Chicago


DISCOGRAPHY (1967 - 1972)



1

The Chicago Transit Authority

1969

★★★★★
 唯一 The Chicago Transit Authority 名義による2枚組 1st Album.翌年,シカゴ交通局からのクレームにより,バンド名を Chicago と変更したらしいです.『ブラス・ロックの雄』として Al Koooer さんの Blood, Sweat & Tears と並び称せられておりましたが,個人的にはブラス・ロックって個人的には多分ブルース・ロック以上に苦手なジャンルでした.というのは,金管楽器の音が苦手だったのと,特にライヴに関しては3〜5人のメンバーによるシンプルなサウンドが好みだったので,後の Stones や 拓郎さんに関してもビッグ・バンドによるライブはあまり好きじゃないです.で,このバンドに関してもほとんど関心がなかったのですが,当時参加していたバンドが "I'm a Man" と "South California Purples" をコピーすることになったので,この 1st Album を買って聴いたのが最初でした.という訳で,現在でもどちらかというと苦手なアーティストなのですが,中ではやはりこの作品が一番気に入っているのです.

2

Chicago

1970

★★★★

 バンド名を短縮してリリースされた2作目はやはり LP 2枚組.レコードを集め始めた1972年当時, LP は¥2.000,2枚組だと¥3,000 〜 4,000 とお高価くて,中学生のお小遣いではなかなか2枚組には手が出せませんでした.というわけで,この2作目と次の3作目は後に高校生になった頃, CBS/SONY のキャンペーンで廉価版がりりーすされた時にまとめて購入しました.このアルバムに関しては1作目よりも聴き易い感じでしたが,1作目の印象が強烈だったため,ヒット曲 "25 or 6 to 5" 以外,正直なところあまり記憶に残りませんでした.

3

Chicago III

1971

★★★
 またしての LP 2枚組の3作目ですが,明らかにテンション下降気味に感じられたため,廉価版で入手したものの,残念ながらあまり聴くことのないアルバムでした.ごめんなさい.

4

Chicago at Carnegie Hall

1971

★★★★
 1〜3作目を LP 2枚組でリリースしてきた Chicago の4作目は,何と LP 4枚組のライヴ・アルバム.このアルバムのリリースの少し後,ライヴ・アルバムがちょっとしたブームになって,Yes,EL&P,Wings,Grateful Dead,Leon Russell 等,3枚組ライヴ・アルバムをリリースするアーティストは結構存在しましたが,4枚組っていうのは他に見当たりませんでした.こうなってしまうと,もう周りに持っている人探すのすら困難で,やっと1人見つけて借りてテープに録音させてもらって聴いてました.後に3枚組 CD を入手しましたが,やはりこの時代の Rock はアナログディスクで聴いた方が雰囲気が出るので,最近オークションで中古 Box を入手して聴いているお気に入りのアルバムです.

5

Chicago V

1972

★★★

 音楽を本格的に聴き始めた1972年,ラジオでは T. Rex, Elton John, The Carpenters, The Rolling Stones, Three Dog Night 等のヒット曲がチャートを賑わせていましたが,そんな中でこのアルバムに収録されていた "Saturday in the Park" を聴いたのが,多分最初だったと思います.ちなみに,翌1973年の Music Life 誌の人気投票では,1位 Stones,2位 EL&P,3位 Chicago,4位 Led Zeppelin,5位 T. Rex だったのですが,当時関心があったのが T. Rex と EL&P だけだったのと,音楽を聴くのがラジオからレコード中心になったのと,先にも書いたブラス・ロック嫌いのため,この後の作品はあまり聴いていないのでした.

6

Chicago Live in Japan

1972

★★★
 "at Carnegie Hall"(4) に続く2作目のライヴ・アルバムですが,正規アルバムとして扱われておらず, Deep Purple の "Live in Japan" 同様,当初日本のみでリリースされた 2LP.しかしながら,この2作品のヒットにより, Rock Scene にライヴ・アルバム・ブームが巻き起こったとも言える記念碑的作品でもあるのです.



7

Group Portrait

(1991)

-
 コンピレーション 4CD.