Bob Dylan

Discography Part 1(1962 - 1970)



1

Bob Dylan

1962

★★★

 Animals の "House Of The Rising Sun" や,後に Led Zeppelin も取り上げた "In My Time Of Dyin'" など好きな曲も結構入ってるんですが,オリジナルがたった2曲というのはやはりさびしいファースト・アルバム.

2

The Freewheelin' Bob Dylan

1963

★★★★★

 多分 Dylan 先生の曲で最も知名度高いと思われる "Browin' in the Wind" から始まるセカンド.他にも "Don't Think Twice It's All Right" ・ "Girl from the North Country" ・ "A Hard Rain's A-Gonnna Fall" 等,初期の名曲が多数収録されてます.「アルバムとしてはたいした作品ではない」という方もいらっしゃいますが,そんなことはないと思うよ... 個人的には "Highway 61 Revisited" の次に買った2枚目の Dylan 先生の作品で,当時中学生であまり沢山レコード買えないせいもあったけど,とにかくやたらと回数聴いた記憶があります.

3

The Times They Are A-Chqngin'

1964

★★★★

 ジャケットの Dylan さんの表情のせいもあって前作にくらべてかなり辛口を感じさせる,やはり初期の名盤です.やはりこのアルバムの中では "The Times They Are A-Changin'" と "The Lonesome Death of Hattie Carroll" の2曲がおきにいりなのです.特に後者はあがた森魚さんのカバーや,よしだたくろうさんの『準ちゃんが吉田拓郎に与えた多大なる影響』の原曲としても有名ですが,当然(?)の事ながら私が最初に聴いたのは拓郎作品だったりしたのでした... すみません...

4

Another Side of Bob Dylan

1964

★★★

 プロテスト・フォークの旗手として神格化されるもととなった前2作に比べて軽く地味な印象を与える作品ですが,それまでギター&ハーモニカだけだったサウンドにピアノを導入するなど,次作以降のサウンドの変化への橋わたし的な試みが感じられる作品ではあります.

5

Bringing It All Back Home

1965

★★★★

 次作 "Highway 61 Revisited" で確立, "Blonde on Blonde" で完成に至った『フォーク・ロック』というジャンルの誕生という意味では, The Beatles の "Rubber Soul" (私 Beatles に関しては "SGT. Pepper's" や "Revolver" よりこっちの方を高く評価してるもんで...)と並ぶ'60 年代 ROCK の記念碑的作品だと思いますです.個人的には "Maggie's Farm" と "Mr. Tambourine Man" がやはり好みの曲です.

6

Highway 61 Revisited

1965

★★★★★

 前作 "Bringing It All Back Home" に続いて発表された『フォーク・ロック3部作』の2作目.バックに Al Kooper ・ Mike Bloomfield を起用(両者はこの後活動を共にし,ロック史に残る名盤 "フィルモアの奇跡" を創り出す).とにかく冒頭の "Like A Rolling Stone" とラストの "Desolation Row" (明らかに吉田拓郎氏の『イメージの詩』の原曲と思われる)だけでも圧巻.個人的には,最初に買った Dylan 先生の作品なので,思い入れ強いです.この時代の作品では,やはり次の "Blonde on Blonde" が最高なのでしょ〜が,「好きっ!」なのはこっちかも...



7

Blonde on Blonde

1966

★★★★★

 『フォーク・ロック3部作』のラストを飾り,同ジャンルを確立した作品にして,Dylan 先生初の2枚組アルバム.何だかんだ言ってもやはり'60年代の Dylan 先生の最高傑作であることは間違いないでしょう."Rainy Day Woman #12 & 35" ・ "Just Like A Woman" は名曲中の名曲だと思うし,D面1面を費やした "Sad Eyed Lady Of The Lowlands" は究極の叙事詩だと思います.ひと昔前の Rock 名盤セレクションの1・2位には, Beatles の "SGT. Pepper's" とこのアルバムが必ずと言ってよいほど選ばれていたものでした.

8

 *Bob Dylan's Greatest Hits

1967

★★★

 Dylan 先生初のコンピレーション. "Blonde On Bronde" 発表後のモーターサイクル事故のため『不在』となった Dylan の穴を埋めるため会社によって発売された...というのが真相らしいです.アルバム未収録の "Positively 4th Street" が初収録.あとアメリカ編集盤とイギリス編集盤とでは,若干収録曲が違うそ〜です.

9

John Wesley Harding

1968

★★

 モーターサイクル事故のため『不在』を余儀なくされた Dylan 先生の復帰第1弾.実在した無法者 John Wesley Hardin の名前に何故か余分な "g" がついているタイトルについては中村とうよう氏が解説で解釈を述べておりますが,次作で決定的になるカントリー路線への歩み寄りを感じさせる以外特徴も少なく,初期の作品の中でもわりと地味な印象を与えられるアルバムですが, "All Along the Watchitower" はやはり名曲だと思います.

10

Nashbille Skyline

1969

★★

 あの Dylan 先生が「カントリーを唄っている」,「キレイな声で歌っている」,さらにジャケットでは何と「笑っている」と,3重にファンを驚かせたという作品.個人的には,カントリーの大御所 Johnny Cash 氏(私この人『刑事コロンボ』の『白鳥の歌』の犯人役で見るまでよく知りませんでした... う・か・つ)との初の共演による "Girl From the North Country" と,もし Dylan 先生が締切りさえ守っていたら Nilsson の "Everybody's Talkin'" ではなくこの曲が映画「真夜中のカーボーイ」の主題曲になっていた(本当かね?)という "Lay Lady Lay" の2曲が好きです.

11

Self Portrait

1970

★★★

 Dylan 先生自身の筆による自画像をジャケットにした "Blonde on Blonde" に続く2作目の2枚組ですが,発売当時最悪の評判だったらしく,今でも駄作扱いする人も多いらしいです.熱狂的 Dylan フリークの吉田拓郎氏は結構気にいってるみたいなことを以前ラジオで言っておりましたが... 私といたしましては特に好きでも嫌いでもないです.ただこの手のアルバムを2枚組にするっていうのは,思いきった事する人だと思って感心してしまうのです.

12

New Morning

1970

★★★★

 いろいろな意味で問題作とされている前作のわずか4ヶ月後にリリースされた作品ですが,この作品発表後 Dylan 先生は2度目の沈黙に入ってしまいました.実際には翌'71年に Geaoge Harrison 氏に『バングラデシュ難民救援コンサート』などに引っ張り出されておりましたが,新譜のリリースは3年間もされないままでした.それ以降の Dylan 先生には考えられない,なが〜いお休みでした.とかいろいろな意味で'60年代に別れを告げる1つの区切りみたいな作品だったとは思います.後に Olivia Newton-John のカバーが有名になる "If Not For You" はじめ,全体的にわりとの〜んびり聴いていられるアルバムで,私は好きです.