(本当は Yan Hammer Group 内に人間的なゴタゴタが生じ,それに関して Beck さんは沈黙を守っていたという説もありますが,実際のところはどうなんでしょう?),予定されていた日本公演はキャンセルされてしまいました.

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There and Back

1980

★★★★

 "Wired" 以来約5年ぶりの,3作目のインスト・アルバム. Yan Hammer との共演が復活していることもあって,ほとんど前作 "Wired" の延長線上にある作品ですが,単なる『二番煎じ』に終わっていないのは流石だと思います.この '75〜'80年のライヴを含む3枚の Yan Hammer との共演盤によって,先にも書いたようにフージョン・ギタリストとなってしまったかのような評価を受けたわけですが,やはり Beck さんの本質はロック・ギタリストにほかならないと思うのです.突き刺すような刺激的なフレーズがそれを物語ってます.ただ,この人の場合他の有名ギタリストと比較してブルース臭さってほとんど感じさせませんよね? そこがこの人の最も気に入っている部分でもあるのですが....

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 *The Jeff Beck Band - Upp,
  featuring Jeff Beck

(1992)

-

 1992年にリリースされた,この時期に Beck さんが深く関わっていたグループ Upp (ファースト・アルバムは Beck さんのプロデュース)の未発表曲11曲と未発表テイク3曲を収録したアルバムで, '74〜 '80年の音源が収録されております.メンバーは, Andy Clarke (Kbd・G・Vo) ・ Stephen Amazing (B) ・ Jim Copley (Ds) の3人で,数曲に Beck さんもギターで参加しています.

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 *The Complete Upp

(2004)

-

 上記 Upp の1st & 2nd Album の全曲と,幻の 3rd Album 用デモ・トラックの全22曲を収録した2枚組 CD.

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 *Camouflage / Rod Stewart

1984

★★★

 "Infatuation" ・ "Can We Still Be Friends" ・ "Bad for You" の3曲にスペシャル・ゲストとして参加.第1期 Jeff beck Group 以来15年ぶりの共演で, Rod さんはお返しに翌年 Beck 氏のアルバム "Flash" の中の1曲 "People Get Ready" に, Vocalist として参加します.話題性には事欠かないアルバムでしたが,出来は凡庸.あまり印象に残らない作品でした.

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Flash

1985

★★★

 BB&A の消滅以来,ギター中心のインストゥルメンタルに一貫して終始し続けてきた Beck さんが本当に久しぶりにヴォーカリスト(Jimmy Hall 氏)を起用して制作したアルバムで,しかも Cartis Mayfield 作の "People Get Ready" では何と第1期 Jeff Beck Group 以来,約15年ぶりにあの Rod Stewart さんをヴォーカルに迎えております.結局 Beck さんにとって Rod さんを超えるヴォーカリストって存在しなかった(当初の Beck さんの構想では,第2期 Jeff Beck Group も BB&A も Rod Stewart 氏をヴォーカルに迎えるつもりだったらしいです)わけで, Rod さんも衰えたとはいえ(実は私, '70年代の Rod Stewart 氏は間違いなく最高のロック・ヴォーカリストだったと思いますが, '80年以降のこの人についてはあまり評価できません),この曲の出来は素晴らしいと思います.しかしながら, "Blow by Blow" ・ "Wired" ・ "There and Back" の3作を聴いてしまった後であるだけに,「でも何で今さら....」との感がしたのも事実なのです.



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Jeff Beck's Guitar Shop
with Terry Bozzio and Tony Hymas

1989

★★★★

 ....ということは Beck さんも自覚していたのでしょうか,再びタイトなインスト・アルバムに軌道を戻しました.今回は Terry Bozzio (Ds) と Tony Hymas (Kbd) とのトリオによる作品ですが,かつての "Brow by Brow" とも, Yan Hammer さんとの一連の作品とも,少々異なったサウンドによるアルバム作りをしております.

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 *Beckology

1991

★★★

 3枚組 CD Box Set. Disc 1 が The Tridents と The Yardbirds, Disc 2 が第1期・第2期 Jeff Beck Group と BB&A, Disc 3 が "Blow by Blow" から "Jeff Beck's Guitar Shop" までの3部構成となっていて, Beck さんの軌跡をたどるには絶好の Box Set となっておりますが,どうしてもこの手のモノって選曲に不満が残ってしまうのはしょうがないことなんでしょうね?

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Frankie's House / Jeff Beck & Jed Leiber
-Original Motion Picture Soundtrack

1992

★★★

 サウンドトラック,映画は見ていません.

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Clazy Legs
/ Jeff Beck & the Big Town Playboys

1993

???

 Jeff Beck さんの全キャリアの中で最も理解に苦しむアルバム. Beck さんがギターを弾くきっかけとなった Gene Vincent & His Blue Cats に捧げるトリビュートとかで,全編ロカビリー大会ですが,やっぱりお遊びなんでしょうね....? まあ,楽しそうに演ってはおりますが.... ただ, Beck さんの作品としては評価不可能です.

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 *Jeff Beck Session Work

1994

★★★

 1969〜93年におけるセッションワークスからチョイスされた,日本独自編集の『裏』ベスト・アルバム.