Yes

 1968年 Jon Anderson (Vo) ・ Chris Squire (B) により結成.後に Bill Bruford (Ds) ・ Tony Kaye (Kbd)・ Peter Banks (G) が加入.
 パンク・ロックが流行ろうと,テクノや打ち込みが時代の最先端になろうと,ひたすら「個人の演奏テクニックがいちばんなのさ」と,人より細かくたくさん演奏することに20年以上も固執してるとんでもない人たち.腹の中では「時代遅れなんじゃねえか?」と実はみんな思っているものの,本当にうまいのだからだれもいまだ文句を言えずにいる(ソニー・マガジンズ『ロック黄金狂時代』より).


Discography

 日本では,King Crimson ・ Pink Floyd ・ EL&P に続くプログレッシヴ・バンドとして注目を浴びた( Crimson の“宮殿”が1969年, Floyd の“原子心母”が1970年, EL&P の“タルカス”が1971年, Yes の“危機”が1972年,と代表作が1年置きというのも何なんでしょう? ついでに言うなら,日本では過少評価されている Soft Machine の名盤“ファースト”は1968年のリリースであります!) Yes ではありますが,バンドの転機はやはり Steve Howe (G) の加入にあったと思います.その後, Rick Wakeman(Key)の加入により,黄金時代を迎えますが,やはり Bill Bruford(Ds)の脱退は痛かった... というのが正直な感想かな?

1
Yes

1969

★★

2
Time and a Word

1970

★★★
 Jon Anderson という Vocalist ,確かに類い稀な才能の持ち主だと思うんですが,声質から言ってもやはり年齢と共に衰えていくのは仕方のないところだと思うんですよね.そういった意味でも,彼がバンドのイニシアティヴを取っていたのはやはり Steve Howe & Rick Wakeman 加入前のこの2作においてだったと思いますが.... 個人的には,彼のベスト・テイクは,実は KIng Crimson の "Lizard" だと思う....な〜んて言ったら怒られるかも.... 実は,私,この2枚まだ持ってません.いつか買おうと思っててそのままになっているレコードってあるじゃないですか?
 2002.9.4. ワーナーのキャンペーンで2枚とも CD を手に入れたんですが,この2枚, LP で販売されていた時は U.K. 盤ジャケット(1-a・2-a)だったのに,何故か CD は U.S.A. 盤ジャケット(1-b・2-b)になっています.謎です....

3
The Yes Album

1971

★★★★★
 私にとっての Yes とは,やはり Jon Anderson でも Chris Squire でも,ましてや Rick Wakeman でもなく, Steve Howe 先生のバンドというイメージなんですよね.... その Steve Howe 先生が初参加のこのアルバムこそ,やはりベストなのでありますのだ....と言っては言い過ぎか? 確かに作品としての完成度としては,後の "Fragire" や名盤 "Close to the Edge" の方が遥かに上かもしれませんが,この作品なくしては,その後の Yes はなかったのだよん... とゆ〜意味でもやはり Best にあげられてしかるべき作品だと思うのですが,あまり評価高くないのよね.個人的には Steve Howe 先生の "The(淋病)Clap" なんか大好きなんですが....

4
Fragile

1971

★★★★
 ROCK 史上に残る名盤だとは思いますが,5人のソロを入れた試みは,アルバム作りという観点からは,はっきり言って失敗だったと思います(統一感に欠ける).

5
Close to the Edge

1972

★★★★
 完成度という点からみれば,これこそプログレのみならず ROCK 史上に残る名盤!だからと言って高く評価すると思ったら大間違いなのだ.... 少しは崩れた半端なところも残しておかなくっちゃ.... ROCK なんだから.... まとまりすぎって感じ〜

6
Yessongs

1973

★★★★★
 実は最初に入手したのが,この初期(であると同時に黄金期)の Yes の集大成とも言うべきアナログ3枚組ライヴ・アルバムだったりして.... だから "Close to the Edge" とか "Roundabout" などという曲も,このアルバムでのライヴ・ヴァージョンの方を先に聴きました. EL&P の "Welcome Back 〜" と並ぶプログレ最高のライヴ・アルバムだと思います(リリースされたのは Yes の方が先.... とゆ〜のが Yes よりも EL&P の方が好きな私にとっては,非常に残念なところでもありますが...,). Bill Bruford が前作発表後脱退してしまったため,2曲にしか参加しておらず,残りの曲は Alan White がドラムスを担当してますが,個人的には Bill Bruford のドラミングが好きだったので,非常に残念だったのです.でも,それを差し引いてもこのライヴ3枚組は凄かったと思うよ....

またしても,誠に申し訳ございません!

 つまりはですね〜,実はこの後リリースされた "Tales from Topograrhic Ocean" (邦題:「海洋地形学の物語」)を,...というよりも,その中の1曲 "The Acient" (邦題:「古代文明」)を聴いて以来(確か,泉谷しげるの『オール・ナイト・ニッポン』でだったと思う...),この Yes とゆ〜バンドに対する興味が全く失せてしまったので,それ以降の作品についてはほとんどマジメに聴いてません(確か, Jon Anderson と Steve Howe 色があまりに強すぎるこの作品のせいで, Rick Wakeman は脱退を決意したとゆ〜ような記事を読んだことがあります).
 Vocalist としての Jon Anderson も Guitarist としての Steve Howe も私は大好きなのですが,やはり Yes というバンドを評価する場合においては,個人のプレイが足を引っ張っていたとゆ〜ことなのでしょうか? だって,つまんなかったんだもん,「海洋地形学」....
 というわけで,私, '80年代の Yes はほとんど聴いておりません....

 で,結局, '90年代にリリースされた Box Set "Yesyears" をきっかけに Yes とゆ〜バンドを再認識しようと思ったわけでありますが,やっぱりつまんない.
 ま,これは Yes に限ったことではなくて〜,こんな事いうと若い人(私だってまだ若いつもりダ!)に怒られるかも知れないけれど〜, '80年,というより '75年以降, ROCK がつまんなくなったというより, ROCK という音楽のジャンルが形骸化してしまったと思うのですが.... こう思うの私だけじゃないよね....

7
 *Yesyears

1991

★★★
 幾度にもわたるメンバー・チェンジ,そしてついには分裂騒ぎまで起こしてしまいながらもしぶとく解散しないで来た Yes の,未発表・オリジナル未収録曲が多数収録された,豪華 CD 3枚組 Box Set.でも,やはり初期と中・後期と比較すると,圧倒的に初期 Yes ("Yessongs" まで)の方が数十倍魅力的なバンドだったと思います.

8
Keys to Ascention

1996

★★★
 1994 年,アルバム "Talk" リリース後, Trevor Rabin(G・Key)と Tony Key(Key)が脱退してしまい,自然消滅してしまったかに見えた Yes でしたが, Jon Anderson の呼び掛けに Chris Squire ・ Steve Howe ・ Rick Wakeman ・ Alan White という黄金期のメンバーたちが応じ,リリースされた復活 CD 2枚組.過去曲のライヴ7曲と新曲のスタジオ録音2曲が収録されていますが,やはり過去曲の方が安心して聴いていられるのは,私が歳くったせいなのかしらん?

9
Keys to Ascention 2

1997

★★
 復活 Yes のアルバム第2弾.今回も2枚組ですが,1枚がライヴ,1枚がスタジオ録音と,新作の比率が多くなっております.でもね.... 今さら Yes でもないだろう?って感じで聴いてしまったためか,あんまり面白いアルバムには思えませんでした.このアルバムをリリース後, Rick Wakeman さんが再度脱退.黄金期 Yes による復活アルバムは,結局2作だけで終ってしまいました.

10
 *In a Word (1969-)

2002

★★★
 "Yesyears" に続く,2度目の Box Set.今回は CD 5枚組,全55曲,未発表音源5曲を収録.

11
 *The Word is Live

2005

★★★★
 Yes の長い歴史におけるライヴ音源を収録した CD 3枚組 Box Set.但し,全盛期といえる第3・4期(Anderson, Squire, Howe, Wakeman, Brufford or White)のものは収録されていません.この時期については, "Yessongs" (6)という名作ライヴ・アルバムがあるので,そちらで聴いてくれ! ということなのでしょう.つまり,この Box Set と "Yessongs" とを合わせると,全時代における Yes のライヴ・ステージを俯瞰できるという仕掛け.個人的には, Yes サウンドを確立したのは何と言っても Steve Howe 氏のギターだと思っておりますので,第2期の演奏が収録されている Disc-1 が気に入っておりますです.

Tribute / Rick Wakeman

1997

★★★
 何と! Rick Wakeman さんによる The Beatles トリビュート・アルバム. Yes 関係者の中ではこの人,圧倒的に多くの枚数のソロ・アルバムをリリースしているのですが,あまり好きじゃなかったのです(はっきり言ってひとりよがりみたいでつまんないと思ってた).でも,まさかこんな事やらかすとは思ってもみませんでした.内容的にも,結構楽しめますです.