Rick Derringer

Discography Part 4

Solo 1979-
 3年間にわたる Derringer での活動に終止符を打った Rick Derringer 氏は1979年にソロとしては3作目にあたる "Guitars and Woman" を発表.以後は Edgar Winter 氏をはじめとする多くのアーティストのレコーディングに参加するかたわら,時折思い出したかのよ〜に作品を発表し続けています. '90年には Edgar 氏と共に来日公演を行い,日本のファンをわかせてくれました.

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Guitars and Woman

1979

★★★★
 自らのバンド Derringer は不成功に終わってしまった Rick 氏が Todd Runglen 氏を共同プロデュースに迎え,約5年ぶりにリリースした第3作目のソロ・アルバムで,バックを Derringer のメンバーと Todd 氏の Utopia のメンバーがサポート, コンポーザーとして Cheap Trick の Rick Nealsen 氏がゲスト参加しております.結論としてやはり Todd 氏の起用は正解だったみたいで,ここ数作の Derringer のアルバムにおける試行錯誤に対し,ひとつの結論を指標しているような感じです. "Spring Fever" (22) に収録されていた名曲 "Don't Ever Say Goodbye" の再録が含まれておりますが,ちなみにこの年,かつての盟友 Edgar Winter 氏も第3作目のソロ・アルバム "Edgar Winter Album" で名曲 "Dying to Live" の再録を行っておりますが,はたして偶然なのか?

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Face to Face

1980

★★★
 バックメンバーを Donnie Kisselbach (B・Vo) ・ Jimmy Wilcox (Ds・Vo) ・ Benjy King (Key・Vo) と一新したソロ復帰第2作(通算第4作).前作のバックが Derringer と Todd Runglen's Utopia のメンバーであったことを考慮に入れると,このアルバムこそが Rick 氏にとってはソロ復帰第1作のつもりだったのかもしれません.名盤 "All American Boy" のラストに収録されていた名曲 "Jump, Jump, Jump" と何と Neil Young 氏の "My My, Hey Hey (Out of the Blue) " の2曲のライブも収録されております. Blue Sky レーベルからの最後の作品となりましたが,すでに人気の衰えていた日本では発売されませんでした.プロデュースは Rick 氏自身.

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Good Dirty Fun

1983

★★★
 永年在籍していた CBS 傘下の Blue Sky レーベル(Winter Family の仕掛人 Steve Paul 氏のレーベル)を離れ, Polydor に移籍しての第1弾作品.パーソネルは Rick ・ Donnie ・ Jimmy のトリオとなっており, Benjy King 氏はゲスト扱いになってます.他に Alan Merrill ・ Roy Bitten の各氏がゲスト参加しており,何とアナログB面トップの "When Lobe Attacks" では Bonnie Tyler さんと Rick 氏のデュエットも聴かれます.また,今回は名曲 "Rock and Roll, Hoochie Koo" を再録し「BANZAI!』と叫んでおりますが,どういう意図によるものだったのか? この後, Rick 氏はセッション的な仕事もしくはプロデュース(日本の『子供バンド』なんかもプロデュースしてたらしいです)を中心とするようになってしまい,自らの作品は発表しなくなってしまいました.プロデュースは Rick 氏自身.

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Live in Japan
/ Edgar Winter and Rick Derringer

1990

★★★★★
 1990年1月,突然かつてのパートナー Edgar Winter 氏と来日した際のライブ・アルバムで, Edgar Winter Group 時代の曲を始め, White Trash ・ MaCoys やご両人のソロ・アルバムからの代表曲が多数収録されており,'70年代からのリスナーにとっては涙なくしては聴かれない内容です.パーソネルは Edgar Winter (Vo・Sax・Synthesizer・Perc) ・ Rick Derringer (G・Vo) ・ Kevin Hupp (Ds・Vo) ・ Charlie Torres (B・Vo) ・ C. P. Roth (Key・Vo) の面々.やはり Edgar と Rick のタッグは地上最強だと思います.プロデュースは Yasukazu Suda 氏.ビデオも発売されました(関連映像のページ参照).日本製作.

31
Back to the Blues

1993

★★★
 "Good Dirty Fun" 以来10年振りのソロ・アルバムは何とブルース.ポップなロックンロール・スターとしての Rick Derringer のイメージからは最も遠い感じがしてしまうのですが,考えてみれば不思議でもなんでもないのです. The McCoys 時代にも "Stormy Monday Blues" なんかも演っていたし,あの Johnny Winter And のセカンド・ギタリストだった訳ですから... そ〜ゆ〜訳だからって訳じゃないでしょうが,かつての Johnny Winter の18番 "Mean Town Blues" なんかも収録されているこのアルバムの Rick 氏のギター, Johnny 氏とはまた違って,また,ロックンローラ Rick 氏とはまた違って,カッコいいです.でもヴォーカルはブルース向きじゃないかも... プロデュースは Kevin Russell & Rick Derringer のおふたり.

32
Electra Blues

1994

★★★
 前作に続くブルース・アルバム.トップのブギ・ナンバー "I Got Something to Say" からノリの良いブルース・ギターを全開で聞かせてくれます.また,前作で気になっていたヴォーカルですが,この作品では心なしか渋みを増してきたよ〜な... プロデュースは前作に引き続き Kevin Russell & Rick Derringer のおふたり.

33
 *Rock and Roll Hoochie Koo
  / The Best of Rick Derringer

1996

★★★
 Epic - Blue Sky 時代のコンピレーション.内訳は, "All American boy" (21) から4曲, "Spring Fever" (22) から1曲, "Derringer" (23) から2曲, "Sweet Evil" (24) から2曲, "If I Weren't So Romantic, I'd Shoot You" (26) から1曲, "Guitars and Woman" (27) から3曲, "Face to Face " (28) から1曲と, White Trash 時代の "Roadwork" (13) から1曲, "Edgar Winter Group with Rick Derringer" (15) から1曲の計16曲.こうして聴いてみると,やはり'70年代のこの人のパワーは凄かった... 実感です.

34
Tend the Fire

1996

★★★
 Code Blue レーベル移籍第1弾にして復帰第3弾.またしてもブルースをベースにしたアルバム作りではありますが,前2作(Back to the Blues ・ Electra Blues)ほどブルースにこだわっている訳ではなく,久々にロックンロール・スピリットを感じさせるナンバーも何曲か収録されております.但しかつてのポップさはないです.また,久々に Johnny & Edgar Winter のおふたりがゲスト参加しているのも嬉しい1枚ではあります.但しホーン・セクションの起用はこの人のキャラの場合,どちらかとゆ〜とマイナス要因となってしまうような気がするのですが... プロデュースは, Peter Fish & Rick Derringer のおふたり.

35
King Biscuit Flower Hour presents
Rick Derringer & Friends

1998

★★★★
 1981年に機材車ごとすべての機材を盗まれてしまった Rick 氏が,ニューヨークのパラデアム・シアターで行ったチャリティー・コンサートの模様を収録したライブ.彼自身のバンドによる演奏7曲と, Edgar Winter ・ Ian Hunter ・ Dr.John 等がゲスト参加している4曲の計11曲収録(コンサートには他にも多くのアーティストが参加していたらしいですが,契約の関係で収録できなかったらしいです).可哀相なRick 氏が頑張っている涙なくしては聴けない(?)名演ではありますが,何と言っても David Bowie 作の "All The Young Dudes" の Rick 氏と Ian Hunter 氏の共演(!)の収録が嬉しかったのでした.

36
Blues Deluxe

1998

★★★★
 ここのところブルースにこだわり続けた Rick さんがついに...といった感じのアルバム.とにかくカッコいいです...本当... でも酒灼けしないとやっぱりブルースってできないのかしらね〜???