Simon & Garfunkel

 Paul Simon(1941年ニュージャージー州ニューアーク生まれ)と Arthur Garfunkel(1941年ニューヨーク生まれ)により, Tom & Jerry として結成, '57年デビュー. '64年にSimon & Garfunkel として再デビュー. '66年, 2nd Album "Sound of Silence" のタイトル曲が U.S. チャート1位となる. '68年,映画『卒業』のサウンドトラック "The Graduate" 及びシングル "Mrs. Robinson" が共に U.S. チャート1位となる. '70年代に入ってからは,それぞれソロ活動を開始するが, '82年,ニューヨークのセントラルパークで再結成コンサートを行い, '03年にも再結成ツアーを実施した.



Discography



1

Wednesday Morning, 3A.M.

1964

★★

 Della が音楽を本格的に聴きだした '70年代初頭,既に S&G は The Beatles 同様解散してしまっていて,ある意味伝説でしか知らない存在でした.当時 Paul Simon のソロ・シングルが立続けにヒットしていた(母と子/フリオ/ダンカン)のと,多くの友人が "S&G Greatest Hits" を持っていて,また Rock を聴き続けていく限りにおいては無視できない存在でもあったので,かなり後になって6枚組の Box Set を購入して,聴いてみたのでした.この作品に関しては,まだ単なる凡庸なフォーク・アルバムのようなイメージしかなかったです.ほとんどアコースティックなサウンドだし, Dylan のカヴァーなんかも入ってるし〜.ただ,既にこのとき "Sound of Silence" の原形が収録されていたのは一種驚きでした.

2

Sound of Silence

1966

★★★★

 S&G の名を一躍有名にしたタイトル曲 "The Sound of Silence" (アルバム名には "The" がつかないんだね?).実は当時 Della が持っていた Rock という音楽に対する固定観念から,多少なりとも外れていたような気がしたのも,この人たちの音楽に接する機会が遅れていた原因だったのですが,その頃読んだ "Rock Now" (立風書房 '73)に, Rock の歌詞の代表なものとして,この "The Sound of Silence" が取り上げられていて,その内容は確かに Rock そのものだったように感じた記憶があります.それからしばらくして,上記 Box Set の購入となったのでした.このアルバムに関しては,やはり前作と比較して飛躍的に Paul Simon 氏のコンポーザーとしての力量が上がってきていることに尽きると思います.

3

Parsley, Sage, Rosemary and Thyme

1966

★★★

 このアルバムのトップに入っている "Scarborough Fair" って, Della が多分最初に聴いた S&G の曲で,何故か小学校の時同級生が歌ってたのよね.... それはともかく,前作の延長線上にある Simon 氏のソング・ライティングが光る秀作だと思います.でも,ラストの「きよしこの夜」,わからん....?

4

 *The Graduate Original Soundtrack Recording

1968

★★★

 "The Sound of Silence" と映画『卒業』との関連について,ど〜もイメージとして『卒業』のテーマソングとしてヒットした感が強いのですが,実際は大ヒットしていた "The Sound of Silence" が後から映画に採用されたという方が事実らしいです.とりあえず,これサウンドトラックですので....

5

Bookends

1968

★★★

 というわけで〜,映画のために書き下ろされた新曲 "Mrs. Robinson" の方は,サントラの後リリースされたこのアルバムに収録されていたりするのです.個人的な意見を書かせてもらって恐縮ですが,この曲に関しては,映画のサントラと共にシングルも U.S. No.1 を獲得したのですが, S&G の曲の中でそれほど傑出した曲であるとは思えないので,これこそ映画のヒットがあっての事だったと思います.

6

Bridge Over Troubled Water

1970

★★★★★

 『ギター(もしくはキーボード)とベースとドラムスによるシンプルな Rock こそ Rock の神髄』と思っているもんで,ブラスやストリングス入っているとそれだけでも敬遠したくなる傾向があるのですが,それにしてもこのタイトル曲の仰々しさには,黙って「ごめんなさい」言うしかなかったです.凄い曲書きますよね.... スタンダード化しちゃったけど,歌いこなせる人ってなかなかいないと思う.... あと,大好きな Comic 『カリフォルニア物語』(吉田秋生 - Comics のコーナーをご参照くださいな)の中に結構 S&G の曲が引用されており,また登場人物に「S&G か.... すごい曲書くよな....」な〜んてセリフを言わせていたりして,そんなこと思い出したら,やはりこの時代の N.Y. を象徴するグループのひとつだったんだな〜って感じます(裏に Velvet Underground っていうとてつもなく大きな象徴が存在しておりましたが....).で,何でこんなこと書いたかというと〜,ここで引用されている曲のひとつが "Boxer" なんですが,やっぱりこの曲,この時代を象徴する傑作だと思うのですが....




7

The Concert in Central Park

1982

★★★★

 1981年ニューヨーク,セントラルパークで行われた再結成ライブを収録した2枚組. '80年代初頭って,従来の Rock の衰退期およびパンク・ニューウェーブの出現を経て,やたらと大物グループの再結成とかが行われて,「ああまたか」って思ったりもしたのですが,とりあえず買って聴いてみました.この人たちの場合は,このコンサートだけで,再結成による活動を続ける愚を犯さなかったのは,正解だったと思います.結局のところ,旬の過ぎたアーティストがいくらあがいたところで,最盛期を超える作品をつくり出すことは不可能な訳で,聴き手にとっては単なるノスタルジアしか残らないので,ヘンな期待を持つ方が無意味のような気がするのです.で,このアルバムですが,ところどころ Simon 氏のソロになってからのレパートリーも収録されていて,それが唯一これまでにない S&G だったわけで,そのへんはうまく処理している,っていうのが正直な感想ですか....

8

 *Paul Simon 1964/1993

1993

★★★

 Paul Simon 氏30年の軌跡をまとめた3CD Box Set ですが,当然のことながらS&G や Tom & Jerry の音源まで収録されていますです.

9

 *Old Friends

1997

★★★

 こちらは S&G としての活動をまとめた 3CD Box Set.未発表デモやライヴ等,貴重な音源が多数収録されておりますです.

10

Live From New York City, 1967

2002

★★★

 1697年1月22日ニューヨーク,リンカーン・センターにて行われたライヴを収録.一部,Box Set "Old Friends" (11)に収録されていたテイクですが,「何で今頃?」って言われてみれば '60年代ってあまりライヴ・アルバムってリリースされていなかったんですよね? 今となっては歴史的音源.

11

Old Friends - Live on Stage

2004

★★★★

 約20年ぶりに行われた "Old Friends Tour" の模様を収録した 2CD.正直なところ,こ〜ゆ〜ノスタルジックな企画って,苦手なのですが.出来は良いです.でも年齢を感じるのって,やだね....

12

Live 1969

2009

★★★

 う〜ん.... 確かにこの時代の S&G って The Beatles と並び賞される伝説的なグループだったのですが,今これ聞かされて凄いだろって言われても.... 40年前に何してたって聞かれても....