指定した文字コード(ASCIIまたはシフトJISコード)の示す文字、または文字列の
先頭文字を、指定した文字数だけ並べた文字列を返す文字列処理関数
String関数を使って、テーブルのフィールドに値を入力します。
サンプルプロシージャでは、テーブル「商品管理」でフィールド「商品番号」が
3000以上のレコードのフィールド「商品名」に「x」を連続5個「xxxxx」入力しています。
フォームにコマンドボタン「コマンド0」を配置して、イベント「クリック時」に
次のイベントプロシージャを作成してください。
● サンプル ●
Private Sub コマンド0_Click()
Dim rs As Recordset
Dim rsCount As Long
Dim i As Long
Set rs = CurrentDb.OpenRecordset("商品管理", dbOpenTable)
'レコードをカウントします。
rs.MoveFirst
rsCount = rs.RecordCount
For i = 1 To rsCount
If rs!商品番号 >= 3000 Then
rs.Edit
rs!商品名 = String(5, "x")
rs.Update
End If
rs.MoveNext
Next i
rs.Close
End Sub
● 詳細 ●
String関数の構文は次のとおりです。
<構文> String(number, character)
指定項目 内容
number 必ず指定します。長整数型(Long)の値を指定します。
文字をいくつ並べるのかを指定します。名前付き引数numberにNull値
が含まれる場合は、Null値を返します。
character 必ず指定します。バリアント型(Variant)の値を指定します。
文字の文字コード、または文字列式を指定します。この文字列の先頭文字
をnumber回繰り返したものを返します。名前付き引数characterにNull値
が含まれる場合は、Null値を返します。
名前付き引数characterにASCIIでもシフトJISでもない無効な数値を指定すると、
0として処理されます。
● 補足説明 ●
DAOを使用するには、[ツール(T)]メニューの[参照設定(R)]をクリック
すると表示される[参照設定]ダイアログボックスで、「Microsoft DAO 3.6
Object Library」をチェックします。
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