Eric Clapton


DISCOGRAPHY Part 2 (1965 - 1970)



1

BLUES BREAKERS
JOHN MAYALL
WITH ERIC CLAPTON

1965

★★★

 1965年3月に The Yardbirds を脱退し, John Mayall 氏率いる Bluesbreakers に加入した Clapton 氏が,在籍時に残した唯一のオフィシャル・アルバムという位置づけになるらしいです. Bluesbreakers 在籍時の音源は,他にも "Looking Back" 等のオムニバス・アルバムで聴くことができますが,あまり興味がなかったので集めませんでした.このアルバムについては, British Blues Rock 史上に残る名盤の1枚に挙げられることが多いのですが, Blues 苦手な私としては「ふ〜ん....そうですか?」って感じ.... すみません....

2

Fresh Cream

1966

★★★

 一般的に Cream の代表作というと, "Wheels of Fire"(5) か "Disraeli Gears"(3) とゆ〜ことなっているみたいですが,私昔 Cream ってバンド自体あまり好きじゃなかった事もあって,未だに先の2枚に関してはそれほど名盤という気がしないのです.で,個人的にはこの "Fresh" や "Goodbye"(6) の方が好きだなんて言ったりするもんですから, Cream もしくは Clapton 信奉者の方からは,「わかってない」とか「変」とか言われたりするのです.馬鹿にされついでに言ってしまいますが, Cream の曲の中でのお気に入りが "Wrapping Paper" だったりするのです.ごめんなさい(汗).

3

DISRAELI GEARS / Cream

1967

★★★

 というわけで,よくできたアルバムだと思うのですが,あまり好きになれなかった作品ではあります. "Strange Brew" にしても "Sunshine of Your Love" にしても名曲だとは思うのですが,いまひとつインパクトに欠けているような気がして.ただ, British Rock の代表格みたいに言われる Cream ではありますが, Clapton 氏のサウンド・アプローチって,この頃から Beck ・ Page ・ Blackmore といった他のギタリストたちと違い,かなりアメリカ的な雰囲気が漂っているような気がして,その辺にそこはかとなく違和感を感じていたのかもしれません.

4

RAW BLUES

1967

★★★★★

 中学生の頃なんとなくジャケットが気にいって購入したレコードですが, Clapton 氏の Blues へのこだわりが感じられるところが結構気にいってたりして, Cream より前の Clapton 氏の音源としてはよく聴いていたアルバムでした.
 2008年に2曲を追加収録したリイシューCD がリリースされたのですが,その解説書によると, 上記 "JOHN MAYALL WITH ERIC CLAPTON"(1) の大ヒットを受けデッカがリリースしたサンプラー的なアルバムではあるものの,収録曲の大半が初リリースという単なるアンソロジーとは一線を画すアルバムだったらしいです.

5

WHEELS OF FIRE / Cream

1968

★★★

 やはりスタジオ1枚・ライヴ1枚の2枚組だったこの作品こそが, Cream の最高傑作ということになるのでしょうね? 確かに "White Room" って名曲だと思うし....でもね,実を言うと私 Cream のライヴって,すご〜く苦手なのですよ.この作品の Disc2 の方に関しても,確かに凄いんだろうけど,こう「これでもか,これでもか」って感じで攻められると逃げ出したくなってしまうのです.これなら Zeppelin や Purple のライヴの方が聴きやすいし, Johnny Winter さんや Rory Gallagher さんのライヴの方が楽しいもん.というわけで,未だに1枚通してマジメに聴いたことないのです.

6

Goodbye CREAM

1969

★★★★

 先にも書いた通り,実は Cream ってバンド苦手で敬遠していたもんだから,最初に入手したのが,周りの人がだ〜れも持っていなかったこのアルバムだったりするのです.ライヴが3曲,スタジオが3曲とゆ〜変則的な構成ですが,このバンドに関する限り,私にとっては,この位が飽きずに聴いていられる限度なのかもしれません.収録曲にしても "Badge" や "What a Bringdown" なんかお気に入りですし,個人的には思い入れの深いアルバムです.




7

BEST OF CREAM

1969

-

 オフィシャル・ベスト・アルバム第1弾.

8

BLIND FAITH

1969

★★★★

 Cream から Eric Clapton (G ・ Vo) ・ Ginger Baker (Ds) , Traffic から Stevie Winwood (Kbd ・ B ・ G ・ Vo) , Family から Rich Grech (B ・ Vln ・ Vo) の各氏が参加したスーパー・グループ Brind Faith 唯一のオリジナル・アルバム.やはり Clapton 氏のというよりは Winwood 氏のものだった感の強い Brind Faith ではありますが, Clapton 氏唯一のオリジナル曲 "Presence of the Road" は,多分, Clapton 氏の作品の中でも最高の名曲だと思います.アルバム発表後グループはアメリカ・ツアー中に空中分解してしまいますが,その時前座を務めていたのが Delaney & Bonnie & Friends で, Clapton 氏はそのツアーに合流,行動を共にするようになりました.

9

LIVE PEACE IN TORONTO 1969
The Plastic Ono Band

1969

★★★★

 良くも悪くも John さんが Yoko さんの影響下,最も輝いていた時期に The Plastic Ono Band を率いてリリースしたライブ・アルバム.個人的には大好きなアルバムです.このアルバムのみ, Clapton さんが正規メンバーとしてクレジットされています.

10

LIVE CREAM

1970

★★★

 Cream 解散後1年半を経てリリースされたライヴ・アルバムですが,何故か1曲だけスタジオ録音が含まれています.ライヴの方ですが,渋めの選曲にも関わらず,個人的には Cream のライヴの中ではわりと好きだったりするのです.ここまで書いてきて気付いたのですが,ど〜も私 Cream のアルバムに関しては黒っぽいジャケットのものが好きみたいです.別に意識したわけじゃないけど,なんだろね?

11

DELANY & BONNIE & FRIENDS
ON TOUR WITH ERIC CLAPTON

1970

★★★

 というわけで, Clapton 氏がツアーに合流した際の Delaney & Bonnie & Friends のライヴ ・アルバム.あくまで Delaney & Bonnie & Friends のアルバムであり, Clapton 氏はサポートに徹しておりますが,この時期のメンバーによって初のソロ・アルバム(12)をリリースするなど, Clapton 氏の軌跡を知るのには不可欠な1枚という意味でディスコグラフィーに加えました.この時期に限らず Clapton 氏には John Lennon 氏の Plastic Ono Band への参加や, George Harrison 氏の『バングラデシュ難民救済コンサート』への参加,セッション等も多数あるのですが,それらの作品等についてはキリがないのでここでは割愛いたしますです.

12

ERIC CLAPTON

1970

★★★★

 Delaney & Bonnie & Friends のツアーに同行した Clapton 氏がそのメンバーならびに親しい Musician 達と作った初の Solo Album です. Derek & the Dominos 結成ならび後の Solo 活動へのきっかけとなった作品であり,そういった意味でも Delaney & Bonnie & Friends のツアーへの参加は彼にとって最も大きなターニング ・ポイントだったと思うのです.また,内容的にも "After Midnight" ・ "Blues Power" ・ "Let it Rain" 等,コンサートの定番となった代表曲が多数収録されており,初の Solo Album としては完成度の高い作品であると思いますです.