DISCOGRAPHY Part 1 (1967 - 1995) |
1 |
BIG BROTHER & THE HOLDING COMPANY |
1967 |
★★ |
日本におけるリリース当初のタイトル『ジャニス・ジョプリン・ファースト・レコーディング』から誤解されますが,決して Janis さんのワンマン・アルバムではなく,あくまで Big Brother & the Holding Company のデビュー・アルバムだということ.パーソネルは, Peter Albin (B) ・ David Getz (Ds) ・ James Gurley (G) ・ Sam Andrew (G) ・ Janis Joplin (Vo) .このバンド,決して上手なバンドではない(唯一の救いは Sam Andrew 氏の Guitar かな)ので, Janis さんの Vocal だけが浮き上がって聴こえてしまうのは仕方のないことかも.... もっともこのバンド, '60年代を感じさせるって意味では,最高の雰囲気をもっていると思います.まさに '60年代のノリで笑えるのは "Coo Coo" ,こういうの結構好きです. |
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2 |
CHEAP THRILLS |
1968 |
★★★★ |
"Rock Album Best ...." とかって企画には必ず顔を見せる常連さんアルバムで,人によっては "PEARL"(4) を押さえて Janis さんのベストに挙げられることも多い作品でもありますが,このバンド,ど〜しても後の Kozmic Blues Band や Full Tilt Boogie Band と比べると,演奏がイマイチって感じがしてしまうもんで,星ひとつ削ります,すみません. Janis さんの Vocal に関しては,前作よりも遥かにテンション高い熱唱を聞かせてくれてます.特に "Summertime" と "Ball and Chain" の2曲は聴きごたえありますです. |
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3 |
I GOT DEM OL' KOZMIC BLUES AGAIN MAMA! |
1969 |
★★★★★ |
名盤ということになっている "CHEAP THRILLS"(2) と "PEARL"(4) の間に挟まれて,あまり語られることのない作品ですが,これこそ Janis さんの最高傑作だと思います.1曲目の "Try" からラストの "Work Me, Lord" まで, Janis さんの Vocal もそれをサポートする Kozmic Blues Band の演奏もめちゃくちゃハイ・テンション! パーソネルは, Sam Andrew (G・Vo) ・ Richard Kermode (Org) ・ Gabriel Mekler (Org) ・ Brad Campbell (B) ・ Maury Baker (Ds) ・ Lonnie Castille (Ds) ・ Cornellius "Snooky" Flowers (Baritone Sax・Vo) ・ Terry Clements (Tenor Sax) ・ Luis Gasca (Trumpet) ・ Janis Joplin (Vo) .緊張感の連続です.女性 Rock Vocalist の作品としては,多分最高のアルバムだと思います. |
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4 |
PEARL |
1971 |
★★★★★ |
Janis さんの没後にリリースされたラスト・アルバムで,そのため Vocal が未収録の "Buried Alive in the Blues" が収録されておりますが,このタイトルってやっぱり後でつけたんだろね? バックを勤めるのは Full Tilt Boogie Band ,パーソネルは. Brad Campbell (B) ・ Crark Pierson (Ds) ・ Ken Pearson (Org) ・ John Till (G) ・ Richard Bell (Pf) ・ Janis Joplin (Vo) .実際によくできたアルバムで,もし Janis さんの死という出来事がなかったとしても, Rock 史上に残る名盤となっていた事は間違いないと思います. Full Tilt Boogie Band の演奏も,これまでのバック・バンドの中で最も安定感があり,安心して聴いていられるという点でベスト(個人的には,緊張感溢れる Kozmic Blues Band の方が好きっ!)だと思います. |
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5 |
JOPLIN IN CONCERT |
1972 |
★★★★ |
やはり Janis さんの没後にリリースされた2枚組ライヴ・アルバム.1枚目が Big Brother & the Holding Company ,2枚目が Full Tilt Boogie Band の演奏によるものですが,特筆すべきは, Full Tilt Boogie Band による "Kozmic Blues" ・ "Try" ・"Ball and Chain" の3曲が入っていること. Big Brother & the Holding Company ・ Kozmic Blues Band のテイクと聴き比べてみるのも一興ですが,このバンドが当時にしてはかなりプログレッシヴな演奏を繰り広げていたことがよ〜くわかると思います.ま,それぞれのバンドにはそれぞれの持ち味があるのですが,私めといたしましては,雰囲気の Big Brother ,緊張感の Kozmic Blues ,総合力の Full Tilt って感じですか....? |
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6 |
LANIS JOPLIN'S GREATEST HITS |
1973 |
- |
全10曲ですが,内訳は, Big Brother & Holding Company 時代の曲が4曲, Full Tilt Boogie Band 時代の曲が5曲で,何と Kozmic Blues Band 時代の曲は "Try (Just a Little Bit Harder)" 1曲だけという,個人的には非常に納得のいかない選曲となっています. |
7 |
JANIS |
1974 |
★★ |
ユニヴァーサル映画 "JANIS" サウンドトラック.Mono 録音ってのがちょっと.... |
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8 |
ANTHOLOGY |
1980 |
- |
2枚組コンピレーション. |
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9 |
Farewell Song |
1982 |
★★★ |
未発表ライヴ9曲によって構成されたコンピレーション(?)ということになるのでしょうか? Big Brother and the Holding Company ・ Kozmic Blues Band ・ Full Tilt Boogie Band の各時代の音源にまじって,1曲だけ "Recorded, Columbia Studio D. Los Angeles, 3/28/70. Paul Butterfield Blues Band. Originally produced by Todd Rungren." とクレジットされている "One Night Stand" が収録されています. |
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10 |
JANIS |
1993 |
- |
『伝説のロック・クイーン』 Janis Joplin さんの約3年間の軌跡を CD 3枚組に収録した Box Set .全49曲中,未発表曲・未発表ヴァージョンが18曲と多いのは,この人,生前にリリースされた音源が少ないため,こ〜ゆ〜結果になってしまうのでしょうけど,こうまでして Box Set って作る必要あるもんなのかしら? 素朴な疑問です. |
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11 |
A TRIBUTE TO JANIS JOPLIN |
1994 |
- |
Janis Joplin さんに捧げる歌,および, Janis さんのカヴァーした曲の原曲,もしくは別のヴァージョンなどを SONY/EPIC のカタログの中から集めた日本編集盤. Big Brother & The Holding Company の "Nr. Natural" は Janis さん自身がゲスト参加している音源です. |
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12 |
18 essential songs |
1995 |
- |
Box Set "JANIS"(10) に収録されていた,未発表曲・未発表バージョン数曲を含むコンピレーション.彼女の代表曲18曲が,ほぼ年代順にバランス良く収録されています. |