DISCOGRAPHY Part 01 (1966 - 1970) |
1 |
FREAK OUT! |
1966 |
★★★★★ |
やはりこの最強の2枚組ファースト・アルバム(CDでは1枚に収録)抜きには, ZAPPA さんは語れないでしょう.中学生の頃なぜか御殿場の某レコード店で輸入盤を売っていて,初めて買った ZAPPA さんのレコードです.それ以前に聞いてた "Uncle Meat" や "Grand Wazoo" の印象が強烈すぎて,最初はものたりない感じがしましたが,実は... アナログでは2枚組で,1枚目は小曲,2枚目は大作中心の組合せになっておりました.また,このアルバムの中の1曲 "Who Are The Brain Police" から,パンタ氏が自らのバンドに『頭脳警察』のネーミングをしたという事でも有名です.個人的には, Zappa さんのアルバムの中で最も好きな作品です,やはり. |
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2 |
ABSOLUTELY FREE |
1967 |
★★★★ |
実はこれが ROCK 界初のコンセプト・アルバムだとゆ〜説もある The Mothers of Invention 名義のセカンド・アルバム. CD だとわからないんですが,アナログ盤のΑ面の曲目のナンバリングが,1,2a,2b,2c,3a,3b,3c,となっていて,はっきり組曲を意識した構成になっているのが解ります. 2a の "The Duke of Plunes" と 3a の "Call Any Vagetable" は,初期の名曲だと思います. |
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3 |
WE'RE ONLY IN IT FOR THE MONEY |
1967 |
★★★★★ |
Beatles の "SGT Pepper's" に前作 "ABSOLUTELY FREE"(2) のアイディアをパクられたことに対する返答であるとの説あり.でも正直なところ,トータル・コンセプト・アルバムとして "SGT. Pepper's" より良くできていると思うし,好きですが... 最初に日本で発売された時のタイトルは『マザーズ・オブ・インヴェンションのおかしな世界』だったそ〜です(笑).最初のCD化の際には, "LUMPY GRAVY"(4) とカップリングで発売,カフカの『流刑地にて』がおまけについていました(おまけの項参照). |
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4 |
LUMPY GRAVY |
1968 |
★★★ |
初の Frank Zappa 名義のソロ・アルバムですが,あまりに実験的な内容のため, Zappa さん関連のディスクの中で一番売上が悪かったらしいです.でも私結構好きだけどね... 特にテーマ曲とラストのインスト( "We're Only in It for the Noney" に収録されていた "Take Your Clothes When You Dance" ですが,アレンジが笑えます)なんか... |
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5 |
Cruising with Ruben & The Jets |
1968 |
★★★ |
Zappa さんが大好きだったというドゥーワップ大会. '50年代ドゥーワップのパロディー・アルバムだという説もありますが,パロディーなのかマジメにやってるのかはっきり言って私には解りません. "FREAK OUT!"(1) の曲がアレンジを変えて4曲収録されていますが,聴き比べてみるのも一興(個人的にはやはり "FREAK OUT!" に収録されている方が好きです). |
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6 |
MOTHERMANIA |
1969 |
★★★ |
The Mothers of Invention 唯一の(Zappa さんが関わった)オフィシャル・ベスト・アルバム. |
7 |
THE WORST OF THE MOTHERS |
1969 |
★★★ |
で,こちらは(Zappa さんが関わっていない)非公式ベスト・アルバムの中の1枚. この時期の The Mothers 関連の非公式ベスト・アルバムとしては,この他に以下のモノがありますが,未入手です. |
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8 |
Uncle Meat |
1969 |
★★★★★ |
この手の Zappa さん が一番好き嫌いが分かれるところではないのかしらん.中学生の頃,Zappa フリークの友達に初めて聴かされたときはブットビましたが,聴けば聴く程にのめりこんでいくというアブない作品で,中毒患者をまたひとり作り出したという恐るべき作品です.以来人生をあやまったような... |
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9 |
HOT RATS |
1969 |
★★★★★ |
信じられないことにこのアルバムは CD 化されるまで,日本では未発売のままでした.Zappa さんの天才を最も強烈に感じさせる作品です.Zappa さんの代名詞ともいうべき名曲中の名曲 "Peaches en Regaria" が最初にレコーディングされた記念すべき作品でもあります.自信を持っておススメできる1枚です. |
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10 |
BURNT WEENY SANDWICH |
1969 |
★★★★ |
"Uncle Meat" を遥かにしのぐ悪趣味ジャケットで,またしても良からぬ期待を抱いてしまうわけですが,中身は意外とまとも(でもないか)で,Zappa 流 Rock Music を堪能させてくれる1枚だと思います."Filmore East"(13) のトップを飾る名曲 "Little House I Used Live in" の18分に及ぶオリジナル・バージョン収録. |
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11 |
WEASALS RIPPRD MY FLESH |
1970 |
★★★ |
邦題『いたち野郎』.もともとのタイトルは何かマゾヒスティックな意味があるらしいですが... The Mothers of Invention 名義のラスト・アルバム(正確には5年後の "ONE SIZR FITS ALL"(21) で1回だけ復活しますが)です.とにかく音の洪水といった感じのアルバムで,あまり初心者にはおススメできません... |
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12 |
CHUNGA'S REVENGE |
1970 |
★★★★ |
ロック史上に残る名盤 "HOT RATS"(9) に続く Zappa さんのソロ・アルバムですが,この作品も良いです.トップを飾る "Transylvania Boogie" の Zappa さんのギターがカッコいいです.あと,故植草甚一さんがこよなく愛したという名曲 "Twenty Small Cigars" も収録されております.個人的には内ジャケの掃除機さんのイラストが好きです. |