Eric Clapton

Discography Part 3

1969 - 1975
 1969.3. - 1969.9. Brind Faith
 1969.12. - 1970.3. Delaney and Bonnie & Friends
 1970.5. - 1971.5. Derek and the Dominos



25

Blind Faith

1969

★★★★

 Cream から Eric Clapton (G ・ Vo) ・ Ginger Baker (Ds) , Traffic から Stevie Winwood (Kbd ・ B ・ G ・ Vo) , Family から Rich Grech (B ・ Vln ・ Vo) が参加したスーパー・グループ Brind Faith 唯一のオリジナル・アルバム.やはり Clapton 氏のというよりは Winwood 氏のものだった感の強い Brind Faith ではありますが, Clapton 氏唯一のオリジナル曲 "Presence of the Road" は,多分, Clapton 氏の作品の中でも最高の名曲だと思います.アルバム発表後グループはアメリカ・ツアー中に空中分解してしまいますが,その時前座を務めていたのが Delaney & Bonnie で, Clapton 氏はそのツアーに合流,行動を共にするようになりました.

26

 *On Tour with Eric Clapton
  / Delaney & Bonnie & Friends

1970

★★★

 というわけで, Clapton 氏がツアーに合流した際の Delaney & Bonnie & Friends のライヴ ・アルバム.あくまで Delaney & Bonnie & Friends のアルバムであり, Clapton 氏はサポートに徹しておりますが,この時期のメンバーによって初のソロ・アルバム(31)をリリースするなど, Clapton 氏の軌跡を知るのには不可欠な1枚という意味でディスコグラフィーに加えました.この時期に限らず Clapton 氏には John Lennon 氏の Plastic Ono Band への参加や, George Harrison 氏の『バングラデシュ難民救済コンサート』への参加,セッション等も多数あるのですが,それらの作品等についてはキリがないのでここでは割愛いたしますです.

27

Layla and Other Assorted Love Songs
/ Derek & the Dominos

1970

★★★★★

 Brind Faith , Delaney & Bonnie & Friends のツアー参加とそのメンバーによる初ソロ・アルバム(31)のリリースを経て結成された Derek & the Dominos の唯一のスタジオ録音盤. Clapton 氏の全キャリアの中でこのアルバムを彼の代表作にあげる人も多い名盤中の名盤で,『Rock Album Best 10』みたいな企画の常連さんみたいな作品ですが,これに関しては一言言いたいのです.この Eric Clapton という Musician は,その長いキャリアを通して Guitarist としても Vocalist としても Composer としてもかなりの変容を遂げており(David Bowie さんとはまた違った意味で,とゆ〜より, Bowie さんの『変容』がかなり計算されたモノであるのに対し,その自然さという意味において Clapton 氏のそれは Bowie さんの比ではないよ〜な気もするのです),確かに "Layla" は優れた作品ではありますが,この1作をもって「Clapton 氏の代表作」云々するのはすこ〜し的外れな感じがするのですヨ....だいたい Cream と Dominos と Solo における Clapton 氏を同列線上で語ろうとする事自体かなり無理なのですから....  Eric Clapton と Duane Allman という2大 Guitarist の唯一の共演盤という意味でも, ROCK 史上に残る名盤ではあります.

28

In Concert / Derek & the Dominos

1973

★★★

 Dominos 解散後の1973年にリリースされた2枚組ライブ・アルバムで,録音は "Layla" リリース直後の1970年10月23・24日,バンドが唯一出演したフィルモア・イースト.この人の場合,どうしてバンド解散後にライヴ・アルバムがリリースされるケースが多いのか? 残念ながら Duane Allman さんは参加しておりません.

29

The Layla Sessions / Derek & the Dominos

1990

★★★

 "Layla" リリース20周年記念.セッションの際に残された別テイク・ジャムなどを含め,その全貌を収録した3枚組 Box Set.この手の企画って,確かに嬉しいような気もするんですが,聴いた後どうしてもその歴史的価値しか感じられないとゆ〜のは私の感性が鈍い証拠なのか? 哀....

30

Live at the Filmore / Derek & the Dominos

1994

★★★

 "In Concert" リリース20周年記念.追加トラック入りリミックス盤.同上.



31

Eric Clapton

1970

★★★★

 便宜上 Derek & the Dominos の "Layla" と順序を変えての掲載となりましたが, Delaney & Bonnie & Friends のツアーに同行した Clapton 氏がそのメンバーならびに親しい Musician 達と作った初の Solo Album です. Derek & the Dominos 結成ならび後の Solo 活動へのきっかけとなった作品であり,そういった意味でも Delaney & Bonnie & Friends のツアーへの参加は彼にとって最も大きなターニング ・ポイントだったと思うのです.また,内容的にも "After Midnight" ・ "Blues Power" ・ "Let it Rain" 等,コンサートの定番となった代表曲が多数収録されており,初の Solo Album としては完成度の高い作品であると思いますです.

32

 *Back th the Roots / John Mayall

1971

★★★★

 John Mayall 師匠のもとに Eric Clapton ・ Mick Taylor ・ Harvey Mandel 等,師匠のバンドに参加した OB 連が一挙参加した同窓会的なアルバム.実はこのアルバム,日本で LP がリリースされた(邦題:『根源に還れ』)頃捜したのですが何故か見つからなくて,いつのまにか入手をあきらめてしまっていたところ,2008年になって1988年に発表されたリミックス・ヴァージョン8曲を追加収録した CD がリリースされたので,やっと聴くことができました.

33

 *History of Eric Clapton

1972

★★★

 Eric Clapton 名義での初のベスト・アルバムですが,当然の事ながら,収録されているのは The Yardbirds ・ The Bruesbreakers ・ Cream ・ Brind Faith ・ Delaney & Bonnie & Friends ・ Solo Album (Eric Clapton) そして Derek & the Dominos へ至るまでの代表曲の数々で,まさに彼自身の『歴史』.私自身,リアルタイムで聴いたのは "Rainbow Concert"(34)からという事もあって,この時代までの Clapton 氏には特に愛着もないのですが,確かに『歴史』的な存在ではあるよね....

34

Eric Clapton's Rainbow Concert

1973

★★★★★

 ヘロイン中毒のためほとんど引退状態になっていた Clapton 氏を立ち直らせるため The Who の Pete Townshend 氏等が発起人となって企画したチャリティ・コンサートの模様を収録したライヴ・アルバムで,ファンの中には憔悴とした Clapton 氏の姿を『最低』とする方もいるなど,彼の全キャリアの中で最もマイナス・イメージの強い作品でありますが,私にとってはこの作品が最初に入手したということもあって, Clapton 氏の全作品中最もお気に入りの1枚だったりするのでした.私の中での氏のイメージとしては,『ギターの神様』然とした颯爽とした姿よりも,ドラッグやアルコールのため憔悴してよれよれになった姿の方が,繊細で魅力的に映るのですが,これって変? それは別にしても,ここに収録されている演奏は,よく言われるように決して『平均点以下』ではなく,むしろ感動的なプレイだと思うのですが.... ダメ?

35

461 Ocean Boulevard

1974

★★★★★

 『Clapton 復活』第1作として,また『レイド・バック』という言葉を流行させたことでも有名な傑作・名盤ではありますが,実は私,リリースされた当初,この作品の持つ雰囲気が大嫌いでした(爆).つまりは私にとっての Clapton 氏のイメージは "Rainbow Concert" によって決定づけられていたもんで,「健康になってしまった Clapton なんて....」とかって(笑).でも今になって冷静に聴いてみると,やはり完成度の高い傑作・名盤には違いないと思います.要するに『優れている』モノが常に『好き』というわけではないのです.ただそれだけ....  "Let it Grow" ,名曲です.

36

There's One in Every Crowd

1975

★★★★

 この作品に関しては,リリースされた当初,前作よりも全体的に渋い感じがして好きだったのですが,今冷静になって聞き直してみると,やはり前作の延長線上にあることは否定できないし,完成度という点では前作の方が上かなっと.でも「好き」.