DISCOGRAPHY Part 3 (1973 - 1991) |
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Music from FREE CREEK |
1973 |
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当時のビッグ・ネームがやたらと大勢参加していたことで,やはりやたらと評判になった 2LP. Beck さんは匿名で4曲に参加しているらしいとの事です. |
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14 |
BLOW BY BLOW |
1975 |
★★★★★ |
文句無しに凄いアルバム だと思います.トップの "You Know What I Mean" からラストの "Diamond Dust" まで,息をつかせる間もない Beck さんのギター・プレイやアルバム全体の構成美もさることながら,ここに収録されている1曲1曲の素晴らしいこと! 私なんか, "Scatterbrain" と "Cause We've Ended as Lovers" と "Freeway Jam" の3曲だけでもごはん3杯はいけそう! ってくらいのモンなのです.旧友 Jimmy Page さんをはじめとして,『ギタリストによるギタリストのためのギター・アルバム』的な絶賛的な評価を受け,世界的にこれまでの Beck さんの作品すべてが問題にならないくらいのセールスを記録したアルバムらしいです.日本では,次の "Wired" の方が評価的にもセールス的にも高かったらしく,また,以降 Beck さんをフュージョン・ギタリストみたいに取り扱うという間違った評価が横行しておりましたが,少なくともこの作品での Beck さんは間違いなく Rock していると思います.さらには,この作品が Beck さん初のソロ作品とするのはどういうことなんだろね? 実は,俗に言うところの第1期 Jeff Beck Group の "Truth" ・ "Beck-Ola" の2枚はグループ名義ではなく,あくまで "Jeff Beck" の作品とクレジットされていたはずなのですが.... Beck さん以外のメンバーでは,第2期 Jeff Beck Group のメンバーでもあった Max Middleton (Kbd) さんの活躍が目立ちます. |
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15 |
WIRED |
1976 |
★★★★ |
先にも書いたように,日本では前作 "Blow by Blow"(10) よりも評価もセールスも高かった作品です.これもホントに良く出来たアルバムなのですが,やはり前作と比べるとちょっとね.収録曲の中では何と言っても "Blue Wind" が有名ですが(タイトル知らなくても「聴いたことあるっ!」って人,多いと思います),個人的にはラストの "Love Is Green" ,好きです. |
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16 |
JEFF BECK WITH THE JAN HAMMER GROUP LIVE |
1977 |
★★★ |
"Blow by Blow"(14) ・ "Wired"(15) の2大作品によって,名実共にトップ・ギタリストとなった(実際にこの時期の Beck さん,本当に凄かったですよ〜 私, Cream 時代の Eric Clapton さんや Jimi Hendrix さんの全盛期っていうのはリアルタイムで体験してないんですけど,それでも絶対にこの時期の Beck さんの方が凄かったと思います) Beck さんが,前作にも参加していた Yan Hammer さんのグループと共演したライヴ・アルバムで,両者の曲がほぼ半々収録されています.というわけで,このアルバムを聴くときは Yan Hammer Group の曲はとばして Beck さんの曲だけを聴いていました.申し訳ございません.内容的には,やはりスタジオ録音の方が良いです.ライヴで盛り上がるとかって次元のサウンドじゃないですもん.... ちなみに,このアルバムがリリースされた翌 '77年2月に Beck さんと Yan Hammer さんはケンカ別れしてしまい(本当は Yan Hammer Group 内に人間的なゴタゴタが生じ,それに関して Beck さんは沈黙を守っていたという説もありますが,実際のところはどうなんでしょう?),予定されていた日本公演はキャンセルされてしまいました. |
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17 |
JEFF BECK GOLD DISC |
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日本独自編集によるコンピレーション. "Rough and Ready"(7)から1曲, "Jeff Beck Group"(8)から2曲, "Beck Bogart and Appice"(9)から3曲, "Blow by Blow"(14)から3曲, "Wired"(15)から2曲, "WITH JAN HAMMER GROUP LIVE"(16)から1曲の計12曲. | |||
18 |
THERE & BACK |
1980 |
★★★★ |
"Wired" 以来約5年ぶりの,3作目のインスト・アルバム. Yan Hammer さんとの共演が復活していることもあって,ほとんど前作 "Wired"(15) の延長線上にある作品ですが,単なる『二番煎じ』に終わっていないのは流石だと思います.この '75〜'80年のライヴを含む3枚の Yan Hammer との共演盤によって,先にも書いたようにフージョン・ギタリストとなってしまったかのような評価を受けたわけですが,やはり Beck さんの本質はロック・ギタリストにほかならないと思うのです.突き刺すような刺激的なフレーズがそれを物語ってます.ただ,この人の場合他の有名ギタリストと比較してブルース臭さってほとんど感じさせないのがいいです. |
19 |
CAMOUFRAGE |
1984 |
★★★ |
"Infatuation" ・ "Can We Still Be Friends" ・ "Bad for You" の3曲にスペシャル・ゲストとして参加.第1期 Jeff beck Group 以来15年ぶりの共演で, Rod さんはお返しに翌年 "Flash"(20) の中の1曲 "People Get Ready" に, Vocalist として参加します.話題性には事欠かないアルバムでしたが,出来は凡庸.あまり印象に残らない作品でした. |
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20 |
FLASH |
1985 |
★★★ |
BB&A の消滅以来,ギター中心のインストゥルメンタルに一貫して終始し続けてきた Beck さんが本当に久しぶりにヴォーカリスト(Jimmy Hall 氏)を起用して制作したアルバムで,しかも Cartis Mayfield 作の "People Get Ready" では何と第1期 Jeff Beck Group 以来,約15年ぶりにあの Rod Stewart さんをヴォーカルに迎えております.結局 Beck さんにとって Rod さんを超えるヴォーカリストって存在しなかった(当初の Beck さんの構想では,第2期 Jeff Beck Group も BB&A も Rod Stewart 氏をヴォーカルに迎えるつもりだったらしいです)わけで, Rod さんも衰えたとはいえ(実は私, '70年代の Rod Stewart 氏は間違いなく最高のロック・ヴォーカリストだったと思いますが, '80年以降のこの人についてはあまり評価できません),この曲の出来は素晴らしいと思います.しかしながら, "Blow by Blow" ・ "Wired" ・ "There and Back" の3作を聴いてしまった後であるだけに,「でも何で今さら....」との感がしたのも事実なのです. |
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21 |
THE BEST OF Jeff Beck (1967-69) |
1985 |
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いわゆる第1期 Jeff Beck Group 時代のベスト・アルバム.内訳は, "Truth"(1)から6曲, "Cosa Nostra Beck-Ola"(2)から4曲, Beck さんのソロ・シングルからの4曲. |
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22 |
THE BEST OF JEFF BECK |
1986 |
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こちらは1971〜1985年,いわゆる第2期 Jeff Beck Group 時代以降の,来日記念盤としてリリースされた,日本特別編集によるベスト・アルバム.内訳は, "Rough and Ready"(7), "Jeff Beck Group"(8), "Beck Bogart and Appice"(9)から各1曲, "Blow by Blow"(13), "Wired"(14), "There and Back"(16)から各2曲, "Flash"(18)から1曲の計10曲. |
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23 |
Jeff Beck's Guitar Shop |
1989 |
★★★★ |
....ということは Beck さんも自覚していたのでしょうか,再びタイトなインスト・アルバムに軌道を戻しました.今回は Terry Bozzio (Ds) と Tony Hymas (Kbd) とのトリオによる作品ですが,かつての "Blow by Blow"(14) とも, Yan Hammer さんとの一連の作品とも,少々異なったサウンドによるアルバム作りをしております. |
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24 |
BECKOLOGY |
1991 |
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3枚組 CD Box Set. Disc 1 が The Tridents と The Yardbirds, Disc 2 が第1期・第2期 Jeff Beck Group と BB&A, Disc 3 が "Blow by Blow"(14) から "Jeff Beck's Guitar Shop" (23)までの3部構成となっていて, Beck さんの軌跡をたどるには絶好の Box Set となっておりますが,どうしてもこの手のモノって選曲に不満が残ってしまうのはしょうがないことなんでしょうね? |