データベースにパスワードを設定して、保護することができます。
但し、パスワードを紛失したり、忘れた場合、データベースを開くことはできなく
なりますので、設定する際は十分注意してください。バックアップをするなど、
不測の事態に備えてください。
設定は次の手順でおこないます。
●手順●
(1)設定するデータベースを閉じます。ネットワークでデータベースを共有している
場合は、他のユーザーもデータベースを閉じていることを確認してください。
(2)データベースのコピーを作成して、安全な場所に保管します。
(3)[ファイル(F)] メニューの[開く(O)] をクリックします。
(4)[ファイルを開く]ダイアログボックスでパスワードを設定するデータベースを
選択して、[開く]ボタンの右側のドロップダウン矢印「▼」をクリックし、
[排他モードで開く]をクリックします。
(5)[ツール(T)]メニューの [セキュリティ(T)] をポイントして、
[データベースパスワードの設定(D)] をクリックします。
(6)[データベースパスワードの設定]ダイアログボックスの[パスワード(P)]に、
パスワードを入力します。パスワードは大文字と小文字が区別されます。
(7)[確認(V)]に、パスワードをもう一度入力してパスワードを確認してから、
[OK]ボタンをクリックします。
これで、パスワードが設定されました。次回からユーザーがデータベースを開くと、
パスワードを入力するためのダイアログボックスが表示されます。
!!!注意!!!
* データベースをレプリケートする場合は、データベースパスワードは使わないで
ください。データベースパスワードを定義すると、レプリケートされたデータベース
は同期をとれません。
* データベースパスワードはデータベースと共に格納されます。ワークグループ情報
ファイルには格納されません。
* データベースのユーザーレベルセキュリティが定義され、データベースの管理者権限
がない場合は、データベースパスワードを設定することはできません。
また、データベースパスワードは、ユーザーレベルセキュリティに付加して定義されます。
ユーザーレベルセキュリティを定義した場合は、ユーザーレベルセキュリティの権限
における制限はすべて有効になります。
* テーブルがパスワードで保護されたデータベースにリンクされている場合、
パスワードはリンクが設定された時点で、データベースに保存されます。
これにより予期しない結果が起こることがあります。
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