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Q.東海地震は本当に起きるでしょうか?
 


A.

東海地域は,過去地震周期が約100年に一度の割合で大地震が起きています。そこで、 1944年、東南海地震=マグニチュード(M)7.9=(戦時中のため大きな公表はせず)で地下の岩盤が破壊されずに残った領域 を境にし、想定震源域を遠州灘を含めて西側に約40km広がった。 従来は長方形でしたが、地下のプレートなどを反映してより現実に近い範囲でナス形になった。地震の規模がM8クラスで変わりはない。県内での震源域は西部に拡大するが中部、 東部は今までどうりで注意は必要で、揺れの大きい分布が西部に広がるとみられるが県内は全域が対象でかわりはない。静岡新聞記事東海地震判定会報告より、

静岡新聞、6月20日朝刊より、 


昭和19年(1944年)東南海地震の直前に、静岡縣西部から遠州灘に掛けた地下で、岩板(プレート)間が約 1m ずれる大規模な前兆滑りが起きていた
可能性 が高い事が名古屋大学の木俣文昭助教授らの研究で明らかになった。
当時、掛川市付近で測量していた陸軍技師の手記を再検証し、前兆の具体像を絞り込んだ。 現在進行中のスロースリップ(ゆっくり滑り)領域とも重なるため、 東海地震の前兆を考える上でも注目される。



静岡新聞、5月25日朝刊より、







Q.7月29日発表 東海地震に「注意情報」追加
 


A.防災準備行動前倒し

東海地震の前兆の疑いがある異常をとらえた際に出す予知関連情報の改正を発表した。
異常の進展度合いに応じて 「観測情報」「注意情報」「予知情報」の三段階で地震の切迫度を発信する。
「注意情報」は防災準備行動開始の合図に位置付け、従来よりも前倒前倒しを計った。

一段階の「観測情報」

観測網内で異常な地殻変動や地震活動が確認され、現象と東海地震との関連、評価出来ない際に発表。

二段階の「注意情報」

異常が東海地震発生のサインとなる陸と海のプレート間の「前兆滑り(プレートスリップ)」の可能性が高まった場合 にだされる。


三段階の「予知情報」
異常を前兆滑りと認め、地震発生の恐れが強くなった場合に発表し、警戒宣言へとつながる。





静岡新聞、7月27日朝刊より、



Q.7月26日 震度6級の揺れに見舞われた宮城県北部、本当に起きた、どうしたらよいでしょう?
 


A.住民の懸念増・専門家冷静な行動呼びかけ

東北地の太平洋側では2ヶ月前に震度6弱の三陸南地震が起きた。
この地震は日本列島を載せた北米プレート (岩盤)の下に沈み込むプレート内部で発生。
今回の地震は北米プレート地殻の浅い場所で断層が壊れた直下型で、プレート境界で起きる 宮城県沖地震とはメカニズムが異なる。

宮城県沖では今後30年間に99%の確率で 「M7〜M8」前後の地震が発生すると予測している。

今回の地震が引き金になる可能性についてT委員は「直接の影響はほとんどない」とのみ方を示した。




T委員は宮城県沖地震が確実に迫っているとの認識をあらためて強調した。
O委員も「次の宮城県沖地震に向け、周辺の地震活動が活発になっており、その状況の中で起きた」と見る。

 


静岡新聞、7月27日朝刊より、


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