DISCOGRAPHY (1976 - 1977) |
1 |
THE RUNAWAYS |
1976 |
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グラム・ロック最盛期に現れた Suzi Quatro さん同様,パンク・ロック隆盛期に現れた女性アーティストが Patti Smith さんと,この The Runaways でしたが,実力派として高評価を受けていた Patti さんに比して鳴り物入りのイメージが強く,キワモノ扱いされていてとても気の毒なアーティストだったと思います.グラム・ロックから Rock にはまったでらちゃんは,実はパンク・ロックに関してはあまり関心がなくて,というより1975年頃を境に Rock 熱が急速に冷めていく傾向にあったのですが,やはり女性アーティストである Patti さんとこの The Runaways にはかなりの関心を持っておりました.当時はやはり Vocal の Cherie Currie さんの人気がダントツで,後に Joan Jett さんの実力が徐々に評価を高めていった感じでしたが,そんな状況の中のでらちゃんのお気に入りは Bass の Jackie Fox さんだったのでした.このアルバムからはシングル・カットされた "Cherry Bomb" が日本でも大ヒットしましたが,日本語タイトルが『チェリー・ボム』ではなく『チェリー・ボンブ』となっていて情なかったです.あと Lou Reed さんの "Rock And Roll" のカヴァーが聴きものです. | |||
2 |
QUEENS OF NOISE |
1977 |
★★★ |
ところがその Jackie Fox さんは前作のリリース後すぐに脱退してしまいました.確か法律の勉強をするためという理由だったと記憶しているのですが,その後どうなされたのでしょう? そんなこんなで,この 2nd Album にはほとんど関心なくて,聴いたのはずっと後でした.いま聴いてみても,残念ながらやっぱりテンション落ちている感は否めません. | |||
3 |
LIVE IN JAPAN |
1977 |
★★★★★ |
Suzi Quatro さん同様,日本での人気も高かった The Runaway ですが,デビュー早々に来日公演を行い.翌年この Live Album がリリースされました.というわけで,でらちゃんお気に入りの Jackie Fox さん在籍時のライヴ・パフォーマンスが聴ける唯一のアルバムなのでこういう評価になるのでした.しかしながら,マジメに聴いてみると,粗削りではありますが高水準の演奏力を持った実力派バンドであったことを証明している作品だと思います. |