Access2000に登場したADO(Microsoft ActiveXデータオブジェクト)
を使ってレコードを追加する方法です。
ADOはAccessデータベース以外にもSQLサーバーやオラクルにもほとんど
同じコードでアクセスすることが可能です。
● 手順 ●
ADOではコネクションというオブジェクトを使ってデータベースに
接続します。
カレントのデータベースを開くにもコネクションの指定が必要です。
Recordsetオブジェクトを使うためには、まずオブジェクト変数の
宣言を行い、次に宣言したオブジェクト変数に、オブジェクトの
参照を割り当てる処理が必要になります。ここでは宣言と同時に
新規オブジェクトへ参照を代入しています。
● サンプル ●
Private Sub 登録_Click()
Dim cn As ADODB.Connection
Dim rs As New ADODB.Recordset
Set cn = CurrentProject.Connection
rs.Open "商品テーブル",cn,adOpenKeyset,adLockOptimistic,adCmdTableDirect
rs.AddNew
rs("商品名") = Me![商品名]
rs("単価") = Me![単価]
rs.Update
rs.Close
Set rs = Nothing
cn.Close
Set cn = Nothing
End Sub
■■ 注意 ■■
Visual BasicでADOを利用するためにはデータベースにADOのライブラリーを
追加する必要があります。
Visual Basic Editorを起動してメニューバーの「ツール」-「参照設定」を
選択し、「参照可能なライブラリファイル」の中に、
Microsoft ActiveX DataObjects 2.1 Library にチェックがついている
ことを確認してください。
通常 Access2000で新規作成すると上記ライブラリを含めた4つのライブラリが
チェックされています。
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