沢田 研二

Discography A3(Albums 1969 - 1974)



31

JUJIE

1969

★★★

 The Tigers 絶頂期にリリースされた.全曲,作詞:安井かずみ,作曲:村井邦彦,編曲:東海林修のユニットによる 1st Solo Album.というわけで,どうしてもアルバム自体としては起伏に乏しい作りとなってしまっているのと,アレンジの大仰さが耳についてしまうのですが, Julie の歌唱力が GS 系の Singer の中で抜きん出ていた事を確実に感じさせる作品だと思います.

32

JULIE II - IN LONDON OLYMPIC SOUND STUDIOS

1971

★★★★

 The Tigers 解散後, The Pyg と並行してソロ活動を始めた年にリリース,ロンドン・オリンピック・サウンド・スタジオにてレコーディングされた 2nd Solo Album.翌年にここから 2nd Single 『許されない愛』がカットされ,大ヒットとなりました.今回は全作詞を山上路夫氏,編曲を前作同様東海林修氏が担当し,アルバム全体でひとつのストーリーとした作りとなっておりますが,それと同時に.作曲陣にかまやつひろし,クニ河内,井上尭之,大野克夫,加瀬邦彦,筒美京平,すぎやまこういち氏らを迎え,曲的にはバリエーションに富んだ内容となっております.

33

JULIE III - SAWADA KENJI RECITAL

1972

★★★

 Julie も MC の中で言っているとおり,ソロとしての初のリサイタルの,1972年12月24日,日生劇場における実況録音盤.個人的にはカヴァーや,タイガース・メドレーも良いのですが,この時点での2曲のヒット曲,『君をのせて』と『許されない愛』の別アレンジが気にいってます.バックを勤める井上尭之グループが良いのですが,この頃は『井上尭之バンド』ではなく,『井上尭之グループ』というバンド名だったのですね? 聴きなおしてみて,初めて気がつきました.

34

JULIE IV - 今 僕は倖せです

1972

★★★★

 制作・企画・構成・作詞・作曲・歌唱:沢田研二による,完全オリジナル・アルバム.やはり,当時のニュー・フォーク/シンガー・ソングライター・ブームを意識しての作品だと思われますが,後にコンポーザーとしてっ大成するきっかけになった作品だと思います.当時,雑誌『明星』でのよしだたくろうとの対談で,ジュリーがたくろうにこのアルバムをプレゼントしてました.たくろうは当時の奥さんお佳がファンだとか言ってサインをもらってましたが,のちにこの両者の競演は富士フィルムのCMソング『いま,このときめきを』(作詞作曲:よしだたくろう,唄:沢田研二)で実現します.さて,このアルバムですが,編曲は大野克夫と井上尭之が仲良く半分ずつ担当.演奏は今回も『井上尭之バンド』ではなく,『井上尭之グループ』となっています.もうひとつ良くわからんのが,何故かショーケンが写真だけ参加しています???

35

JULIE V - 日生リサイタル

1972

★★★

 シングル曲『あなただけでいい』・『死んでもいい』およびアルバム『今 僕は倖せです』からの曲をメインに,バラエティに富んだカヴァー曲の数々を収録したライヴ・アルバム.また,今回はタイガース時代の曲が全く収録されておらず,かなりソロ・シンガーとしての意欲を感じさせられました.で,今回もバックは『井上尭之グループ』となってます.

36

 *沢田研二 GLORIUS 20

1973

★★★

 ソロとしては初のコンピレーション.タイトル通り20曲を収録.シングル曲としては1曲目『君をのせて』から5曲目の『あなたへの愛』が収録されていますが,当時ヒット中だったと思われる6曲目の『危険なふたり』は収録されておりません.ま,当然でしょうね.




37

JULIE VI - ある青春

1973

★★★★

  "JULIE II"(32)同様,ロンドン・オリンピック・サウンド・スタジオにてレコーディングされたスタジオ録音のアルバムとしては4作目.今回は作詞作曲を,山上路夫/森田公一,安井かずみ/加瀬邦彦の各コンポーザー・チームがそれぞれ6曲ずつ担当しており,ジュリーの作品は収録されていません.7枚目のシングル『胸いっぱいの悲しみ/気になるお前』がフィーチュアされていますが,B面曲だった『気になるお前』はジュリー自身が気に入っていてこの頃のライヴでは必ず取り上げていた事もあって,『隠れた名曲』扱いされていました.

38

JULIE VII - THE 3RD 沢田研二リサイタル

1973

★★★★

 ソロ7作目にしてライヴ3作目.しかも今回はアナログ3枚組.そういえばこの頃海外のロック・シーンもライヴ。アルバムが流行っていて,数々のライヴの名盤がリリースされましたが,そんな中でもソロで3枚組というのは珍しかったような気がしています.オリジナル曲とカヴァー曲がバランス良く収録されていますが,個人的にはこの人のカヴァー曲の選曲って,わりと Della 好みで気にいっています.このアルバムから,バックバンドの名前が『井上尭之バンド』となっておりますが, Julie は MC で『井上尭之グループ』と紹介しています(笑).

39

 *パーフェクト

1974

★★★

 コンピレーション LP 2枚組.『君をのせて』から『魅せられた夜』まで8枚のシングルA・B面曲と,タイガース解散後の "II" ・ "IV" ・ "VI" の3枚のスタジオ録音アルバムから選曲されています.

40

JEWEL JULIE - 追憶

1974

★★★★

 先行してリリースされた10枚目のシングル『追憶』をフィーチュアしたスタジオ録音としては5枚目のオリジナル・アルバム.このアルバムからローマ数字表記によるタイトルではなくなりますが,今回はジャケット左下の部分に“8”とアラビア数字でしっかり表記されております(笑).ジャケットに見られる通り,この頃からかなりグラム・ロックの影響を受けており,この後数年におよぶ黄金時代の幕開けともいえる作品であると思います.また,このアルバムから井上バンドにはドラムスに田中清司氏,サイド・ギターに速水清司氏が参加しております.

41

THE FIGITIVE / 愛の逃亡者 (KENJI)

1974

★★★

 あの〜,正直な感想なんですけど,こんな事言うと怒られるかもしれないけど,この人の英語ってあまりうまくないと思います.この年,世界進出をもくろんだのかフランス・イギリスでレコーディングを行ってヨーロッパ一斉発売(実際には一斉ではなかったみたい)された初の全曲英語歌詞アルバム.

42

Kenji

1974

★★★

 上記(41)の海外盤.ジャケットが違ってます.