ページ番号をフォームまたはレポートに追加する(テキストボックスを利用して)
 ページ番号は、[ページ番号]ダイアログボックスで簡単にフォームまたはレポート
に追加することができますが、オリジナルのページ番号を追加したい場合は、
テキストボックスを利用します。

 フォームまたはレポートのPageプロパティは、カレントページ番号を示します。
 テキストボックスとPageプロパティを使って、次の手順でオリジナルのページ番号を
追加します。

●手順●

(1)フォームをデザインビューで開くか、またはレポートをデザインビューで開きます。

(2)ページ番号を表示するためのテキストボックスを追加します。

(3)追加したテキストボックスのプロパティシートを表示して、[データ]タブを
  クリックします。
  
(4)[データ]タブの[コントロールソース]に、表示するページ番号の式を入力します。
  式の入力は、[コントロールソース]をクリックすると表示される[式ビルダ]ボタン
  (...)をクリックして、[式ビルダ]ダイアログボックスで行います。
  
(5)まず、ビルダの下の部分の左側のボックスで、「関数」の「組み込み関数」を
  クリックします。
  中央のボックスでは、「プログラムフロー」をクリックします。
  右側のボックスでは、「IIf」をクリックします。
  
(6)[貼り付け(P)]ボタンをクリックするか、「IIf」をダブルクリックすると、
  ビルダの上の部分の[式ボックス]に、

      IIf (, , ) 

  と表示されます。
  
(7)「」には、カレントページが1ページ目以降かどうかを判断する条件式
  「Page>1」を指定します。

      IIf (Page>1, , ) 

(8)「」には、条件が真の場合に表示する値を指定します。
  条件が真であった場合は、カレントページ番号と総ページ数と文字列を組み合わせた
  値「Page & "/" & Pages & " ページ"」を表示します。

  この値の入力は、「」を選択しておき、ビルダの下の部分のボックスで、
  「汎用」−「現在/合計ページ」−「Page & "/" & Pages & " ページ"」をクリックして
  貼り付けることもできます。
  Pagesプロパティはフォームまたはレポートの合計ページ数を示します。 

      IIf (Page>1, Page & "/" & Pages & " ページ", ) 

(9)「」には、条件が偽の場合に表示する値を指定します。
  条件が偽であった場合は、何も表示しないので、「""」を入力します。
  この値の入力は、「」を選択しておき、ビルダの下の部分のボックスで、
  「定数」−「すべて」−「""-空文字列」をクリックして貼り付けることもできます。

(10)[OK]ボタンをクリックすると、[データ]タブの[コントロールソース]に、
  表示するページ番号の式が設定されます。

(11)プレビューで表示して、ページ番号を確認してください。

 ページ番号の書式は、次のような指定方法があります。

 指定方法                   表示例
="Page" & [Page]           Page 1、Page 2、Page 3 
=[Page] & "ページ"          1 ページ、2 ページ、3 ページ 
=[Page] & " of " & [Pages]      1 of 3、2 of 3、3 of 3 
=[Page] & "/"& [Pages] & " ページ"  1/3 ページ、2/3 ページ、3/3 ページ 
="- " & [Page] & " -"         - 1 -、- 2 -、- 3 - 
=Format([Page], "000")         001、002、003 

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