フォーム上のコントロールに、ツールチップを追加・変更する関数を作成し
ます。
ツールチップを表示するためには、コントロールのControlTipTextを使用し
ます。
● サンプル ●
汎用関数ですので、標準プロシージャに以下のコードを記述して下さい。
'【引数説明】
'FromName :ツールチップを追加するコントロールの親フォーム名
'CtlName :ツールチップを追加するコントロール名
'TipText :追加するツールチップの本文
Public Function AddToolTip(FormName As String, _
CtlName As String, _
TipText As String)
On Error GoTo Func_Err:
Dim Frm As Form 'フォームオブジェクト
Dim Ctl As Control 'コントロールオブジェクト
'フォームとコントロールオブジェクトの取得
Set Frm = Forms(FormName)
Set Ctl = Frm.Controls(CtlName)
'コントロールにツールチップを設定
Ctl.ControlTipText = TipText
'終了処理
Func_Exit:
Set Ctl = Nothing
Set Frm = Nothing
Exit Function
'エラートラップ
Func_Err:
MsgBox "Error Number : " & Err.Number & vbCrLf & Err.Description
GoTo Func_Exit:
End Function
● 動作確認 ●
新規フォーム[フォーム1]を作成し、コマンドボタン[Command1]を配置します。
そしてフォームのコマンドボタンクリック時イベントに、以下のプロシージャ
を記述します。
'プロシージャレベルの変数宣言
Dim intClickCount
Private Sub Command1_Click()
Me.Command1.ControlTipText = "コマンドボタンが" & intClickCount & _
"回" & vbCrLf & "クリックされました"
intClickCount = intClickCount + 1
End Sub
これで、コマンドボタンを押した回数がツールチップとして表示されるよう
になります。
また、上記のようにツールチップ内に改行を含めることも可能です。
この関数を応用すれば、データの有無や状態、フォームの各プロパティの状
態などによって、動的にツールチップを変化させることが出来ます。
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