イミディエイトウィンドウを活用する
 イミディエイトウィンドウは、[表示]メニューの[イミディエイトウィンドウ]
で表示され、ステートメントのデバッグの結果、またはウィンドウに直接入力した
コマンドの結果が表示されます。

 たとえば、中断してしまったコードのステートメントに使われている変数に
「?」をつけて記述してEnterキーを押すと、変数の値が表示されます。
 あるいは、式の結果、たとえば変数iに値を代入するための「変数j+変数k」
という式に「?」をつけて「?j+k」と記述し、Enterキーを押すと式の結果が表示
されます。

 コードの実行中ではなくても、VBEが開いている状態で、「Msgbox "イミディエイト
ウィンドウでプロシージャを実行"」を記述してEnterキーを押すとメッセージボックス
が表示されますし、プロシージャを作成して実行することも可能です。

 次のようなプロシージャを作成して、イミディエイトウィンドウに引数をつけた
プロシージャ名を記述してEnterキーを押すと結果が出力されます。

● サンプル ●

Sub Sample(myData As String)
    Debug.Print String(5, myData)
End Sub

 イミディエイトウィンドウに「Sample "★"」と記述して、Enterキーを押すと、
イミディエイトウィンドウに「★★★★★」が出力されます。

 イミディエイトウィンドウは、次のような場合に使用します。

(1)問題のあるコードや新規に記述したコードをテストするとき。

(2)アプリケーション実行中に、変数の値を調べたり、変更を行うとき。
  実行が停止している間に、コードを記述するときと同じ要領で、変数に新しい値を
  代入します。
  
(3)アプリケーション実行中に、プロパティの値を調べたり、変更を行うとき。

(4)コードを記述するときと同じ要領で、プロシージャを呼び出すとき。

(5)プログラム実行中に、デバッグ情報の出力を表示するとき。 

 イミディエイトウィンドウで作業中に、関数、ステートメント、プロパティ、
またはメソッドの構文に関するヘルプが必要な場合は、そのキーワード、プロパティ名、
またはメソッド名を選択して、F1キーを押すとヘルプが表示されます。

Access97/2000



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