綾辻 行人


アンソロジー・エッセイ・他



1 本格ミステリー館 1992 角川文庫
 綾辻氏を世に送りだした(と言ってもいいでしょう)島田荘司氏との対談集.単行本『本格ミステリー館にて』を文庫化に際して改題したそ〜です.解説は,笠井潔氏.
2 アヤツジ・ユキト
1987-1995
1996 講談社文庫
 デビューから1995年に至る8年8カ月の間に発表したエッセイ・解説・あとがき等,小説以外の文章を集めたもの.作者の作品の背景が窺えて,結構楽しめます.
3 セッション
―綾辻行人対談集
1996 集英社文庫
 宮部みゆき・楳図かずお・養老孟司・大槻ケンヂ・京極夏彦・北村薫・山口雅也・瀬名秀明・篠田節子・法月輪太郎・竹本健治の諸氏との対談・鼎談集.西原理恵子さんのマンガ『それゆけあやつじくん」は本人が何と言おうと傑作だと思います.
4 綾辻行人が選ぶ!
楳図かずお怪奇幻想館

2000

ちくま文庫
 綾辻氏によると,その作風の原体験となった3つのひとつ,梅図かずお氏(あと2つは『江戸川乱歩』と『ウルトラQ』らしいです)の作品の中から,綾辻氏自身がセレクトした"超" アンソロジー.私自身,綾辻氏とは同世代でありながら,ここまでハマりませんでした.(あとムロタニ・ツネ象さんとか,日野日出志さんなんかの作風も好きだったけど,やはりハマるまでには至りませんでした).むしろ,綾辻さんの作風に影響を与えた一連のホラー映画の方に関心がありましたが,やはり,それほどハマりませんでした.『ウルトラQ』にはメチャクチャハマりましたが....( TV のコーナーをご参照くださいな)
5 贈る言葉
Mystery 九つの謎宮
2002 光文社文庫
 宮部みゆき氏がホラー系,瀬名秀明氏が SF 系,綾辻氏がミステリー系を担当し,それぞれの『贈る言葉』を編んでみようという企画のもとに編まれたアンソロジー.内外の本格推理の傑作短編9編を収録.